【開催レポート】2024/7/13(土)第1回ソフィー・ダイアローグ@恵比寿校、開催しました!(通学コース恵比寿校・現オンライン開講)

こんにちは。ソフィー・ジ・アカデミーの渡辺です。2024/7/13(土)は、岡山県在住の講師・木島さんをお迎えして、恵比寿校にて「ソフィー・ダイアローグ『もっと英語を使う人になろう』~元英語が話せない帰国子女・木島さんに真似ぶ英語学習」を開催しました。

前日まで雨が降っていたものの、当日は梅雨の晴れ間となり暑い1日でした。午前中は、通常はオンライン開講しているクラスを教室開講に変更し、せっかくなので講師の木島さんには午前クラスからご参加いただきました。朝から1日、ソフィーDayとなった方もいらっしゃり、充実した連休の初日となった様子でした。

それでは、当日の様子をお伝えしたいと思います!

10:30-12:30 恵比寿校にて教室通学クラスを開講

イベント当日の午前iClassは、恵比寿校の教室通学クラスへと変更し、教室にてクラスを開講しました。教室でのクラスは、2023年10月から定期的に開講し、現在は月2回開講しています。頻繁に教室通学クラスへ参加してくださっている方もいますし、都合の合う時にご参加くださる方もいらっしゃいます。そうした方も増え、今回は教室通学クラスへの参加が初めて、という方はいらっしゃいませんでした。皆さん、慣れた様子でクラスにご参加されていました。

いつも通り、クラスの最後にお一人ずつ行動発表いただいている時に、お一人の方が「本日の雑感もシェアしていいですか」とのことで、気づいたことをシェアしてくださいました。その方は、教室通学クラスに長らく通っていらした方で、クラス中の講義音声を聞く時間などに、タブレットでPDFに書き込みしている方がいらっしゃって、とても新鮮だったとのこと。

確かにおっしゃる通り、2020年にオンラインクラスに移行する前は、資料もすべて紙で配布していましたし、全員手書きでメモを取っていらっしゃいました。手書きの良さも勿論ありますので、状況に応じて、皆さん手書きにしたり、様々なデバイスを使い分ける時代になっているのだなぁと思います。オンライン会議ツールが普及したことで、色んな変化が起きています。学びのスタイルも少しずつ変化していることを改めて感じました。

クラスの邪魔にならないように、グループでマスターマインディングしている時の様子をパシャリ。教室が長方形なので、全員は写っていませんが、皆さん楽しく話されていました。オンラインと実際会うのとは、それぞれ良さがありますが、実際に会ってするマスターマインディングは広がりが出る感じがあります。

さて、楽しいクラスの時間を終え、パクパクっとお昼ご飯を食べます。木島さんは、ソフィーが入っているビルの1階のスープカレー屋さんの「牛すじカレー」がお気に入り。テイクアウトで注文して、教室で堪能されていました。恵比寿校に来た際にはチェックしてみてくださいね。

13:30 ソフィー・ダイアローグ準備開始!

13:30になると、スタッフの西さん・丹羽さんが到着。暑い中歩いてきた二人も、少し涼んでから、準備スタートです。掃除や飲み物の用意、椅子や机の移動、プロジェクターの準備などをしていきます。今回は、木島さんのお話をメインに進めていくので、会場はスクール形式にしてみました。

また、今後より改善していくため及び、サービス向上のために、スタッフ・講師共有用として録画もすることにしました。恵比寿校での、こうした大掛かり?なイベントは久しぶりですので、事前に機器のチェックも行いながら当日に向けて準備をしていました。

14:45 開場

開場とともに、続々と参加者の皆さんが到着されました。暑い日にいらしていただき嬉しい限りです。長岡校から友美さんが、夏用のコーヒー豆を送ってくれましたので、午後はそのコーヒー豆でコーヒーを淹れてみました。味の違いに気づいた方はいらっしゃったかな?

