こんにちは。ソフィー・ジ・アカデミーの渡辺です。2023/8/5(土)は、オンラインにて、初心者sClassリニューアル版の実験クラスを開催しました。
ソフィー通学コースには、クラスが2種類あり、洋書を読んで日本語でシェアをするiClassと、洋書を読んで英語でシェアするsClassがあります。sClassは、参加へのハードルを感じる方も多く、初めてsClassに参加する方のために「初心者sClass」を設置したのが2017年5月。6年ほど前です。けれど、クラス冒頭に緊張をほぐすような内容はありつつも、ぶっちゃけほとんど内容はsClassと同じでした(ごめんなさい!)。
そこで、もう少し、sClass参加へ向けてのステップとなるような内容にするべく、リニューアルすることにし、まずは生徒の皆さんにフィードバックをいただくために、実験クラスを開催することにしたのです。sClassの内容も今の状態になる前に、実験クラスを開催したのですが、ソフィーは実験を繰り返しながら、参加者の皆さんと一緒につくり改良してきている過去があるのです。今回も同じくまずは実験です。
クラスで使用する資料を郵送にてお送りするため、開催1週間ほど前に申込を締め切りましたが、関心を寄せてくださる方も多く、賑やかな時間となりました!
それでは、当日の様子をお伝えしたいと思います!
14:30スタート!
ソフィーの午後クラスは14:30開始。本イベントも同じく14:30開始です。
時間より少し前に、参加者の皆さんがオンラインルームに入っていらっしゃいました。今回は、講師の方もお二人ご参加くださいました。生徒の皆さんがどんなところでつまずいているか、どんなサポートがあるとsClassに参加しやすいか、英語で話すことに関してどんなニーズがあるか、などを実際に感じて探りたい、とのこと。お気持ちが嬉しいですね。
クラス開始と共に、今回の実験クラスの進め方、通常クラスとの違いについて簡単に説明をしました。皆さん、「うんうん」と聞いてくださいました。
今回参加の皆さんには、クラス中に読む洋書テキストとして、過去にクラスで読んだものを選んで用意していただきました。以前読んだ本でも、今このタイミングで読みたい、英語で話すならこの本だ、などなど、選ぶまでにいろんな心の動きがあったことでしょう。
クラス冒頭は、この洋書テキストを選んだ理由と、今回の実験クラスへの参加の理由、この二つをまずは英語でシェアいただきましたよ。ソフィーのsClassでは、どんどん自分の言いたいこと、感じていること、思っていることなどを英語でお話しいただきます。
洋書テキストを読み、話したいことを書き出す
最初のアウトプットが終わり、洋書テキストを読む時間。こちらはいつものクラスと同じ調子ですね。ただ、今回は、過去に読んだ洋書テキストをご用意いただいていますから、その本の中で読みたい箇所を探したり、今日はどんなことを知りたいか、を考えながら読んでいきます。
画面の向こうで、きっと皆さん集中して読んでいたことと思います。
読んだ内容を英語で話すとなると、必然的に集中力がアップします。論理的な言語である英語は、話すときに頭の中が整理されていないと、なかなかうまく話せません。なので、集中して読むことになるのですよね。
洋書テキストを読むステップが終わり、マスターマインディングのステップに入っていきますが、その前に、話したいことをワークシートに書き出してもらいました。たとえば、自分がどんな洋書テキストの、どんな章を読んでいるかや、どんなことを知りたいか、そしてどんな発見があったかなどです。この書き出すステップが、今回のリニューアル版のポイント!です。
英語でマスターマインディング!
書き出したら、グループでマスターマインディング(ソフィーメソッドの一つ、建設的な対話という意味です)の時間です。
自分が読んでいる章の内容の説明、今回自分が知りたいこと、なぜそのことが知りたいのか、そしてどんな発見があったのか。小グループで和気あいあいと話していきます。事前に書き出したことで、以前よりスムースに話せる方がいらしたり、逆に書いたことを読み上げる形になる方もいたり、と人それぞれ。
それでも、これまでクラスに参加されていた時よりも、滑らかに話される方が多かったのは印象的でした。書き出すことは、頭の整理にもつながりますし、自分が言いたいことが何なのかがクリアになります。シンプルですが、なかなかパワフル。
その後、いつものクラスと同じように、洋書テキストを読むステップと、グループでマスターマインディングするステップを交互に進めながら、理解を深めていきました。毎回、マスターマインディングをする前に、ワークシートに書き出す時間も取りました。
あっという間に、クラスが終わりを迎え、行動を一人ずつ発表しました。皆さんの行動発表を聞いていると、今日の実験クラスで学んだことの深さが感じられます。
質問タイム!
