社会実現系large
A.マーケティングⅡ
マーケティングを学ぶならまずこの一冊
“Positioning” by Al Ries, Jack Trout
マーケティングの世界に衝撃を与えた歴史的名著。これを読まずしてマーケティングを語るなかれ。事例は古いものの、その原則は今なおまったく古くない。勝ち組の企業は例外なくこのポイントが押さえられている、と言って過言ではない。この本を読めば世の中のビジネスの大きな流れを理解することができる。(3ヶ月) [→講座詳細]
ビジネス界の賢人から、戦略を現実に落とし込むノウハウを学ぶ
“Playing to Win”by A.G. Lafley
10年間の在任中に全社の売上を倍増させた世界的企業P&Gの伝説の経営者が、そこで行った具体的ノウハウをわかりやすく説明してくれる名著。これまでビジネス戦略に関する本を読んでもなかなか実戦に落とし込めなかった方には特にお勧め。これだけの内容を本当に公開してしまって良いのか?と読者がドキドキしてしまうほどの内容だ。(3ヶ月) [→講座詳細]
マーケティングの本質を学び、売り手も買い手もハッピーになる
“This is Marketing”by Seth Godin
ビジネスとは「誰かにあなたの商品を買わせること」ではなく「誰かの問題を解決すること」。強引な勧誘、誇大広告、だまして買わせるための企業戦略とも捉えられがちなマーケティングを問い直し、マーケティングとは何か、マーケターの仕事とは何か、ということを改めて定義。”Who can you help?” “What’s it for?” 「誰のために?」「何のために?」といった根源的な問いを繰り返し投げかけ、あなたが「どんな人の、どんな人生をよくする手助けがしたいのか」を考えさせてくれます。(3ヶ月) [→講座詳細]
B.経済
経済学の入門書として秀逸
“Naked Economics” by Charles Wheelan
アメリカの敏腕経済記者チャールズ・ウィーランによる経済入門書。記者ならではのわかりやすい語り口による経済の分野でのロング&ベストセラー。数字やグラフを一切使わずに、面白い例え話や実例などを使ってわかりやすく経済の基本原則を説明してくれている。「経済は苦手」という人でも、これを読めば経済が見えてくる。経済の基本を一通り押さえたい方はまずこの本から。(3ヶ月) [→講座詳細]
シンプルに経済学の原則を説いた名著
“Economics in One Lesson” by Henry Hazlitt
経済学者ヘンリー・ハズリットが60年前に書いた「経済学の原則」をたったひとつにまとめあげた衝撃的な古典的名著。経済をわかりにくく説明する学者は沢山いるが、そういう話は一般の私たちにはほとんど理解できない。しかし彼が主張するシンプルな原則は究極的には小学生でも理解できる。これを読めば世の中の経済に関するウソや間違いがよく見えるようになる。現在もアメリカで売れ続けている経済学の必読書。(3ヶ月) [→講座詳細]
レーガンやサッチャーの政治に影響を与えた経済の古典
“Free to Choose” by Milton Friedman, Rose Friedman
ノーベル経済学賞の経済学者ミルトン・フリードマンとその妻ローズ・フリードマンによる古典的佳作。1980年初版。アメリカの自由主義者(保守派・共和主義者)たちの多くの思想的拠り所ともなった本。これを読むとアメリカのグローバリズムと自由化の根本的な思想が見えてくる。アメリカの政治に大きな影響を与えた歴史的ベストセラー。現在になってこの本を振り返ると、フリードマンの予言は外れているところもあるが、逆にズバリと的を得ているものもある。今なお物議をかもし続ける本だが、それだけに冷静に読み解けば学びは多い。(3ヶ月) [→講座詳細]
行動経済学の良著
“Predictably Irrational” by Dan Ariely