午前クラスも参加されていた方は、どこかでランチをして戻っていらっしゃいました。恵比寿は色んなお店がありますから、開拓してみるのも面白いと思います。渋谷方面、代官山方面、恵比寿方面とエリアも色々と行けますよ。山種美術館の方面へ行ってみた、とおっしゃる方もいらっしゃいました。坂を上ることになるので、暑い中すごい!と思いました。

講師の木島さんからは、岡山土産をいただきました。また、鳥取に行かれた生徒さんからのお土産も。お蔭様でお菓子コーナーが充実。生徒さんが「ソフィーに来ると各国や各地のお菓子を楽しめますね」とおっしゃっていましたが、本当にそうなのですよね。皆さん、アクティブな方ばかりで方々に行かれていらっしゃることがお土産コーナーからも見て取れます。

15:00 ソフィー・ダイアローグいよいよスタート!

開始時間になり、ソフィー・ダイアローグスタート!です。まずは、英語に関する悩みなどを書き出しシェアする時間を取りました。オンラインクラスでは、進行の関係上、洋書テキストに関係すること以外をゆっくりとお話する時間を取ることが難しいのですよね。こうした時間でお一人お一人困っていることや英語学習の悩みなどを共有することで、お互いに力になれることがありますし、他の人のシェアで視点の転換が起こることもありますので、今回のイベントでもグループマスターマインディングの時間を沢山とりました。

そして、今回のタイトルにも入っている「英語を使う人」について深めていく時間を取ります。英語を使う人ってどんな人?英語を学ぶ人とどう違うのか?さて、どう違うと思いますか?

ソフィーのHPや、ソフィー新聞のバックナンバーに「「英語を使う人」というアイデンティティ」という記事がありますが、こちらに詳しく書かれていますので、皆さんに目を通していただき、マスターマインディングしました。

Be:どう在るか・メンタリティ、Do:どんな行動をするか、Have:何を得るか、といった3つに分けて考えた時に、Have-Do-Beの順番ではなくBe-Do-Haveの順番を意識しよう、というもの。Beより先にHaveに目が行きがちだけれどBeを最初に意識していこう、「英語を使う人」がどんなあり方、メンタリティをもっており、どんなアイデンティティなのかにフォーカスしてみよう、というメッセージです。ソフィーのクラスに参加していると、自然にこのアイデンティティになっていくのですが、何が起こっているのかを頭で理解することも大切です。

シェアの時間では「家族の一人が、中学英語の単語だけしか知らなくても、話したい!という思いや、相手への興味をもっていれば通じる、と言っているが、まさにBe-Do-Haveを体現していると思う」「正しい英語や表現を話さないといけない、と恐れをもってしまっているが、英語を話す機会を、さまざまな場で作るということが大事なんだと感じた」といったお話をされていた方もいらっしゃり、少しずつBe-Do-Haveの考え方への理解が深まっている様子を感じました。

木島さんとダイアローグ(英語との関わりや挫折)

いよいよ、本日のメイン!木島さんのお話を聞く時間です。メインゲストの木島さんのご紹介がだいぶ遅くなってしまいましたが、「今日は赤裸々に語りますよ!いいこと話そうとかではなく、クラスの時には話しきれないことを話したいと思います」と挨拶くださり、聞いている皆さんの期待感も高まったように感じられました。

まずは、改めて木島さんの自己紹介をしていただきました。木島さんの経歴その他は、講師紹介ページでも公開していますが、人に歴史あり。数行の中には語りきれないことも勿論沢山あります。今回は、幼少の頃からの英語との関わり、成功体験、オランダへのMBA留学に至る道、その後のキャリアチェンジ、アカデミックな現場での英語との付き合い方、英語を使ったボランティア活動に携わっていることなど、たっぷりお話いただきました。

また、こうしたプロセスをうかがっていると、輝かしいように聞こえますが、もちろん挫折もあったとのことで赤裸々に語っていただきました。帰国子女なのに英語が話せないことへの焦り、留学準備中に周囲から反対を受けたり、留学先で授業がさっぱり分からないという苦労、アカデミックな領域へのキャリアチェンジをしたもののビジネス現場とは違った英語の使い方で分からなかったことばかり、といったお話も聞かせていただきました。心にグッときますし、こうしたお話をお聞きするからこそ、何が大切でどんなBeでいるといいのか、といったことも考えさせられますね。その後、グループでマスターマインディングもしました。

