こんにちは。ソフィー・ジ・アカデミーの渡辺です。2023/2/11(土)は、英会話のためのメンタルトレーニングワークショップを開催しました。このワークショップは、2013年に開催してから不定期で開催している定番ワークショップです。
ワークショップの性質上、リアル開催でないと実施が難しいので、ここ数年は開催していませんでしたが、少しずつリアルでのイベントも開催し始めていたことと、本ワークショップに参加いただくことで良い変化を感じてくださる方がいらっしゃることを感じていたので、今回開催に至りました。
本当は、2022年の秋に開催予定でしたが、私の体調不良で延期させていただき、3ヶ月お待ちいただきましたが開催できました。延期になったことも、皆さんとても快く受け入れてくださり、感謝しきりでした。
それでは、当日の様子をお伝えしたいと思います!
(写真撮影時のみマスクを取れる方には取っていただきました。)
英語で話す時に、恥ずかしい感覚や緊張を感じることはありませんか?
今回のワークショップはご案内の時に、「英語で話す際に恥ずかしい感覚があったり、緊張してしまう」という方にオススメとお伝えしていました。そういう感覚ってありませんか?
私自身は過去にそういった感覚がありました。もう随分前のことです。学長の三浦に声をかけてもらって、来日された外国人作家の方のアテンドを一緒にする機会がありました。観光といえば浅草、出版社の方も一緒にみんなで浅草を訪れ、のんびり歩きながら観光をしていました。
その時に、外国人作家の奥様から「ネイルをしたいんだけど」と話しかけられ、たまたま目の前のビルにネイルのお店が入っているのを見つけたので、そのことを学長の三浦に伝えたのですが、「直接、教えてあげたら?」と言われ、「えー!」と緊張と恥ずかしさを感じながらしどろもどろになりながら、不完全な英語で話したことがありました。
当時は、ソフィーのクラスも今のような形でなく英語で話すsClassも存在していませんでした。私自身も英語を聞いたり読んだりはできるものの、話すことは慣れておらず、うまく口から出てこなかった時期でした。英語で話すことは、ある種の筋トレのようなものなので、筋肉がついていないと言葉が口をついて出てこないといったことはありますが、それに加えて気持ちの面でのハードルもあったのですね。
さて、私に一体何が起こっていたのでしょうか。このワークショップでお伝えしていることがその答えになりますが、それは最後にお伝えするとして、ワークショップ開始です。
緊張、恥ずかしいあるあるを共有
今回のワークショップは、私と同じような場面を経験されている方には、まさにうってつけ。参加された方には、まずは英語で話した際に緊張や恥ずかしさを感じた体験についてお話しいただきました。
自己紹介と共に、過去の体験を思い出しながらお話いただいたのですが、最初は少し恥ずかしそうにお話いただいた方も多く、場のエネルギーは少し低めでした。そして、皆さん、体験とそこから来る尻込みする気持ちを克服したい!鍛えたい!とソフィーにしては珍しくマッチョなオープニングになりました。
ワークショップ内容として、そこまでビシバシとしたものではないので、皆さんの期待に添えるか少しハラハラしましたが、ワークショップが終わった時には気持ちの変化を感じて穏やかな顔になられていた方も多く、ホッとしました。
ワーク開始
お一人ずつ、緊張や恥ずかしさを感じた場面を思い出して共有ができたので、今度は2人1組になってワーク開始です。今回はNLPのワークを使用しました。NLPは実践的心理学で、ソフィーの洋書テキストとしても扱っています。心理的な問題を解決したり、可能性を引き出すワークが沢山あり、1人でも複数人でも活用できるのです。
緊張や恥ずかしさを感じた場面を思い出し、自分と相手の立場や気持ちになってみます。自分の頭の中に閉じ込めている記憶を、目の前に外在化し、それぞれの立場や気持ちをゆっくり感じてみることで、その時は必死で見えていなかったことや感じられていなかった相手の気持ちなどが感じられるようになります。
アクションプランを考えました
さあ、自分自身のワークをしたら、今度は組んだ相手のワークのサポートをします。お互いにサポートし合うことでの気づきもありました。組んだ相手の変化を感じて、感動していた方もいましたし、自分のワークで気づけなかったことを相手のワークを見ていて気づいた方なども。これぞ、グループで学ぶ良さですし、お互いをサポートする良さですね。
ワークから気づきを得た後で、ソフィーでお伝えしている英会話がうまくなるテクニックもお伝えし、アクションプランを考えました。
さて、メンタルトレーニングの効果はどうだったのでしょうか。お一人お一人、今後に向けての行動を決めました。
以下が、皆さんの決めた行動の一部です。
- 週明けに部下にシェアする
- 相手の会話のペースに引っ張られ過ぎた時は、一旦深呼吸して自分の中を”リセット”する
- 以前行っていた語学カフェに行ってみる!!
