こんにちは。ソフィー・ジ・アカデミーの丹羽です。2025/2/15(土)は、オンラインにて、英会話初心者のための「英語でマスターマインディング・ワークショップ」を開催しました。
このワークショップは、2023年にスタートし、不定期に開催しています。ソフィー通学コースのsClass (洋書を読んで英語でシェアするクラス)に興味があるけれど、いきなり参加するのはハードルが高いと感じている方に向けて、sClass参加への足がかりになるイベントとして開催しています。
今回の記事では、ワークショップ当日の様子をお伝えしていきます。
ワークショップ、スタート!
まだまだ寒い2月の中旬、久しぶりの開催となった今回のワークショップ。まず初めに、参加者のみなさんに本日の流れや進め方からご説明しつつ、ワークショップ、スタートです。
ソフィーのクラスでは、洋書テキストの決められた範囲を、一クラス毎に読み進めていきます。ですが、今回は、「これまでクラスで読んだ洋書テキストで、今回読み返したいもの」を選んでご参加いただきます。
英語で読んだ内容のシェアをする時、初めて読む内容を、読んだ直後にまとめて話すのは、なかなか大変な作業です。
一度読んだことのある、読み返したい洋書テキストで参加することで、洋書を読む時間、内容を英語でシェアする時間、それぞれ余裕をもって取り組めます。また自分が関心を持っていて伝えたいと思う内容であれば、シェアするのは日本語でも英語でもやりやすくなります。そして、改めて読み返してみることで、思い出すことや新たな発見があるのも、読み返してみることの醍醐味です。
冒頭ではGood&New(最近あったよかったことや新しい出来事をシェアする時間です)と、今回読む本を選んだ理由などをお聞きします。参加予定の方には、このことを事前にお伝えしてありました。
お一人の方は、事前に準備する時間が取れなかった中で、その場でどの本にしようか慌てて選ばれて、理由もお話しくださりました。時には、こうしてとっさに決めたり考えたりと、アドリブで対応する機会を持つことも、英語で話す力をつける上でとても大切だと感じます。突然の出来事にも、その場で考えてアウトプットをされたこと、素晴らしいなと感じました。
洋書テキストを読み、話したいことを書き出す
ソフィーのクラスは、洋書を読む時間と、内容をシェアする時間を交互に繰り返します。そして、通常のクラスでは、洋書を読む時間のあと、すぐに内容をシェアするマスターマインディングの時間に入ります。ですが、このワークショップでは、シェアの前に、話したいことをワークシートに英語で書き出す時間を取ります。
日本語であれば、とりあえず話し始めても、話せてしまうこともありますが、英語だとなかなかそうはいきません。事前に、読んで考えたこと、言いたいこと、伝えたいことなどを書き出しておくことで、言いたいことがクリアになって、スムーズに内容をシェアする手助けになります。
これは、英語を話すときだけでなく、日本語でも、伝えたいことを整理して、短時間で伝える時に役に立つ方法なんですよね。以前、クラス後の時間で、スタッフが洋書テキストに内容のメモを残していたのを見た生徒さんが、ご自身でもしてみたら、クラスでのシェアがしやすくなった!とおっしゃっていました。
英語でマスターマインディング!&行動発表タイム
次はいよいよ、マスターマインディング(ソフィーメソッドの一つ、建設的な対話という意味です)の時間です。先ほどの時間で書き出したことも参考にしながら、洋書テキストを読んで面白かったことをシェアしていきます。
生徒さんの一人は、最近取り組んでいる中国語学習での習慣づくりに焦点をあてて洋書を読まれていました。中国語の発音をする機会を、習慣づくりを学ぶ洋書を通じて作れたらと、とマスターマインディングの時間でシェアされていました。
その後も、洋書テキストを読むステップと、話したいことを書き出す時間、グループでマスターマインディングする時間を繰り返していきました。参加された生徒さんたちは、久しぶりに読む洋書テキストから学びを得る時間と、英語での内容シェアを楽しまれていました。
そうしてあっという間に最後の行動発表タイム。この時間は、通学コースの生徒さんにとってはお馴染みの時間です。今日読んだ内容、学んだこと、気づいたことから、やってみたい行動を決めていきます。
こうして、洋書を読みながら小さな行動に取り組むことを積み重ねると、大きな変化へと繋がっていきます。また、洋書からインプットした英語や知識が、行動というアウトプットを経ることで自分の中に落とし込まれるのも、大きな効果です。
皆さん、具体的な行動を決めて発表されていました。
質問タイム!
ワークショップ最後の15分は、質問タイム。英語で話した際、「これってどう言えばいいんだろう?」など疑問に感じたことをこの時間で質問できます。
生徒さんの一人は、「いつものクラスではマスターマインディングでグループに分かれた時にまず『お願いします』と挨拶から始めるけれど、今日のワークショップでは『お願いします』にあたる挨拶がなくてびっくりした。英語ではどう言えばいいのでしょうか?」とご質問くださりました。
たしかに、日本語のもつ「曖昧さ」という特性のために、日本語を英語に訳そうとした時に、そのまま直訳しようとするとうまくいかない、ということはよくあります。
いただいたご質問に対して話しあいながら、「日本語(ここでは『お願いします』)で、何を伝えたかったのか、その言葉にどういう意味をこめているかを考えて、その上で訳を考えるのがよさそうですね」という話になりました。そこからさらに話が広がって、「曖昧さゆえに日本語には豊かさがありますね」「日本語のオノマトペの豊富さも素晴らしいですね」など、生徒さんのご質問をきっかけに、英語と日本語の違いについても豊かに話が広がりました。
感想いただきました
ワークショップの最後には、参加してみての感想もお伺いしました。
お一人の方は、いつもの日本語で話すクラスに比べて、脳のCPUをめいっぱい使っていたという感覚があったそうです。また、「話したいことを書く時間があったことで、話すことが思い浮かばなくなることを避けられて役に立ちました」とお話しくださりました。
さらに、今回のワークショップに参加された生徒さんの一人は、後日sClassにもご参加くださりました!
sClassへご参加後は、「やはり英語でシェアするときは頭をフル回転させるので、普段のクラスよりもエネルギーを何倍も使いますね」とおっしゃっていて、やりがいのある時間をクラスで過ごされた様子が伝わってきましたよ。
英語でシェアするsClassならではの楽しさや成長もたくさんあるので、こうやって、このワークショップをきっかけにして、新たにsClassデビューされる生徒さんがいらっしゃると、とても嬉しいです。
今後も、ご興味ある方に向けて、英会話初心者のための「英語でマスターマインディングワークショップ」を開催していきますので、楽しみにお待ち下さい。また、参加してみたいな!と既に感じている方は、ぜひクラスなどでスタッフにお声がけもお待ちしております。
次回は、2025/3/29(土)オンラインで交流しよう!「おすすめ映画・動画」開催です!
昨年末にオンライン忘年会、そして今年の1月にオンライン新年会を開催して、それぞれとても好評でしたので、2025年3月はオンライン交流会を開催します!
参加費無料、出入り自由ですので、どうぞお気軽にご参加ください。ソフィーの仲間と、おすすめの映画&動画を語り合いましょう♪
イベント詳細は下記ページをご覧ください。