通信コース学生 Naomiさんへのインタビュー

会社員、1児の母。2006年11月、ソフィー英語大学 洋書学部 WEBキャンパスに入学。会社で人材育成の担当になったのをきっかけに、洋書から学び、仕事や生活に応用させるようになる。「英語の勉強」ではなく、新しい刺激や知識を得るためにソフィーを活用している。最近、人のつながり、楽しく働くことなどに、とても興味がある。


聞き手はNPO法人あっとほーむ代表の小栗ショウコさんです。それではどうぞ!

きっかけ

ソフィーをはじめたのは、いつですか?
今年の1月からです。
2007年の1月。では、はじめたきっかけは何ですか?
あっとほーむのホームページからリンクがはられていたからなんです。
えーっ!そうだったんですか。
はい。去年の11月ごろ、小栗さんのブログにソフィーのリンクが貼られているのを見て。
それがきっかけだったんですね。
実は、その前にもソフィーのホームページを見たことがあったんです。
そうなんですか。
英語の勉強をするツールを探していてソフィーのホームページへ。
英語の勉強。
はい。でもその時は、今は合わないな、と思ってそのままになっていました。
じゃあ、なぜ今回はソフィーがヒットしたんですか?
ちょうど、会社で人材育成の担当をしていて、リーダーシップや人材育成に関連する本をたくさん読み始めたんです
人材育成。
はい。でも、翻訳本はイマイチだったり
翻訳って当たりはずれがありますよね。
そう。それに何冊か読むうちに書かれていることが同じようなことだったりして、行き詰まりを感じるようになりました。
なるほど。
そうした仕事のネタを探していくうち、いろいろな分野に興味を持つようになって、英語そのもの、というよりは、いろいろな知識や刺激を得るためにソフィーをはじめてみようかな、と思ったんです。
英語の勉強じゃなくて
そう。それで、英語もできたら一石二鳥かな、と。
あ、それいいですね。一石二鳥って。
英語、ではヒットしなかったんですが、じつは。
うふふ
ソフィーのシステムや扱っている素材にフォーカスしたらヒットしたので、すぐに入学の申し込みをしました。

洋書が届いて一瞬後悔

実際にはじめてみてどうでしたか?
ソフィーのシステムは3ヶ月で1冊洋書を読むようになっていて
3ヶ月ごとなんですね。
はい。私は11月に申し込んだので、正規講義の開始が1月からでした。
正規の講義がはじまるまで待っているんですか?
オリエンテーション講義というのがあって、正規講義がはじまるまで間がある人には、その本が送られてきます。
読んでみてどうでした?
読んだときは、やっぱり英語で読むのは大変!ちょっと失敗かも!と一瞬、後悔しました(笑)。
うふふ。
一応、CDとかの講義セットと一緒に本が届くんですが、これから3ヶ月で1冊読んでいくのか、と思うと不安でした。
正規講義が始まってみてどうでしたか?
私はナポレオン・ヒルの”Think & Grow Rich” が1冊目の本でした。
有名な本ですよね。
この本は日本語では持っていたんですが、
私も日本語で読みました。『思考は現実化する』ですよね。
そうです。でも、日本語の方は半分くらいしか読んでなくて。
半分?
なぜ半分しか読まなかったかというと、怪しげ、だったから(笑)。
怪しげ(笑)。でも、たしかにそういう感じもあるかも。
世界中のビジネスマンの愛読書とか、成功する人はみんな読んでいる、みたいに書いてあったので、そうかと思って読んでみたんですよ。
そういうふうに、書いてありますね。
読んでいて、確かにふーん、そうか、と思うことが書いてあるんだけど、心に響かないというか。
あー。
なんでこんなに世界で読まれ続けているのか、というのが正直言ってよくわからなかったです。
うーん。
でも、新しい本が始まる前に、ソフィーから本についての説明というか、次の本はこういう本ですよ、というお知らせがくるのですが、そこには原書で読むと、心に響くんだ、ということが書いてありました。
へーえ。
だから、原書で読むことに期待をもったんですよ。
なるほど。
それと、全部は読んでいないけど、日本語で少し読んだことがある、知っている本だということで、少し安心感もありました。