従来の経済学は「人間は自分の利益を最大化するために合理的な判断をする」という前提に立って理論が作られてきた。しかし著者はそれに異論を唱え、「人間はしばしば自分の利益にならないような不合理な判断をする」とし、それを立証するための研究を数々行ってきた。その研究をわかりやすく体系だてて説明してくれている。人間の不合理な一面を理解することで、その不合理性を乗り越えた理性的な判断ができるようになる。(3ヶ月) [→講座詳細]
経済について自分の言葉で語れるようになる「経済学103」
“Talking to My Daughter” by Yanis Varoufakis
ギリシャの元財務大臣で経済学者であるヤニス・バルファキスが、父親として自分の娘に語る経済のお話。10代の自分の娘が理解しやすいよう工夫された様々なたとえ話で、敬遠されがちな経済の歴史や仕組みなど、経済の本質が学べる。(2ヶ月) [→講座詳細]
困難な時代に必要な経済学的視点を身につける「経済学202」
“Good Economics for Hard Times” by Abhijit V. Banerjee, Esther Duflo
移民、自由貿易、経済成長、不平等、格差、地球温暖化、政府の役割など、重要かつ圧倒されるようなテーマについて、理想と情熱、そして冷静な分析を両立させながら、根気強く丁寧に説明。世界を正しく把握し、「よい経済学」による解決法を探る。開発経済学の研究者として世界的な貧困の緩和への貢献が評価され、2019年にノーベル経済学賞を受賞したアビジット・V・バナジーとエステル・デュフロ夫妻の共著。(4ヶ月) [→講座詳細]
C.社会
情報が氾濫する中で知っておきたい「ジャーナリズムの本来の姿」
“Elements of Journalism” Bill Kovach, Tom Rosenstiel
著者たちがアメリカのジャーナリスト300人に3年間かけてヒアリングした結果、「ジャーナリズムの本来の目的は何か?」や「その目的を達成するためにジャーナリストが守るべき原則は何か?」が浮き彫りになった。その内容を体系的にまとめ上げたのが本書。実際のアメリカやイギリスでの報道や事件も事例として取り上げながら議論が展開されていく。ジャーナリストを目指す人、現在ジャーナリズムに携わっている人はもちろんジャーナリズムとの関わり方について深く考えたい一般の人にもオススメ。(3ヶ月) [→講座詳細]
30年後の世界を見に行こう!「近未来テクノロジー学」
“The Inevitable” Kevin Kelly
テクノロジー系の雑誌WIREDの元編集長ケヴィン・ケリーがテクノロジーの進歩が社会に起こす変化を12のキーワード別にまとめ上げた名著。難しい言葉はほとんど使わず、一般の人でも非常にわかりやすい表現で次の30年で起こり得ることを説明してくれている。これから先の時代に起こるテクノロジーがもたらす変化を前向きに捉え、楽しんでいきたいという人にお勧め。テクノロジーに関わる仕事をしている人はもちろん、それ以外の人も十分に楽しめる。(3ヶ月) [→講座詳細]
「世界中の人たちとコミュニケーションする力」を身につける! 「異文化コミュニケーション学」
“The Culture Map” Erin Meyer
長年に渡り異なる文化的背景を持つチームとビジネスを行ってきた経験を持つ著者が、世界中の文化を8つの指標でわかりやすく「マップ化」した良著。単に異文化の分析にとどまることなく、文化の違いに応じて必要な対策方法としてのコミュニケーション手法をわかりやすく具体的に示してくれている。英語を使ってコミュニケーションする人には必須の一冊。(3ヶ月) [→講座詳細]
ビル・ゲイツやオバマ元大統領も絶賛。世界を正しく知るための「統計リテラシー学」
“FACTFULNESS” Hans Rosling
私達の世界には今、様々な情報が大量に飛び交い、そのスピードと量は年々増えています。しかし、多くの情報があったとしても、それらを正しく認識することはとてもむずかしい。事実に基づく認識ができるようになるにはどうすれば良いのか。私達の多くが持つ10の思い込みについて、私達が持っている間違った世界観と、事実に基づいた世界観の違いをわかりやすく解説。世界について正しい認識を持ち、おだやかな頭と心で明るい未来を作っていきたいと考えている人におすすめします。(3ヶ月) [→講座詳細]
