こんにちは、ソフィー・ジ・アカデミーの西です。1/23(日)に、通信コースで「学習ステップスを使って一緒に読もう!オンライン学習会」を行いました。この開催レポートではその様子と、洋書が読みづらく感じたときのおすすめの行動をご紹介します!
今回はスタッフ2名を含めた7名で学習会を行いました。読まれていた洋書テキストはこちらです:
“Made to Stick”【コミュニケーション学202】
“Playing to Win”【戦略学】
“Option B”【回復力学】
“The Presentation Secrets of Steve Jobs”【プレゼンテーション学】
“Daring Greatly”【ヴァルネラビリティ学】
“The Power of Less”【能率向上学】
“The Story Factor”【コミュニケーション学203】
オンライン学習会は、各自で洋書を読む時間が大半を占めますが、最後に少しだけ、本の内容を全員で話します。「色々なタイプの本がある」ということをお互いに知ることができるのは、いいものだなと改めて感じていました。
「なんかこの本、読みづらい・・・」
洋書を何冊か読んでいると、読み始めてすぐに「なんかこの本、読みづらいかも…」と感じる一冊に出会ったことがあるかもしれません。この「読みづらさ」は本当に不思議なほど、ひとそれぞれです。同じ本について「これまでで一番読みやすい本だった!」という方と、「この本なんだか読みづらくて…読み切れるかな…」という方が居るくらい、読みやすさ、読みづらさは人によって異なるようです。
しかもこの読みやすさ、読みづらさは、英語の難易度や、読み手の英語のレベルとはあまり関係が無いように思います。では、読みやすさを左右する要素はどんなものがあるのでしょうか。
色々なタイプの洋書
洋書のタイプの違いを表現しようと思うと、思いつくだけでも、このようないくつかの要素があります。洋書を数冊読んでいくと、このような違いは、特に意識していなくても感覚としてわかるかもしれません。
★ここに示したそれぞれの度合いは、わたしの主観であり、かつラインナップ内での相対的な度合いなので、あくまでイメージ図です。色んなタイプがあるな、ということが伝わると嬉しいです。
洋書を読むとき、そしてその前段階としてどの本を読むか選ぶとき、こんな風にそれぞれの洋書の特徴や違いを捉えてみると、それだけで少しその本のことが分かり、新しいタイプの本にも親しみやすくなると思います。『洋書コンシェルジュサービス』では、そんなお話もしながら洋書テキストの相談をしていきますので、ご興味があればぜひご活用ください。
「なんか読みづらい」という本に出会ったときの、おすすめの行動
自分にとって読みづらい一冊に出会うことは、「洋書選びに失敗した!」ということでは決してありません。読みこなせる本のタイプが広がっていくチャンスです。「この本は私には難しすぎたかな…?」と考えずに、改めて新しいタイプの本との向き合い方を考えてみましょう。具体的には、こんな行動はいかがでしょうか。
① 色んなタイプの本があることを知る、楽しむ
このブログを読み、いろんなタイプの本があるんだなということが頭の片隅に残れば、もうほとんど怖いものはありません◎「ああ、これはこういうタイプの本なのかな、わかるわかる。」と思えるだけで、読みこなせる洋書の数はきっと格段に増えます。
「このタイプの本は、はじめてだけれど、まあ楽しんでみよう」と、壁を取っ払って接してみましょう。このマインドの部分は、次の「脳の変化」を助けるうえでも、とても大切です。
② 寝て、待つ
新しいタイプの本に戸惑いながらも、楽しんで寝て待つことができれば、2-3週間で慣れて、これまでの本とそれほど変わらずに読めるようになるはずです。逆に言うと、まったく新しいタイプの本と1日で仲良くなることは、やっぱり難しいと思います。脳は少しずつ変化していくからです。
脳の海馬という部分は、寝ている間に、その日に集めた知識や情報を整理し、どの情報を定着させるか、忘れるかという取捨選択を行っています。また、脳は入ってきた情報同士を結び付け、因果関係などの一連のストーリーとして成立させるということも、寝ている間にひそかにおこなっているそうです。すごいことですね。ソフィー・メソッドでは、これを『カレーライス効果』と呼んでいます。脳を、知識を、寝かせて学ぶ。
「この本は読みづらいな、難しいな、嫌だな」と日々ストレスに感じていると、その情報まで脳に刷り込まれてしまいます。「洋書=難しい!」という思考回路が強化されてしまうので、ここは要注意です。
ソフィー・メソッド『カレーライス効果』の使い方は、こちらのページでも詳しく紹介しています。
洋書を「眠っている間」に読むための3ステップ:「カレーライス効果」を使え!
③ いつもの読み方を、少しだけ変えてみる
読みづらさを感じるときは、普段の読み方に加えて、ちょっとした変化も試してみてください。
- 箇条書きでノートを書く ➡ マインドマップを描いてみる
- チャプターのはじめから読む ➡ 後ろから読んでみる
- デスクで読む ➡ ベッドやソファーに寝転がって読んでみる
- 関連するテーマの日本語の本を読む ➡ 関連するテーマの動画をYouTubeでみてみる
- わかったことをノートに書く ➡ 洋書を読んでいることを誰かに話してみる
「寝転がって読んでみる」は、手っ取り早くできる実験で、個人的には一番おすすめです。そのくらいリラックスして本を開くと、いつもと違う発見があるかもしれません。
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色々な特徴を持った人がいるのと同じように、洋書にも色々なタイプ・特徴があります。そして対人関係においても、相手の特徴を知って向き合うことが大切なように、洋書もその本の特徴を分かったうえで、仲良くなろう!と歩み寄ることが大事なのかもしれませんね。これからも色々な洋書との出会いを楽しんでいきましょう(^^)