ソフィー・ジ・アカデミーでは従来の教育の中で行われている手法とは異なる方法で学習を進めていきます。その一連の手法を私たちは「ソフィー・メソッド」と呼んでいます。このページではその手法について説明していきます。
ソフィー・メソッドとは何か?
ソフィー・メソッドは学習を加速させるための手法です。しかしこれは無理に加速させるようなものではありません。「人はもともと学習するようにできている」という考え方に基づき極めて自然な形で加速させていく方法です。
多くの人は学習する際にアクセルを踏みながらも同時にブレーキを踏み続けている感じになっています。心理的なストッパーがあるために加速しようとすればするほどブレーキをかけるので、頑張ってもなかなか前に進まない、ということが起こります。
ソフィーではアクセルはそのまま踏み続けたままでブレーキを外していく、というようなことを行います。ですからスピードは加速しているものの、力はより抜いていることになり、「より楽をしているのに、より成果が出る」ということが起こります。ソフィーのクラスの雰囲気を一度見てもらえると、生徒たちがまったく肩肘張らずにリラックスして学習を進めているのが見て取れると思います。分厚い洋書を読んでいるのに、気張った様子は全くなく、ゆったりとした空気が教室に流れているのがわかると思います。
ソフィーメソッドを構成する10のスキル
ソフィー・メソッドは次の10個のスキルから構成されています。
メソッド1
フォーカス
目的や目標をはっきりさせてから学習に取り組むこと。これにより最小限の力で必要な情報が頭の中に自然に入ってくるようになる。
メソッド2
トップダウン
全体像をつかんでから細かい部分を理解していく学習のプロセス。従来の教育機関はこれと反対の「ボトムアップ」で学習することを指導しているが、この方法は大量の情報を処理していくのには向いていない。反対にトップダウンは大量の情報処理に適しており、高度情報化社会には極めて重要な学習方法である。
メソッド3
わんこそば効果(加点学習法)
わんこそばはひとつのお椀が小さいからたくさん食べられてしまうように、学習も小さなステップに分けてあげると集中力が続き、結果的に大量の学習ができてしまう、という効果。少しずつ進歩を確認していく加点法評価(メソッド6)もしやすくなる。
わんこそば効果についてより詳しくはこちら→ソフィー学習塾ブログ『もっと楽に学習成果を上げる方法:「わんこそば効果」』
メソッド4
カレーライス効果
カレーを一晩寝かせることでより味が定着しておいしくなるように、知識も一晩寝かせると頭に定着しやすくなる、ということ。脳は起きている間にインプットされた情報を寝ている間に整理整頓してくれる。
カレーライス効果についてより詳しくはこちら→『洋書は「眠っている間」に読むべし:「カレーライス効果」を使え!』
メソッド5
ナナメ読み(トップダウンリーディング)
主にフォーカスやトップダウンを使い全体像をつかむために行うリーディングスキル。目次や本の中のイラスト部分など、自然と目につくところを中心にまずは頭に入れて、その後より細かいところの理解へと進めていくやり方。
メソッド6
コントラストの原理(加点法評価)
従来の教育は100点満点から間違えた部分の点数を引いていく「減点法評価」を行うが、この方法は学習者のモチベーションを失わせやすい。反対にソフィーでは「加点法評価」をこまめに行うことでモチベーションを持続させていく。10点でも10回積み重ねれば100点である。
メソッド7
Learning by Teaching(LBT)
学んだ知識を他人に説明したり教えたりすることによって、知識の定着率を高めたり、理解度を深めたりしていく手法。
メソッド8
Learning by Doing(LBD)
学んだ知識を学んだままで終わらせることなく、実際に現実の生活や社会の中で応用し、行動してみることで知識の定着率を高めたり、理解度を深めたりしていく手法。
メソッド9
Learning For Others(LFO)
他人のために学ぶという意識を持つことで、学習意欲を持続的に促進させたり、理解度を深めていく手法。
メソッド10
マスターマインディング
学んだ内容を仲間とシェアし、建設的な会話をすることで脳を活性化させ集中力と理解力を高めていく手法。
これらの手法はソフィーで受講開始後1ヶ月ほどでマスターできます。それにより英語学習において成果が上げやすくなるのはもちろん、その他の学習面でも効果が上げやすくなっていきます。
まとめ
個々の学習方法は実は多くの人が無意識のうちに行っているようなものです。特に得意科目や好きな分野を学習するときにはこれらが自然に出来てしまっています。
ところが同じ人でもいざ不得意科目や苦手な分野を学習するときには、まったく違う効率の悪い学習アプローチを無意識のうちにしてしまいます。
ソフィーでは人が好きな分野を学習するときに自然に行っている効率的で合理的な学習方法を、苦手な分野を学習するときに意図的に行っていくことで、少しずつ合理的な学習方法へと戻していくのです。