問題が起こる前に解決を試みる
“Upstream” Dan Heath
Upstreamとは、川の「上流」のこと。やってもやっても終わらない仕事。 繰り返し起こるトラブル。 必要なときにいつも見つからないもの。日常のちょっとした困りごとから、組織や国といった大きな単位に至るまで、川の上流から流れてくる問題や困りごとを、下流で受けて対処するのではなく、上流で何が起こっているかを見に行き、能動的に対処することを「上流活動」と名付け、問題が起こってから対処する事後対応や場当たり的な対応ではなく、予防などの事前対応、また根本的な解決を目指す。 (3ヶ月) [→講座詳細]
AIについて正しく学び、よりよい未来を作る
“Life 3.0” Max Tegmark
新しいテクノロジーが開発されるたびに、人間の仕事がなくなってしまうのではないか、という話が持ち上がるが、よりよい未来を作っていくには、現在私達が持っているAIに対するイメージや知識が本当に正しいものかどうか、AIについて学び、その利点と問題点、本当に心配すべきことを知る必要がある。「AIが人間を超えてしまったらどうなるか?」「私達はAIと共にどんな未来を作っていくのか?」新しい時代をむかえる私達がこうした問いを一緒に考えるための本。 (3ヶ月) [→講座詳細]
D.数学
統計学の基本が「方程式や計算なし」で学べる良著
“Naked Statistics” by Charles Wheelan
経済学のベストセラー“Naked Economics” の著者による統計学超入門。テレビのニュースや新聞、広告には毎日いくつもの統計の数字やグラフが出てくる。しかし正直言ってどれが正しくて何を信じるべきかはよく分からない。それらの統計に振り回されず、統計を批判的に考察し、判断力を高めることができるようになる。また統計を上手に正しく使って人を説得していくのも上手になっていく。(3ヶ月) [→講座詳細]
E.組織運営
組織を成長する有機体と捉えた新理論
“Tribal Leadership” by Dave Logan, John King, Halee Fischer-Wright
まずは組織を自発的な集団”tribe”と捉えた上で、それを成長段階によって5段階に分類、組織を1段ずつ成長させていく具体的ノウハウを示した良著。人もその人の成長段階によってサポートの仕方が異なるように、組織も成長段階によってサポートするべきことが異なってくる、ということをわかりやすく教えてくれている。組織運営に悩むリーダー必読。(3ヶ月) [→講座詳細]
組織をたった2種類に分類し、その特徴と問題への対処策を明示
“The Starfish and the Spider” by Ori Brafman, Rod Beckstrom
組織をヒトデ型とクモ型の2つに分類し、それぞれの強みと弱みを描き出した本。世の中に存在する組織を自分の中でたった2種類見分けられるようになることで、その組織の問題点を見出しやすくなったり、その問題点に対する対処策も見えやすくなってくるだろう。(3ヶ月) [→講座詳細]
最新科学×組織論
“Leadership and the New Science” by Margaret Wheatley
量子力学やカオス理論・自己組織化などの最先端の科学の発見の中から新しい時代の組織の作り方のヒントを発見していくという挑戦作。自然界や宇宙の中では複雑ながらも驚くほどに機能している秩序が存在しており、その秘密を解き明かすことでビジネスや社会での新しい組織づくりに生かそうというのが著者の挑戦であり、主張。これを読むと混沌とした現代社会は新しい秩序を作るためには最適な場であることがわかってくる。(3ヶ月)
自己組織する研修やワークショップ、そして会社のつくり方
“Power of Spirit” by Harrison Owen
著者は自己組織化していくための組織づくりを研究し、その方法を「オープン・スペース・テクノロジー」という手法にまとめ上げた。その具体的手法が紹介されていく。ワークショップや会社内での研修などに利用可能。(3ヶ月)
コミュニティとは何か?そしてどうすれば良いコミュニティは育つのか?
