問題が起こる前に解決を試みる「問題防止学」(受講期間:3ヶ月)
“Upstream” by Dan Heath
テキスト代:2,700円(税込 2,970円)
繰り返される問題、見過ごされる問題、後回しにされる問題
仕事や日常生活の中で、同じような問題が繰り返し起こっているように感じることはないでしょうか?
日常のちょっとした困りごとから、組織や国といった大きな単位に至るまで、そうした問題に気づいても、とりあえず目の前に起こっていることを片付けなければ、今を乗り切らなければと、その問題の根本原因は追求されずにいる、ということが多いかもしれません。
と、あきらめてしまっていたり、そもそも問題として考えていないこともあるかもしれません。
しかし、そうした問題は解決されるまで、まるで、もぐらたたきのように現れ続け、いくら時間があっても足りない、せっかくリソースがあっても本当に必要なところに割り当てられない、と私達のエネルギーを大きく、もしくは知らずしらずのうちに消耗してしまうのです。
こうした状況はどうしたら改善されるのでしょうか?
「問題防止学」を読むべし!
個人や組織の問題を根本から解決したい人におすすめなのが「問題防止学」です。
洋書テキストはベストセラーを出し続けている Heath兄弟の弟、Dan Heathが初めて一人で執筆した”Upstream”。
Upstreamとは、川の「上流」のこと。
川の上流から流れてくる問題や困りごとを、下流で受けて対処するのではなく、上流で何が起こっているかを見に行き、能動的に対処することを「上流活動」と名付け、そのためのノウハウを説明しています。
「上流活動」では、問題が起こってから対処する事後対応や場当たり的な対応ではなく、予防などの事前対応、また根本的な解決を目指します。
教育、医療、犯罪、企業モラル、災害対策、環境問題、といった、個人、組織、国、世界が取り組むべき問題について、300余りのインタビューから得た事例や教訓、そして膨大な研究資料から得た情報をもとに、ストーリーを語っていきます。
そうしたストーリーを読んでいると、自分や自分の組織にもできることがあるのではないかと勇気をもらえ、新しい可能性を感じることができることでしょう。
この講座であなたが学べること
この講座ではたとえば次のようなことを学ぶことができます。
- 「Upstream:上流活動」が少なく、「Downstream:下流活動」が多い理由
- 問題を見えなくする Problem Blindness とは
- 問題に取り組むことを阻む A Lack of Ownership とは
- 視野を狭めるTunneling とは
- 上流思考的リーダーが問うべき7つの質問
この講座を特におすすめする人
この講座は次のような方に特にお勧めします。
- 問題に対処するだけでなく、解決したい人
- 新しい視点を持ちたいと思っている人
- 今の生き方や働き方を見直したいと思っている人
- もっと大きな視点を持ちたいと思っている人
- 教育関係の仕事をしている人
- 医療関係の仕事をしている人
- 社会的な活動を行っている人、興味がある人
- 新しい商品やサービスのアイディアを得たいビジネスパーソン
- 組織の仕組みを変えたい人
- 組織のリーダー
- Heath兄弟の本が好きな人
参考英語レベル
この講座を受講するために必要な英語力の目安はTOEIC700点程度。これ以上の英語力と内容に対する興味があれば、この講座を受講し必要なスキルを身につけ、英語力もアップさせていくことができます。TOEICのスコアは相当していなくて、一人で学ぶのは難しいかもしれないけれど、ソフィーの講義、教材のサポートがあるからチャレンジしてみたいという場合も、もちろん受講可能です。
受講することで期待できる効果
この講座を受講した後では、問題の根本を見るクセがつき、以前よりも物事の本質が見えるようになってくるでしょう。またそのため、自分にできることも見つかり、自分自身のことはもちろん、仕事でも新しいサービスや仕組みを思いついたり、地域やコミュニティの中の新しい可能性に気づくなど、能動的に問題を発見し、解決していくことができるでしょう。それによって、「必要な情報」「フォーカス」が見つかり、洋書を読む意義も深まっていくことでしょう。
追伸
著者のDan Heathが”Upstream”の紹介をしている動画をこちらで見ることができますので、参考にしてみて下さい。
https://www.facebook.com/watch/?v=625657684888867