読み始めてみると意外といい

講義の内容はどんな感じなんですか
最初に本が送られてきます。そして、あとから講義セットがきます。
講義セット。
はい。講義セットには学習ステップス、それから本の中に出てくる単語がリストアップしてあって、日本語訳がついている単語シートと、その発音が聞ける単語CDが入っています。それと学長が内容を解説した講義シートとCDです。
本が来てどんな感じがしましたか。
日本語で読んでいたとはいえ、本の厚さにおどろきました。分厚くて。
じゃあ読み始めてみてはどうでしたか。
はじめに感じたことは、あー、やっぱり日本語の翻訳で読むのと、原書を読むのとはゼンゼン違うんだな、ということです。
へーえ。
これは続けるのに値するな、と思いました。
1冊目で原書との違いが感じられたってすごいですね。
もし”Think & Grow Rich”を翻訳本で読んでいなかったら、実感するのにもっと時間がかかったかもしれません。
なるほど。
はじめの段階でソフィーメソッドのいくつかを実感することができたのがよかったですね。そして、翻訳本を読んだときはなんとなく敬遠していたのが、ナポレオン・ヒル、意外といいじゃん、って思いました。

レポートの達成感

3ヶ月で1冊読むんですよね。
そうです。3ヶ月で1冊。
じゃあ、1月から3月まで読んだんですね、1冊目は。
そうですね。
読み終わるとどうなるんですか。
1冊読み終わるとレポートの提出というのがあります。
レポート。
これは日本語でいいんですけど、ソフィーでは行動する実践するということを大切にしていていて、読んだ感想、読んで実践したこと、取り組んでみたことなどをレポートに書きます。
そうですか。
私の場合は、ナポレオン・ヒルの本のはじめに自分がやりたいことをはっきりさせるというのがあったのですが、そんなこと言われたって、自分のやりたいこととか、ビジョンって何???という感じでつまづきました。
そうですか。
それでコーチをつけてみようかな、とかいろいろ考えたり。あと、本の中に出てくるマスターマインディングなどは、会社で実際にミーティングで使ってみたり。こういう実践したことをいくつかレポートに書くことができました。
レポートを書くときはどうでしたか?
とりあえず必死、という感じでした(笑)。でも、これまでは通信教育は長続きしない、というのが私の経歴だったんですが、ひとつレポートを提出できた!という成果があげられました。
レポートを書いてみてどうでしたか?
本を読んで感想を書く、なんてことは大人になったらしませんよね。だから1冊読んで、この本から何を学んだか、とかしみじみ考えてみることもなければ、<そもそも本を読むときに、何かを学ぼうという意識で読むことってあまりなく、ちょっと仕事とかに生かせればいいかな、という程度。
そうですね。
3ヵ月後に振り返って何かを書く、ということがあると、ちゃんとメモも残すし、書き終えた後にひとつの達成感と、じっくり読んだな、という感じが得られました。
満足感。
そうですね。満足感が結構ありましたね。

