中学卒業程度で洋書が読めるようになるソフィーメソッドの大切な要素となる「ナナメ読み(トップダウンリーディング)」。これまで学校などで英語を読んできた単語を調べて、一語一句和訳をして、、、という方法と全く逆の方法なので、初めはむずかしく感じる方が少なくありません。このページではその「ナナメ読み」の手順を詳しくご紹介します。
まずは本全体の感じをつかみましょう。
表紙&裏表紙を見る
表紙ではタイトルと著者名、そして、推薦の言葉や「これは〇〇の本」のような本の内容の説明などが書いてありますので、まずここを見ましょう。 裏表紙にはサマリーや著者の紹介、推薦文などがあります。こちらにも目を通します。
目次を見る
目次は超!!!重要です。全体がどんな構成になっているかを確認するために、必ず目を通しましょう。ノートやホワイトボードなどにマインドマップを書いたりすると、より全体像がわかり◎です。 そして、気になったチャプターがあればそこをパラパラっと見てみましょう。 この段階では「読む」というよりも、「見る」という感じです。
次に、今週のパートの範囲を読んでいきます。
見出しを見る
見出し部分を探して、ポンポンとその他の部分は飛ばして見ていきます。見出しを見ていくことでおおよその内容をつかむことができます。
図や表を見る
図や表は文字を読まなくても直感的に理解できますので、読むときの大きなサポートになります。こんなことが書いてあるのかなーと想像しながら見ていきます。
箇条書きのところ、イタリック体・太字に注目
・(ブレットポイント)や、1.2.、、、のように箇条書きになっているところは重要な部分がまとめて書いてあります。また、イタリック体(斜めになっている文字)や太字部分も重要なキーフレーズやキーワードであることが多いので確認していきます。
講義シートの抜粋部分を読む
講義シートの抜粋部分を読むことで、今週のポイントを確認することができます。
さらに読み込むときには、次のような順番で読みます。
チャプターの最初の段落と最後の段落を読む
英語の文章では最初と最後に結論やまとめが書いてあることが多いので、先に目を通しておくとよいでしょう。また、チャプターの最後には次のチャプターにつながる話や、説明が書かれていることもありますので、確認しておくとつながりがわかりやすくなります。
段落の最初の文を読む
段落の最初の文をポンポンと読んでいきます。こうすることで、そのチャプターに出てくる話の流れがつかみやすくなります。
ナナメ読みを繰り返し行いましょう。
2回目、3回目のナナメ読みの時には、1回目に読んで気になった部分などを詳しく読み込みます。こうすることで1回目はわからなかったところがだんだんわかるようになり、理解が深まります。