“Community” by Peter Block
コミュニティというものの構造や人々がコミュニティに所属したいという心理的欲求を分析。過去の研究者たちの研究成果を分類・紹介するところからスタートし、最終的にどうすればより良いコミュニティを作ることができるか、という考察まで行っている。社会的な活動を目指す人にお勧め。(3ヶ月)
ピクサーのような会社のつくり方
“Creativity, Inc.” by Ed Catmull、 Amy Wallace
ピクサーはなぜアニメーション映画のヒット作を連発し続けることができるのか?その秘密を創業者のうちの一人、エド・キャットムルがまとめ上げた経営書の傑作。組織としてクリエイティビティを発揮していく必要があるこれからの時代において、多くの会社が参考にしたいヒントが満載。語り口は柔らかで考察は深く、しかもストーリーも満載で、物語としても最高。そして最後はスティーブ・ジョブズのエピソードで泣ける。(3ヶ月) [→講座詳細]
F.経営
とにかく”結果”を出せるビジネスマンになるための本
“Managing for Results” by Peter Drucker
経営者として、管理職として、”結果”を出すためにはどうしたらいいのか?そのための思考法や行動ノウハウを体系化した本。ビジネスにおける結果とはそもそも何か?ビジネスにおいてそもそも利益はなぜ発生するのか?など、根本的な問いに対する答えがわかるようになる。そしてそれによってダイレクトに結果に結びつく決断や行動ができるようになる。(3ヶ月)
イノベーションを起こすための具体的方法
“Innovation and Entrepreneurship” by Peter Drucker
革新的な商品やサービスを生み出すにはどうしたらいいのか?そのためのノウハウを世界で初めて体系化した本。これを読めばどこにイノベーションの源泉が潜んでいるのかがわかる。世の中をあっと言わせるような新しい商品やサービスを生み出したいと思っている人向け。(3ヶ月)
ドラッカーの経営思想を深く学んで長期に役立つ土台をつくる
“The practice of Management” by Peter Drucker
ドラッカーの経営学の考え方の全体像が学べる本。経営とはそもそも何か?ビジネスとはそもそも何か?ビジネスの目的とは何であるべきか?どうすればより良い経営は可能になるのか?など、経営に関する本質をとことん考察することができる。長期的に役立つ経営思想的な土台を作りたい人にオススメ。(3ヶ月)
胸に突き刺さるドラッカーからの5つの質問
“The Five most important Questions” by Peter Drucker
ドラッカーが体系化した膨大な経営学の知識の要点をわずか5つの質問にまとめあげた著作。それぞれの質問がシンプルだが深い。ドラッカーの本をいくつか読んだ後のまとめとして読むのもお勧め。(1ヶ月) [→講座詳細]
スターバックスが経営危機から立ち直った物語
“Onward” by Howard Schultz, Joanne Gordon
スターバックスは実質上の創業者ハワード・シュルツ氏が経営の責任者から離れた後、経営的な危機に陥る。そこでシュルツ氏は経営の責任者として復帰して会社を立て直す。その様子をシュルツ氏自身が語っていく。その描写は臨場感に溢れていて物語として十分に面白い。他のドラッカーの著作や組織論系の本と読むと理解が深まるのでお勧め。(3ヶ月)
G.アイディア
組織で新しいアイデアを生み出すための具体的手順
“Think Better” by Tim Hurson
新しいものを生み出すための思考方法をステップ・バイ・ステップで示した本。なぜ私たちはなかなか新しいアイデアを生み出せないのか、という根本的な問題点を考察して明らかにしていくところからスタートし、一歩一歩新しいサービスや商品を生み出すための具体的手順を学んでいく。 個人で利用することもできるし、組織の中で会議手法として利用することも可能。(3ヶ月)