質疑応答タイムでは、「留学先で授業が聞き取れない時もあったと思うが、どのように乗り越えたのですか?」「本を全部読まなくていいという話があったが、読んでないところが気になることはなかったですか?」「留学中の授業でネイティブに勝てないという発言があったけれど、どうやったら勝てた、もしくは、どうして学び続けられたのですか?」などなど、本当に様々な質問が出ました。皆さんが木島さんのお話に真剣に耳を傾け、自分のこれからにヒントになることを木島さんから聞きたい、という気持ちをバシバシと感じました。

木島さんとダイアローグ(英語学習Tips)

今度は、挫折も感じながらもその時々に応じた学習や必要な情報を収集してコツコツと続けていらした木島さんにとって、有効だった英語学習や、テキスト、時間の使い方、英語でのコミュニケーションを取る際に心がけていることなど、少しTipsに寄ったお話をしていただきました。Be-Do-HaveのDoやHaveの部分ですね。

日本人が不得意なパーティートークの場面では、コミュニケーションをポストイットのようなものと捉える、ポストイットコミュニケーションの考え方をスタンフォードで学んだそうです。声をかけた相手にポストイットを貼るように軽い会話をして、そのポストイットを剥がして、また別の人のところに行く、といったやり方だそうですが、この考え方を知ったことでコミュニケーションを取ることがとても楽になったとのこと。その他にも、都度必要な場面での定型句のようなものは本を買って覚えてしまうようにして、伝えたい事や本題に集中できるよう準備をなさったとのこと。英語を使って本当に伝えたいことにフォーカスしていることが、「英語を使う人」のBeを感じさせます。

木島さんのお話を受けて、グループでマスターマインディング。そして、また質疑応答タイムです。「新しいチャレンジをすると負荷がかかって、分からないことが多くて嫌になったり、ストレスを感じると思うのですが、どんな工夫や意識をされているのですか?」といった、次のステップでお話する内容の先取りのような質問もいただきました。今回のイベントは、質問タイムを合間合間に挟んだこともあり、こうした先取り質問を沢山いただきました。皆さんの知りたい気持ちが高まっていることや、そのお答えを次のお話でお伝えできるといったことに、なんとも流れのようなものを感じました。

最後に:木島さんよりメッセージ

そして、最後に、木島さんから皆さんに向けてメッセージをいただきました。「英語学習ってしんどいですよね。僕も、通訳を頼まれて頭痛が激しくなってできなくなったことや、上達しているかどうか分からない、準備して臨んだTOEFLの点数が悪かったこともありました。そういった状況を支えたものは志でした。自分が何のために英語を勉強しているのか、というところに立ち返る時間を持つようにしていました。」実際に、木島さんが志を思い出せるようにどんな工夫をしていたか、といったお話も一緒にしてくださいました。

これぞBeというお話でもありました。英語を使うということは、コンフォートゾーンを広げていくということでもあるのかもしれません。その根底にある自分の思いを大切に、前進しようとする皆さんへのエールのように聞こえました。以前ソフィーのクラスでマスターマインディングしている時に、飛行機は離陸時にかかる圧力はとても強いけれど、飛行が安定してしまえばそうでもなくなる、といった話になったことがありました。コンフォートゾーンを広げていく時にかかる負荷のお話を聞きながら、この離陸時の圧力の話を思い出していました。

行動発表タイム!

あっという間に、ソフィー・ダイアローグの時間も終了が近づき、今日の木島さんのお話を聞いた上での、アクションプランを考えて発表しました。皆さん、こんな行動や目標を決めていらっしゃいました。

  • 自分が目指す”英語を使う人”の像を具体的に考えてみる!そのうえでマインドを持つ!
  • 自分の環境の中で英語を使える場面を整理してみる
  • 東京外国語大学言語モジュールでイギリス英語を学ぶ
  • 毎日英語にふれる。志のイメージを部屋の目のつくところに貼る
  • 次のチャレンジへの気持ち、ゆるがない!志を持つ。
  • 自分は英語を使うことで何がしたいのか?どうなりたいのか書き出す。今日の話をMindmapで整理する。
  • 時間枠(小・中・長)に応じて、英語に触れる/学習することを決める。志に関連する写真を机の前に貼ってみる
  • 英語をツールとして使うように意識する。楽しく英語を身につけていく。

