ソフィー・ジ・アカデミー恵比寿校講師の渡辺絵梨と一緒に最先端の脳科学を実生活やビジネスに応用するためのノウハウがぎっしり詰まった大作”Evolve Your Brain”を読んでいくブログです。この本を読めばあなたも自分の脳みそを意識的に進化させていくことができるようになるはずです。
“Evolve Your Brain”について
脳に関する研究は多くの人が興味を持っています。そしてそれに関する書籍もたくさんでています。それらの数冊を手に取って読んでみたことがある方もいらっしゃるでしょう。「でも、言っていることが難しくて理解できない。」「その研究成果が自分の生活にどう役立つのかわからない。」読んでみてそういう印象をもったことも多いのではないでしょうか?そんな方にオススメしたいのがこの本。「脳科学の知識をどう実生活に役立てるか」という視点で書かれています。日本ではまだほとんど知られていない、脳についての最先端の知識をあなたやあなたのまわりの人たちの能力向上にすぐに役立てることができます。
2008/04/12(土) どっかで見たことある?
もう1冊の課題本「Evolve Your Brain: The Science of Changing Your Mind」もスタートです。この本は、ソフィーに流れるQuantumの流れに乗っかってますね。この本の表紙、どっかで見たことあるな〜、って何となく思ってました。気のせいかな?なんて思ってたけど、その疑問は突然解決しました。
ある日、恵比寿キャンパスの本棚から何気なく手にした本をパラパラとめくってたんです。そしたら、なんと!この本の表紙がおっきく載ってるではないですか!気づきました??言わずと知れた(笑)、この本です。
一番後ろのページ。ほんとに何となくの記憶だったけど、気のせいなんかじゃなかった。サブリミナル効果でしょうか?早くも脳の力を感じてます(笑)
2008/04/14(月) リアクタンスUP!
さてさて、早速、ざーっとナナメ読みしてみました。手に取ってみた感じは、分厚い!ナナメ読みした感じは、難しそう!しかも、字も詰まっててボリューム満点!3拍子揃ってしまいましたよー( ̄ー ̄;) いきなり打ちひしがれましたが(笑)、でも!!!そんな中でもexcitingな発見が!
本を開いて、数ページ目の、タイトルページの裏。なんと、この本、出版されたのは2007年。まだ去年の話です。ということは、日本で手にしてる人はかなり少ないでしょう!そして、とっても新しい情報!うわー、エキサイティング☆
こんな風に、心理的リアクタンスを使うと効果的にモチベーションを上げられますね。そして、Joe Dispenzaがこの本の出版に際して行った2007年のオーストラリアでの講演の様子を動画で発見!
画面に映ったその本、今、私の手元にもありますよー!と心の中で叫んでました(笑)
2008/04/16(水) 計り知れない可能性
Chapter1をちょっと読み始めたら、うわー、どうなっちゃうの?と思い、ずんずん読んでしまいました。このJoe Dispenzaの体験は壮絶ですね。突然の事故、脊椎の複雑骨折。医者から手術を勧められるも断り、催眠、瞑想などにより自己治癒。それも数週間で・・・。この本の最初の方に、診断や治癒のためにこの本を使わないで、って書いてあったけど、納得。そのやり方で治るなら私も!って思っちゃうかもだけど(?)、実践するには様々な専門知識が必要なのでしょう。それよりむしろ、肉体や脳や人間の計り知れない可能性に釘付けです。
the brain possesses elasticity, an ability to shut down old pathways of thought and form new ones, at any ages, at any time.
(29ページ)
何歳になっても、いつでも、脳は進化する。新しい考えや回路を形づくって進化していく。脳も生き物!そう捉えるとしっくりくる。脳に関するどんな新しい世界がこれから展開されていくのか一人胸を躍らせてしまいました☆
2008/04/24(木) 脳と健康
つづいて、Chapter2「On the Back of Giant」。読んでみました。いやー、これまた面白いです。42ページから始まる、Coincedence#2 の話。考えから感情・感覚が起こったり、その感情・感覚から、また考えが起こるサイクル。またそれらは体にも大きな影響を起こしてること。
最近、こんな本を読んでいたんですが、『いのちの輝き』同じようなことが書いてあって、そのシンクロ具合にびっくりしました。
Evolove Your BrainのChapter1にも、Spontaneous healingなんて言葉が出てきてましたが、この本の中には、想念や呼吸、態度などが体に影響を与えることや、からだが自然に治る力を持っているといったことが書いてありました。面白いほどかぶってます・・・。
この本は、現代西洋医学(アロパシー)とは違って、自然治癒力を最優先するオステオパシーという治療法について書かれた本で、体や健康について色々書かれていました。脳については触れてないけれど、脳と健康も実は関係あるのでは?!なんて思いを巡らしてしまいました。
2008/04/26(土) BrainとMind
引き続き、Chapter2です。61ページ辺りを読んでたんですが、こんなことが書いてありました。
In order for the mind to exist, then, the brain must be alive. The brain is, therefore, not the mind;
brainは、mindではない。
According to our working neuroscientific definition, the mind, then, is not the brain. (中略) Essentially, the mind is the brain, animated. Without the brain, there is no mind.
mindは、brain。うーん、うーん。。どういうことだ??つまり、brainはmindではないけど、mindはbrainがないと存在できない・・・。更に読んでたら、この関係に関する記述が。
Mind is a working brain, a brain in action.