- 英語で笑顔であいさつをする。コミュニケーションの基本から始める
- “会話をしている”ことを意識する。会話が止まったときに言えるフレーズを準備しておく
- 相手の立場・文化をもっと理解して事前準備を行う
- Why?と聞いて、コミュニケーションをする、を心がけようと思います。
- 英語を発してみることをやってみる!!
ワークショップ開始時の「克服する!」モードが緩んだ感じが伝わってきます。お一人お一人すぐにできる簡単な一歩が決まったことが伝わってきて嬉しい気持ちになります。
感想いただきました
終了後、感想をいただきました。お一人ずつ状況は違いますが、それでも英語で話す際に構えてしまう感じが薄れたことが伝わってきます。
- たのしかった。英語はコミュニケーションの手段。何か言わなきゃ何も伝わらない。
- 自分の中での変化も感じられたのですが、それ以上に他の参加者の方の気づきを伺えたことで、自分の中でも更に気づき、感じ方に影響を貰えたように感じました。
- 英語で話すことや、まわりの視線にとらわれすぎて、本質を忘れていた事に気づきました。
- 英語を話すことを目的にしてしまっていることに気づくことができました。
- 「英会話」と、かまえてしまうのではなく、相手とのキャッチボールを楽しむことに重点を置くと、勉強方法も変わってくるように感じました。”矢印の向き”にも注意して過ごしたいです。
- 英会話のためだけではなく、仕事でも必要なポジションチェンジプロセスを学べ、とても楽しかったです。
- 海外でも、やりすごしてきて困らないし、困ってもないが、やはり英会話できた方が世界が広がると思った。
- 英語に対する根本的な自分のスタンスが明確になっておもしろかったです。
意識の矢印のを相手に向けてみよう!
上記、感想の中で”矢印の向き”という言葉が出てきていますが、詳しくはソフィーのこちらの記事をお読みいただくとより深く理解いただけます。
冒頭の部分でお話しした私に起こっていたことも、まさにこのこと。私は「自分が正しい英語を話せているだろうか」とか、言いたいことがあっても英語がうまく口から出てこない恥ずかしさを感じて、意識の向きが「自分向き」になっていたのですね。
今でも、時々「自分向き」になっていることを感じることがありますが、まずは気づけていることが大事です。気づいたら、その意識の向きをどこにするかを選ぶことができるからです。つい先日、来日された外国人の方を観光案内することがありましたが、大半の時間は意識が「相手向き」になっていることを感じましたが、少しだけ「自分向き」になっている時もありました。でも、冒頭の頃とはだいぶ変わったなぁ~と思います。
この意識の向きを「相手向き」にするだけで、スムースに英語が出てくるようになります。もちろん、それとは別に、言いたいことを英語で言うための文章組み立てなども必要ではありますが、気持ち面のハードルはこのことを意識するだけで随分下がります。是非、実践してみてくださいね!
(写真撮影時のみマスクを取れる方には取っていただきました。)
ワークショップ終了後の交流タイム!
終了後は、皆さんから頂いたお菓子を食べながら、いろんな話に花が咲きます。この日はバレンタインデーが近かったこともあり、バラエティに富んだチョコのお菓子をいただくことになりました。
次に読む洋書テキストを選ぶ方や、普段オンラインクラスで会っているものの、リアルで会ったことが無い方とお話をされたり、思い思いに過ごされていました。イベントは夕方に終わりましたが、気がついたら、外が暗くなっていました。
リアルでお話しするって、やっぱり楽しいですね(^^)
次は、5/27(土)リアル開催「ウォーキングブッククラブ@新宿御苑」を開催します!
次回は、季節のいい時期に外に飛び出します。恒例で好評のイベント、ウォーキングブッククラブ@新宿御苑です!
新緑の季節に、緑の中で公園を歩きながら洋書テキストの話をする、心と体の健康にもとても良いイベント。過去に読んだ洋書テキストを1冊選んでお持ちいただきますが、以前読んだ洋書を振り返るとても良い機会でもあります。
普段オンラインでしか会ったことの無い方とリアルで会う機会でもあります。イベント前後の雑談も楽しみにいらしてください。
イベント詳細はこちらのページをご覧ください。
ご参加お待ちしています!