一冊目から二冊目へ

全部読めましたか?
微妙です(笑)
3ヶ月で、そんな厚い本が読めたんですか?
うーん。微妙です(笑)一応、最後まで読めたけど、1冊読み終えてみて、全部読めたか、というと微妙。
微妙、なんですね。
毎週メールで送られてくるポイントとなる部分の訳と解説、行動のヒントが書いてあるウィークリーレクチャーっていうのがあるんです。それと、学長が本の内容を解説している講義CD。そういうもので解説されている部分は重点的に読むので、そこは確実に理解できていると思います。
なるほど。
読み飛ばしている部分もあるし、自分が何%理解できたのか、っていうのは、よくわからないんですね。
何をもって100%というか、ということですもんね。
はい。でも、自分の中で満足感は得られたかな、と思います。
全部読めたとか、100%理解できた、ということよりも、自分に必要なことが得られるということが大切ですよね。
はい。でも、まだわかっていないところとかもあるので、ナポレオン・ヒルの本は、もうちょっとしたらもう一回読みたいなと思っています。
1月から3月まで、ナポレオン・ヒルを読んだんですよね。
そうです。
そうしたら次の本が始まるまで1ヶ月くらい間があるんですか。
前の本が読み終わる前に、次の本の案内がきます。4月のあたまから次の本が読めるように、3月の終わりころには送られてきました。
少し早くくるんですね。。
私はレポートを書くために、レポート提出期限ぎりぎりまで、ナポレオン・ヒルを読んでいました。だから、次の本を読み始めたのは4月に入ってから10日くらいたってからでした。
本はみんな同じ本を読むんですか。
私の場合は、4月から6月は、”Leadership and the New Science”という、科学、量子力学とリーダーシップを関連させたような本でした。

そこまではみんな同じ本を読んでいました。

そうですか。
次の本、7月からは2冊から選択するようになりました。
選べるようになったんですね。
私は前の本”Leadership and the New Science”の内容に近い方の本を選びました。

読んだことをどう生かすか

今、3冊目を読んでいるんですよね。
はい、そうです。
今、続いている理由って何ですか?
本から得ていること、役に立っていることがたくさんあるからです。
具体的に言うと?
私、レポートとか、仕事なんかでもたいしたことないことを結構がんばって書くのが得意なんですけど、あ、そんなこと言うと次のレポートの点が下がっちゃうかな!
あははは。
書いている以上に感覚的に身についたことが多いというか。
たとえば?
たとえば、2冊目に読んだ本 ”Leadership and the New Science” はカオス、混沌とした状態から新しいものが生まれる、という内容で、混沌とした状態がなければ、新しいものは生まれてこないよ、という。
へーえ。
ちょうどその本を読んでいるとき、会社がどん底だったんです。どうするんだろう、この先、という感じで。
何か問題があったんですか?
それまで、同じメンバーで仕事をしてきたところに新しい人が入ってきて、全然考え方も違う人たちだったんですね。だから全然まとまらなくて、すごく苦労していたんです。でも、本を読んでいく中で、そんな状況も、なんか、いいことじゃない、混沌も意外といいじゃない、って受け入れられるようになったんです。
ふーん。
そういう考え方ができたのはとてもよかったです。
そうやって自分の生活や仕事と照らし合わせることができるのは、ただ読んでいるから、ではないですよね。やっぱり、読みながら考えさせるスタイルになっているからでしょうか。
そうですね。自分の生活とかに、どう生かすかを今まで以上に意識しながら読んでいると思います。今、読んでいるところは自分の何に当てはまるのか、ということを結構考えながら読んでいますね。
読むときの意識が違うんですね。
はい。それとレポートは単位がもらえて、提出は必須ではないんですけど、読み始める時点から3ヶ月後にレポートを書く、という目標があると、読んだことをどう生かすか、そういう意識がより高くなるし、現実とマッチしやすいですね。

苦労したこと

苦労したことは何ですか?
苦労したこと、、、一番は英語かな?ははは。それから、今、読んでいる本 ”Leadership and the New Science” の科学っぽいところ。
へーえ。
なんか、なじみのない単語とか
うーん。
単語の意味が全部わかっても、内容がわからないとか。
本を2冊から選ぶといっても、普段自分が選ばないような本の場合もあるわけですよね。
そうですね。
新しい世界がありますよね。
はい。 “Leadership〜”の本には量子力学の話がたくさん出てくるんですが、リーダーシップと量子力学なんて、ふつう一緒に考えないですよね。それに、自分の生活の中に量子力学なんて出てきたことがないし。
そりゃ、そうですよねえ。
私、一応、理科系だったんですけど、物理はあまり好きじゃなかったし、一切関わらないようにしてきたんですね。そういう領域だっただけに、最初は意味がわからない。言葉だけじゃなく、考え方というか、理論が出てきて。それってたぶん、日本語で読んでもわからない。
なんか、それが苦労した、と言いつつ、楽しそうに話してますね。
まあ、でも、やっぱり楽しいんですよ。
やっぱり。
でも、これで知らなかったら一生、量子力学の世界に触れることもなかったと思いますね。
そうですね。カオスなんて、何よそれ、っていう感じですもんね。
はい。
言葉は知っていますけどね。
でも、意外と役に立つことがあるんですよ。
たとえば?
そうですね。たとえば、会社でよく面倒を見てくれている上司が物理出身の人で、そういう物理とか、つっこんだ話しをする人なんですが、今までは、その人がそういう話をしていても適当に聞き流していたんですが、そういう話にいろいろ対抗できるようになってきました。