(69ページ)
なるほどー。でも、なんか分かったような分からないような。うー、何か良い例えが見つかったら分かりそうな気がするんだけど。ちょっと気持ち悪い状態です・・・(+_+)
【おまけ】
4/14にJoe Dispenzaの動画を紹介しましたが、今度は、Quantum Factorという番組の中でのインタビューの動画を発見したので紹介します!前回のものより長く、Joe Dispenzaさんの話が聞けます!
2008/04/28(月) びっくりな脳
気を取り直して、Chapter4を読んでみました。いやー、脳のそれぞれの箇所について詳しく書いてある!扁桃体、松果体とか、日本語にしてみても知らないことだらけ。それを知るのも面白いし、何より、脳の中にはこれだけ沢山の部分があって、それぞれ担う役割があるって、本当に脳ってすごい!!
the human brain is six times larger, relative to body size, than that of any other living mammal, with exception of dolphins.
(103ページ)
それだけでなく、体に対する脳の比率が、人間は他の哺乳類のなんと6倍!!いっぱい分かれてるのもすごいし、他の動物の6倍ってのもびっくり。これって、脳を成長させることが、人類の進化や繁栄にとって、とても重要だったってことですよね。脳には、色んな秘密が隠されているに違いない!
【おまけ】
Chapter1でよく出てきていた、Ramthaの「White Book」。気になったので検索してみたら、Amazonにありました。「White Book」本の中にも書かれたけど、ほんと、表紙にタイトルがないんですね〜〜そして、筆者も通ってたRamthaの学校。調べたら日本のホームページ日本のホームページもありました。お、おもしろそう・・・
2008/06/15(日) 脳と遺伝
大分空いてしまいました(>_<) 2ヶ月目に入って、脳の機能の説明から、色々と身近に生かせそうな内容へと変わってきて楽しくなってきました!Chapter5、「Hardwirede by nature,changeable by nurture。私たちの脳が、種として持っているもの、遺伝的に持っているもの、などについて書かれているところがあって、面白いと思ったのがここ。学長の講義CDの中でも取り上げられていました。
Some reseachers state that inherited genetic synaptic connections account for only 50 percent of our personality traits. We inherit our parents’ knowledge, thought patterns, and feelings as a foundation for who we become. But that is only 50 percent of who we are.
(166ページ)
研究者たちによると、親などから受ける遺伝的な要素。例えば、知識、考え方、感情などは50%らしいんです。ここの文章には、たった50%、と書いてありますが、この部分は、他のスタッフや学生の方でも色んな見方がありました。
(つづく)
2008/06/16(月) 貧乏は遺伝するか?
遺伝するのは、たったの50%か、それとも50%も!なのか。どっちとも取れますね〜この部分などを使いながら、スタッフの、りこさんは「貧乏は遺伝するか!?」という事を考えて、色々とシェアしてくれました。もしも、自分は貧乏だと思っている人がいて、「うちは貧乏だ・・・。」と毎日思い、そこから発する考えや現実を経験し、きっと人間関係も含めてそういった環境に囲まれているわけです。恐らく、脳の中にもそういう回路が出来ているんだと思います。名づけて『貧乏回路』?!(笑)そんな親のもとに生まれた子どもはどうなるか?遺伝するのか?
(つづく)
2008/06/17(火) あなたならどうしますか?
6/15に引用した箇所から考察すると、親の考えなどが全くもって遺伝しないのならいいけれど、50%遺伝するのなら、約50%の『貧乏回路』を持って生まれてくることになります。あらら。それは大変!生れ落ちた子どもから見たら、たった50%なのだから、自分で変えていこう!新しい考え方を選択していこう!と考えられます。
けれど、親の立場であれば、産んだときから、子どもの脳に50%の『貧乏回路』を仕込んでしまうわけです。これは、どうしたもんでしょう?どうせなら、楽しく幸せになれる回路を入れておいてあげたいな。と、私は思いました。あなたは、どうしたいですか?
2008/06/18(水) ヘッブの法則(1)
Chapter6「Neuroplasticity」。ここで紹介されていた、ヘッブの法則。
Eventually, neurons that fire together, will wire together. 〜 Hebb’s model.