クラスの最後に、全員で集まり一人ずつシェアする行動発表タイムをいつもより早めに行い、クラス終了時間まで15分を残した形となりました。ここから15分ほどは、質問タイムです。こちらも実験クラスでの試み。
「あの時、こう言いたかった」「あの言葉の意味が分からなかった」など、質問しそびれてしまったことを、この時間を使って質問できるようにしました。
お一人の生徒さんが”Rejection Proof”という拒絶される耐性をつくろう!という本を読まれていて、他の方から、「この本を読んでみて、拒絶されることに対する抵抗は無くなりましたか?」と質問を受けたことに関して、「いやー、やっぱり嫌ですね」と英語で言いたかった、とのこと。
この「いやー、やっぱり嫌ですね」を英語でなんといったらいいのか?という質問をいただきました。
この質問に対して、講師・スタッフ、参加されている生徒さんで一緒に考えていきます。日本語も同じですが、1つの正解があるわけではなく、いろんな言い方が可能です。講師の方の答えだけでも、3~4つほど言い方がありました。
なるほどー、そういう言い方をすればいいのか。そんな言い方もできるんだ。とみんなの学びへと変わっていきます。
そして、講師の方よりアドバイスもありました。自分自身でどんな言い方をするといいのかを考えたり、探ることもとても重要だということ。誰かに質問して答えを得るのは簡単だけれども、そうすると自分で言い方を考えるプロセスが失われてしまう。実際に、自分が英語を話す場面では、その時に知っている単語や言い回しで、何かしら応対をする必要があります。だから、どんな言い方をしたらいいか、自分自身で考えることも大切ですよ、と。
今回、いろんな言い方ができることが分かった上で、自分自身で考えるということも是非やってみていただきたいと思いました。
放課後タイムで、改善点などを話し合う
16:30にクラスが終了し、そこからは放課後タイム。お時間の許す方は残っていただき、いろんな意見交換をしました。ソフィーの面白いところは、こうして参加される生徒さんと、講師・スタッフとで一緒に創り上げること。他の英語スクールと違うところなんじゃないかな、と思います。
ソフィーらしさを大切にしながら、クラスの効果もアップさせたい。そして、楽しくクラスに参加したい、クラスを有意義な時間にしたい。そうした皆さんの思いが重なり合い、熱い語り合いの時間となりました。
早速、第2回開催日も決定しましたし、次回に向けての改善案も出ました。
感想いただきました
参加した方からは、下記のようなご感想をいただきました。
- 良かったです。読んで、書いて、話せて、頭をたくさん使うことができました。
- メモシートで事前に整理できるのはとても良かったです(予習としても使えそうです)。
- 何を話せば良いのか、Masterminding Memo Sheetが良き相棒となりました。
- 頭の回路をできるだけ英語にすることと、伝えたいことをポイントを押さえつつも思い切って絞って、それを英語で伝えることがいいのかなと。うまく英語にできなくてもそれを悩まず、頭を柔軟に切り替えながら参加することで、Sクラスに参加する価値が高まると感じました。
- メモシートのおかげで、何を言えばいいのかが明確になり、話がスムーズに進んだ。
後日談として、今回の英語で話す実験クラスにご参加いただいた方が、iClass(洋書を読んで日本語でシェアクラス)に参加した際にもワークシートを活用し、「書き出してみることで、話しやすくなりました!」とおっしゃっていました。書き出すことは、考えをまとめるのに本当に有効なのだと実感します。
次回は、同じく初心者sClassリニューアル実験、9/16(土)@オンライン開催!
次回も、初心者sClassリニューアル実験を行います。第2回の開催です!
ソフィーのsClass(英語で話すクラス)への参加をためらっている方、英語で話すことに自信が持てない方など、おすすめです。
リニューアル中の初心者sClass実験!です。sClassへの足掛かりにもなりますし、是非気軽にご参加いただければと思います。
英語を話せるようになりたい方、sClassに参加したことがあるけれどもう少し力がついてからと思っている方など、是非ご参加いただき、クラスの進め方などのフィードバックをいただければと思います。
イベント詳細は下記ページをご覧ください。
オンライン開催:2023/9/16(土)第2回初心者sClassリニューアル版・実験クラス(通学コース恵比寿校・現オンライン開講)
ご参加お待ちしています!