感想をいただきました

参加した方からは、下記のようなご感想をいただきました。

  • 自分が英語や英語を使って何かをすることに対してどう考えているかを認識し、今後何を考えていったらいいかが明確になった。
  • マスターマインディングすることで解釈に幅が出てよかった。質問についてもこちらの意図を汲んでいただき知りたいことを答えていただけた。
  • 志がすばらしいと感じました。成功体験だけでなく失敗体験も聞けたのがよかったです。
  • 期待以上に色々なお話をうかがえて良かったです。英語にもっと触れようと思いました。
  • 英語だけでなく、新しい事へチャレンジする事へのモチベーションになりました。私のロールモデルのお一人が木島さんです!!
  • 志・試行錯誤・日々の取り組み(努力)が大切だと感じました。素晴らしく心揺さぶられる話をありがとうございました。
  • とても良かった。志を持つこと、それに向けて準備することの大切さに気づいた。
  • 活躍している人、前を向いて頑張っている人のお話は本当に心打たれます。私なりに、できることから頑張りたいと思いました。

このイベントをお勧めする人

参加した方からは、今回の「ソフィー・ダイアローグ」がどんな人にお勧めか聞いてみました。こんな方にお勧めだそうです!

  • 英語ができるようになりたくて頑張りたいけれど、壁にぶつかったことがあるすべての人
  • 英語学習を継続(中断)している人
  • 留学したい人、英語を使う人
  • 毎日の目標を見失っている方
  • 英語を話す事にためらいがある方は、ぜひ参考にしていただいたらいいかなと思います!
  • 英語学習及び活用で悩んでいる全ての方へ
  • 英語が苦手だと思っている人、何かを始めたい人
  • 英語の学習に悩んでいる人だけでなく、人生に悩んでいる人にもお勧めだと思います

イベントの帰り道にお話した方は「英語だけでなく、人生の先輩からお話を聞けたこともとても貴重でした!」とおっしゃっていました。英語を使うということは、人生を変える(もしくは、変わる)ことなのかもしれません。英語のみならず、有意義な時間となったことがとても嬉しいです。

18:00 終了後は懇親会へ

終了後は、恵比寿近辺の居酒屋で、懇親会を開催しました。参加は任意だったのですが、ほぼ全員参加。また、イベントは参加できないけれど懇親会だけでも!と参加してくださった講師の方もいました。

お互いの夢を応援するようなやり取りがあったり、海外の同じ国に旅行をしているという共通点があった方もいらっしゃったり、講師の木島さんに引き続き質問をしている方がいらしたり。

普段オンラインでお話している方が、こうして直接顔を合わせて、楽しそうにお話している姿は本当に見ていて嬉しい気持ちになります。途中席替えもして、できるだけ多くの方とお話していただけるようにしました。

ソフィーでは、「学び」は個人の中で起こるのではなく「関係」の中に起こると考えています。こうした時間にもその関係性は育まれ、自然に学びが起こっているのだと思います。

次回イベントは8/3(土)英会話初心者のための「英語でマスターマインディング・ワークショップ!」@オンライン開催

次回は、オンライン開催イベントです!

ソフィーのsClass(洋書を読んで英語でシェアするクラス)へ参加したいけど迷われている方や、英語で話したいけれど自信がない、という方に。

以前、ソフィーのクラスで読んだ洋書テキストを用意して参加いただき、sClassのプチ体験のようなことをしていただける場になっています。このワークショップに参加してから、sClassへ定期的に参加するようになった方もいらっしゃいます。

話すという形で英語を使い、もっと英語を使う人になっていきましょう!是非ふるってご参加ください。

イベント詳細は下記ページをご覧ください。

オンライン開催:2024/8/3(土)英会話初心者のための「英語でマスターマインディング・ワークショップ!」(通学コース恵比寿校・現オンライン開講)

ご参加お待ちしています!

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