(184ページ)
これは、とっても使える!と思いました。先日見たテレビ番組も、あっ、これヘッブの法則を使ってる!って思ったんです。それは、早起きに関してのこと。ある早起きが苦手な人が、会社の中で部署異動があって、勉強しなきゃいけなくなったんだけど、早朝しか時間が無い!ということに気づいたんです。さぁ、大変。早起きも苦手だし、その勉強だって辛い。で、その人は、子どもの頃に父親がしていたある行動を思い出して、そこにヒントを見つけ出します。
(つづく)
2008/06/19(木) ヘッブの法則(2)
その人が子どもの頃、父親が早起きをしていた日がありました。そして、早く起きた日は、お母さんが甘いものを出して、それを食べていたんです。そこで、その人はピン!と来て、自分もやってみよう!と思いました。楽しみである「甘いもの」を前日の晩に用意しておいて、朝起きたら食べるようにする!ということ。早速、実行してみると、はじめは大変だった早起きが、徐々に楽しくなってきたんです。しばらくしてから、朝に、自分の趣味であるジョギングも始めたりと、かれこれ2年も早起きが続いているとのこと。なんと、とってもシンプル!
(つづく)
2008/06/20(金) ヘッブの法則(3)
そして、これが、まさにヘッブの法則。同時に発火したニューロンは、その結び付きが強くなる。早起きと、楽しみなスイーツ。この2つを同時にしていたら、早起きも楽しみになったわけです。これって、シンプルだけどすごいことですよね!自分が苦手と思ってることや、ちょっと腰が重くなってることは、楽しいことと一緒にする。大好きな音楽をかけて。お気に入りの飲み物片手に。趣味の何かといっしょに・・・。すぐにできそう!
ちなみに、紹介した番組はこちら。「楽しいこととセットにすれば起きられる」このコーナー以外でも、結構面白い番組です!NHK教育テレビ「めざせ!会社の星」
2008/06/23(月) DoingからBeingへ
Chapter7、「Putting knowledge and experienceinto practice」。この章はまた面白い!ある行動を繰り返し行うことや、新しい体験をすることが、成長を促す物質の分泌に密接に関わっている、というようなことが書かれていました。そして、ここ。
The more we repeatedly think and feel unconciously, the more we become unconscious.
(240ページ)
この文章が面白いなぁ、と思いました。繰り返し考えたり、無意識的に感じたりすることで、どんどん無意識になる。(doing) unconciously が、unconcious になる。つまり Doing → Being になっているわけです。
「○○をする人」から、「○○な人」という変化。繰り返していることがポジティブならとても嬉しい結果だし、ネガティブだとちょっと怖い結果になる。これって、かなりパワフルですよね。更に言うと・・・
(つづく)
【おまけ】
6/16に書いた「貧乏回路」の話。この章の、247ページ真ん中辺りにも載ってましたね〜!思いつきでつけたネーミングの「貧乏回路」。(笑) 本当にできてしまうかも!?
2008/06/24(火) 新しい自分へ
もうちょっと先のページに書かれていたここ。
Our routine thoughts are our most hardwired thoughts because we practice and attend to them so well. They form the basis of what we commonly call the personality.
(243ページ)
つまり、その繰り返し行うことや、ルティーンになっていることが、personalityを作っている。習慣が最終的には、人格へとなっていくわけです。そして、ここからがワクワク!今までの自分は、今までの習慣から形作られているわけだけど、習慣を変えていけば、新しい自分、なりたい自分へとなれるわけです!!5/18の学長のウィークリーレクチャーにも書かれていましたね。
最初は慣れ親しんだ習慣や、それまでと同じ考え方をしてしまうかもしれない。けれど、今は、新しい回路を育てているのだ、と考えて、意識的に新しい方を選択する。この繰り返しが、新しい自分を作っていくのですね。うーん、ワクワク☆
【おまけ】
スタッフのともみさんが紹介してくれた脳に関する本を読んでみました。「元気な脳をとりもどす」脳だって、臓器の一つ。体やココロの元気も大事だけど、脳も大事にしよう!とっても読みやすくてオススメです☆
2008/06/27(金) あなたはサバイバルモード?
Chapter8、「The Chemistry of survival」。サバイバルっていうと、生き死にに関わるような深刻な状態で生き残りをはかる、みたいなイメージ。でも、現代社会では、そこまで深刻な事態って出会わないし、人間にとってのサバイバルの意味が、もう少し変わってきてるみたいです。種の保存や衣食住の確保などは、根本にありながらも、交通渋滞の只中にいる時や、就労トラブル、社会保障への不安など本当に現実的なものも挙げられるとのこと。
our interpretation of external threats or stressors has been changed to meet the demands of our current living situations.
