生徒インタビュー:ソフィーのクラスは、一緒に学ぶ人がいることで刺激になるし、いい意味での強制力がかかる

各地のおいしいもの、驚きの食との出会いをきっかけに、創業100年以上(大正以前)のお店を訪問し、お店の情報、食を通した文化や歴史などを「老舗食堂」というブログで発信している相川 知輝さんにインタビューしました。相川さんはソフィー恵比寿校の生徒で、ソフィーのクラスで洋書を読み、学んだことをブログの内容に活用したところツイッターの反応が上がるなど、おもしろい変化があって、英語+アルファの効果を感じているとのことです。

そういうものが残る世界と残らない世界だったら、残る世界のほうが豊かだなと。

-なぜ老舗食堂の活動を始めようと思ったのですか?
もともと食は大好きだったんですが、出張などで地方に行った時に、聞いたこともない料理、これまで全く知らなかった食に出会う機会があって。こんな食べ物があったんだ!という発見が結構あったんですね。
-そうなんですね。
はい。でも、そういうお店はほとんど宣伝もしていないですし、地元の人以外には知られていない。食べログみたいなものにも、ほとんど出てこない。もちろん、検索をかける言葉としても思いつくことはないんですよね。
-新潟の「のっぺ」みたいに。
そうです、そうです。
「のっぺ」とかはテレビ出てたりすると知ることはできますが、そういった地元の食べ物は老舗で扱っていることが多いので、老舗に向かうようになってきました。
もう一つ老舗を周り始めたきっかけは、老舗がニュースになる時って、お店が廃業する時だったりすることが多いからなんです。創業100何年の歴史が惜しまれつつ閉店。最終日は長蛇の列に・・・みたいなニュースで知るとか。
-なるほど。
このまま知られずにいたら、もしかしたら20−30年後にはなくなって
しまうかもしれない。そしたらもったいないなと思って。 そういうものが残る世界と残らない世界だったら、残る世界のほうが豊かだなと。そう思ってはじめたのが老舗食堂のブログでした。

よくわからなかったけど、何か成果があるのだろうと思って飛び込んでみました

-ソフィーを始めようと思ったきっかけは何でしたか?

留学をしていたので、ある程度英語はできたのですが、もうひとつレベルアップしたいと言うか。そのためには、読むことがいいんじゃないかと思ったんです。
ソフィーの体験会では正直、これで本当にできるようになるのかよくわからなかったのですが、現に続けている生徒がいるわけだから、何か成果があるのだろうと思って、飛び込んでみました。
-しばらく続けてみていかがですか?
英語を読むということについては、洋書を読んで何かしらそれについて、クラスの中で他の生徒とシェアするので、話す内容を探しながら集中して読みますね。ただ読むだけだとあまり記憶に残らなかったりするんですが、人に話すと覚えていますし、内容を把握するのも上手になってくるような気がします。あと伝える力も。
-ソフィーでは最後に洋書テキストから学んだ内容をもとに行動を決めて次のクラスまでにやってくる、ということがありますが、行動に関してはいかがですか?
行動を決めることもそうですし、次のクラスでみんなに報告をするので、何かやることを決める、プラス実行する必要があります。これが僕にはとても価値のあることだと思っています。
ソフィーに入る前は、実は何かコミュニティに入ろうと思っていたんです。一緒に学ぶ人がいることで刺激になるし、いい意味での強制力がかかる方が自分には合っていると感じていたからです。
一人でやっていると誰にも強制されないので、行動に移すのがなかなかむずかしいかったりしますが、ソフィーの「読む→シェアする→行動を決める」のステップはちょうどよい強制力があって、次のクラスの前までになんとか実行しようとするんですよね。

ツイッターがバズったりしました。

-行動してみたことでどんな変化がありましたか?
“Made to Stick”という、相手の記憶に残りやすいメッセージの伝え方についてのテキストを使って、老舗食堂のブログの文章の書き方を変えてみました。
たとえば、「相手がイメージしやすい具体的なメッセージ」というところから、老舗の件数は、マクドナルドの3倍、老舗の件数は、セブンイレブンと同じぐらい、といったイメージしやすい数で例えるという伝え方をしてみたり、 「相手が想像していないような、意外なメッセージ」というところから、織田信長が好きだったおまんじゅう屋さんとか、かっぱ巻きの元祖を生んだ方が実はまだご健在、といったツイートをしてみたら、ツイッターがバズったりしました。https://twitter.com/shinisetv/status/1178666243470921728
ーすぐに効果があったのですね。
そうなんです。
ほかにも”My Life in Advertising”という約100年前に書かれた広告の父と呼ばれる人が書いた本、これはちょっと古いので人を選ぶ本なのですが、この冒頭に「2倍働いたら、2倍成果が出る」という、言ってみれば精神論なのですが、これをそのまま記事の更新を2倍にする、としてみたら、2倍まではいきませんでしたが、数字はかなり伸びた、ということなんかもありました。
-おもしろいですね。
はい。
時々行動することが見つからなくて困ることもあるのですが 何でもいいから、とにかく自分のやりたいことと無理やりにでも結びつけてみると 案外よかったりするんですよね。

英語での発信も増やしつつ

-今後やっていきたいことなど、なにか考えていることはありますか?
ソフィーのテキストの内容と、コミュニティのほどよい強制力を使いつつ、老舗食堂からまたいろいろ発信していきたいと思っています。直近での目標は、本の出版、テレビ出演など。
-いいですね。
おいしいもの、珍しいもの、ということでもおもしろいのですが、 なんでここにこんなものが?というものもあったりして、 なぜが分かったときがすごく楽しいんですよね。
たとえば新潟なんかは老舗の洋食屋さんがすごく多いんですが、 それは新潟が開港港だったことと、相対的に戦争の被害が少なかったからじゃないかとか、 歴史や文化を調べていくと、とても興味深いことがわかって。 そういうときは、すごくわくわくします。
-老舗食堂のブログを拝見して、そういうエピソードも知ってからお店を訪れたりお食事をいただいたりしたら、もっと楽しめるなと思いました。
老舗食堂を通して、そういう発見なども伝えていけたらと思っています。 日本人にはもちろん海外の人にも知ってもらいたいので 英語での発信も増やしつつ、おもしろくて豊かな知られざる日本を 紹介していきたいですね。
-これからの活動も楽しみです!今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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