成長したこと

はじめる前と比べて、成長したことはなんですか?
1冊目に読んだナポレオン・ヒルの影響もあると思うけど、自分が何をしたいのかを意識するようになりましたね。それから自分がどうしたいのかとかそれに何がどうつながるかということも。
深いですね。
仕事もそうだし、普段の生活でも、そういうことを意識するようになりました。
大きいですね。1冊の本から。
はい。それから、他の人に対しても、たとえば同じ仕事をしている人にも、そういう質問をしている気がします。
質問。
はい。ソフィーから送られてくるメールや、講義CDなどの教材に質問がたくさん出てくるんですね。
どんな質問ですか。
本に出てくる内容などについて、あなたはどう思いますか、というような。
ただ本の内容を説明するだけじゃないんですね。
そういう質問がいっぱい出てくるんです。
へーえ。
そういう質問がなかったら、自分に質問するなんてことはあまりないんですが、そうやって、たくさん質問されるようになったので、自分にも他の人にもたくさん質問するようになった気がします。
しかも、核心をついたような。
そうそう。時には核心をつきすぎてよくないこともあるんですが。ふだんあまりいろいろ考えていないような人に、突然そういう質問をすると怒っちゃうことがあったりして。
そんな人、いるんですね。
はい。いますね。だから、時と場合に気をつけようと。

英語についての成長

英語についても、成長したな、というところはありますか?
そうですね。私の会社は英語を使って仕事をしている人もいたりして、環境としてはあるんです。
Naomiさん自身は英語を使った仕事ではないんですね。
はい。ただ、今まではあえて英語に関わることをしようと思わなかったというか、見ないようにしていたというか。それがソフィーで英語を読む習慣がついてくると仕事で、たとえば英語の資料なんかが回ってきたときにあれ?結構わかるじゃんと気がついたりして。
そうなんですか。
はい。あまり意識はしていなかったんですけど、気がつくとそういうことが起こっていて、あ、英語力みたいのもついているんだなと感じています。
自然とそういう力がついていったんですね。
英語に対する抵抗感はなくなったと思います。
通信講座は続けていくのが大変というイメージがあるんですがどんなふうに勉強しているんですか。
やはり、一人でやっていると行き詰ったりするのでいっしょに読もう!(現・いっしょにやってみよう!)のコーナーを結構活用させてもらってます。あとは、気がついたこととかをソフィーにメールしたり。ソフィーの活用方法も進化してきました。

これから洋書を読む人へ

では最後に、これから洋書を読みたいと思っている人にメッセージをお願いします。
そうですね。100%読もうと思わないことですね。1ヵ所でもわかればラッキーという感じで。英語の本というと一語一句訳すクセがついてしまってわからないところとかあるとストレスになるんですよ。
私もそれで英語がきらいになりました。
でも、考えてみれば日本語の本でも100%理解してぜんぶ覚えているっていうことはないですよね。1冊からひとつでも役に立つヒントがあったらそれだけですごい収穫じゃないですか。
そうですね。
ソフィーのやり方でやっていくとそういう読み方が身についてくると思います。
英語が読めるようになるというのは1つの過程に過ぎないんですね。
そうなんです。
今回はいろいろお話聞かせていただいてありがとうございました。
いえ、こちらこそありがとうございました。
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