(265ページ)
つまり、現代は、不安やストレスといったものでサバイバルモードになるんですね。
However, at the simplistic level, survival is still survival, and our reaction to external pressures or perils will always be the same.
(265ページ)
けど、要因が変わっても、私たち自身の体や脳の反応は変わらない。そう。ちょっとのストレス、って思ってるようなことが、実はすごい影響を及ぼしていたりします。
(つづく)
【おまけ】
「脳単(のうたん)」恵比寿の学生の方が、ご自分で用意されてました。脳を深く知るのに、とても役立っているそうです!
2008/06/28(土) ストレスがもたらす驚きの影響
ちょっと前の部分に書いてあったけど、サバイバルモードになると、脳の中では、血液が大脳新皮質からmidbrainの方へ動いて、集まっていってしまうそうです。びっくり!これって大変です。だって、一番人間らしい脳の大脳新皮質に血がいかないのだから!
Living in stress is living in survival.(266ページ)
そして、ストレスって思ってても、脳はサバイバルモードになってしまうんですね。がーーーーん!(-_-;)
When we repeatedly place ourselves in a high-stress mode,〜(中略)〜 we engage the body’s emergency response to stress all the time.
(267ページ)
いつもストレス状態だと、 体だってそれに対抗しようと必死!(>_<)
Well, wen we are constantly engaged in the stress response, that intelligence gets silenced.
(267ページ)
考えたり、頭を働かせたりする
こともできなくなっちゃう。
A stressor is anything that disrupts the normal chemical balance of the body.
(267ページ)
ストレスのシンプルな定義。なるほど。ここまで読み進めて、よくないストレスを感じたり、その状態に身を置くことはやめよう!と強く思いました。
【おまけ】
「脳が冴える15の習慣」脳がより活発に働くために、簡単で実行しやすい習慣がたくさん載ってました。こちらもすぐ実行しやすく、オススメです☆
2008/06/29(日) 前頭葉の大好物
Chapter10、「Taking control」。 この章は、読めば読むほど前頭葉の大切さが伝わってきました。
if we can use the frontal lobe and control it, we can know and control ourselves and our future.
(348ページ)
前頭葉をコントロールすることが、自分自身にとって重要。
It(frontal lobe) loves to learn new things and keeps us focused on what’s novel and exciting.
(350ページ)
前頭葉は、新しいことと、エキサイティングなことが大好き!これが大好物ってことですね(笑) 新しいこと、楽しいこと、これはどんどんやったらいいんですね。よーし!なんかワクワクしてきました☆何しようかな??
【おまけ】
右脳と左脳どっちを使っているか?右回りと左回り、どっちに見えるかでチェックできるとのこと。真偽は分からないけど、何かを見るときって、目で見るんではなくて脳で見ているわけですよね。それなら、どっち回りにも見えるはず!と思い、ちょっとチャレンジしてみたら、どっち回りにも見えるようになりました!なんかちょっと嬉しかったりして(^-^) こういうことでも、脳って進化してるのかなぁ〜。だといいな。(笑)
http://jp.youtube.com/watch?v=SFV6h6MXQkI
2008/06/30(月)
「知る」ことのパワー6/29の学長のウィークリーレクチャーで取り上げられていた内容は、私もとっても好きな部分でした。箇所は、436〜437ページ。ここのコラムでは、モネの絵を題材にして、モネに関する情報や、モネの考え方などを知る前と後で、絵の見え方がどう変わるか?ということが書かれています。つまり、知識を入れると、同じ事を体験しても見方や経験が変わるということを説明しているのです。いやー、ほんとそうですね。
「いっしょに読もう!」Naked Economicsの6/30分で、これまでの振り返りをしました。経済に関する知識を得たことで、私自身の世界の見え方が変わったわけです。日々、体験している同じことでも、知識が入ったことで違うものに変化しています。周りは変化していないのに、私の脳が変わり、進化したから、経験することが変わった、というわけです。
これってシンプルだけど、実はすごいことだと思います。事実、私の中で、世界はどんどん変わっているのですから!何かを変えたいとき。作りたいとき。手に入れたいとき。そのために必要な知識を入れることは、とても力強い一歩になるのだと思います。そして、行動も忘れずに!それこそが知恵となり、自分を作るのですから。他のページで紹介されていた図が、知識も行動も重要だと教えてくれています。載せておきますね。
KNOWLEDGE → EXPERIENCE → WISDOM ↓ ↓ ↓ THINKING DOING BEING
Learning knowledge is thinking;
applying knowledge is doing and experiencing. Being able to midfully repeat the excperience is the wisdom of being.
(430ページ)
私もますます脳を進化させたいと思います。ここまで読んでくださってありがとうございました!