【講義紹介】「近未来テクノロジー学」with “The Inevitable”

30年後の世界を見に行こう!【近未来テクノロジー学】

Textbook:  “The Inevitable: Understanding the 12 Technological Forces That Will Shape Our Future” by Kevin Kelly

テキスト代:3,300円(税込 3,630円)

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【思い出】「インターネット」という言葉を初めて聞いた日

その時私はアメリカケンタッキー州の州立大学に留学していました。1995年。アメリカ生活も2年目に入り、いろんなことにやっと慣れてきて、落ち着き始めた頃でした。日常的な会話もある程度できるようになり、友だちもだいぶできてきていました。いろんな友だちがいましたが、その中で一番頭が良かったのはブライアンという友人でした。

アメリカでは成績優秀者だけが入れる「Honor Society」というクラブみたいなものがあるのですが、彼はその中でも特に優秀で、返済する必要のない奨学金をたくさんもらっていたようです。一般の生徒は学期中はクラスについて行くのにヒイヒイ言いながら寝る時間を削って勉強したりするのですが、彼はだいたい授業を聞くだけで頭に入ってしまうようで、授業以外の時間はひたすら趣味のパソコンいじりに没頭していました。

ある時、寮の中で彼の部屋の前を通ると部屋のドアが開いていました。廊下を挟んだ別の部屋のドアも全開。そして両方の部屋に数人ずつ男友だちがいて、ワイワイ言いながら、どちらの部屋でもパソコンに向かっていたのです。

ブライアンの部屋に入り、「何やっているの?」と聞いてみると、彼は「インターネット回線を通じて、隣の部屋の奴らと野球の対戦ゲームをしているんだよ」とのこと。

“The Internet??”

私は思わず顔をしかめて聞きました。かなり不審な顔で私が聞いたからでしょう。ブライアンはそのゲームの操作を別の友だちに譲り、私にインターネットというものについてとうとうと説明を始めました。

あそこに黒い小さなボックスがあるだろ。あれはモデムって言ってパソコンのデータを電話で送信できる信号に変換するんだ。そしてそれを電話回線を通して送る。それをインターネットと言うんだ。そのインターネットという仕組みを使って隣の部屋とデータをやりとりして野球ゲームで対戦しているんだ・・・。

なんかそんなことを説明してもらった気がします。

ただ、そのときは何のことだかよくわかりませんでした。

【問題点】未来を予想するのは簡単ではない

あれから数十年が経ちました。

今こうやって振り返ってみると、あの時はまさにインターネットの創生期であり、もしあの時にブライアンの話を聞いてその潜在的な可能性の大きさに気がついていれば、そしてそれをもっと深く学び、行動に移していれば、もしかしたら目の前には果てしなく広がっていた大きなチャンスを手にし、「インターネット長者」とかになっていたのかもしれません。

まだ誰もインターネットを使ってモノを販売しようなんてしていませんでしたし、SNSだって、動画の共有サービスだって、まだ誰も始めようとはしていませんでした。今となって考えれば、本当に大きなビジネスチャンスが本の目と鼻の先に転がっていたんだな、とわかります。でも、当時は一切そんな目の前のチャンスに気づくことはできませんでした。

ただ、おそらく今も状況はそんなに変わらないのではないか、と思います。AIやロボット、自動運転やIoT、バーチャルリアリティや音声認識による検索サービスなど、インターネットを介したビジネスはまだまだ広がりを見せそうな気配がアリアリです。

20年後か30年後になって、今を振り返ってみたら、「あの時は目の前には果てしなく大きなチャンスが広がっていた」ときっと思うのでしょう。

しかし、具体的にどんなチャンスが広がっているのか、今の時点で予測するのは簡単なことではありません。後になってみれば当たり前のビジネスアイデアも、それに前もって気がつき、自分でビジネス化したり、その業界で経験を積むことを選ぶことは、たいていの場合難しいものです。

もちろんそれがわかれば、そしてそこへ向けての準備を今から始められれば、仕事の面で大きな成功を収められる可能性はかなり高まるはず。

ではどうしたら、20年後、30年後にテクノロジーがどのように進化し、私たちの社会や生活を変えていくのか、より正確に予測していくことができるのでしょうか?

未来の変化を前もって捉え、今から準備していくためには、どうしたらいいのでしょうか?

【解決策】名著 “The Inevitable”を読むべし!

近未来にテクノロジーが社会に起こす変化を、今理解するためにぜひお勧めしたいのが2016年に出版され一躍ベストセラーになった名著“The Inevitable: Understanding the 12 Technological Forces That Will Shape Our Future”。この本はテクノロジー系の雑誌WIREDの元編集長ケヴィン・ケリーがテクノロジーの進歩が社会に起こす変化を12のキーワード別にまとめ上げたもの。

難しい言葉はほとんど使わず、一般の人でも非常にわかりやすい表現で次の30年で起こり得ることを説明してくれています。

彼の「予言」には信憑性があります。

インターネットが爆発的に世界に広がる前から、彼はインターネットやその他のテクノロジーが社会に起こす変化を予言する発言をしており、その多くはこの数十年で現実になってきているからです。

たとえば2007年にTEDで行ったスピーチでも、いくつかの「予言」をしていますが、今になってこれを聞けば、そこで話したことがまさに今世の中で実現しつつある、ということがよくわかるでしょう。

また、この本のAmazon.comの読者評価を見れば、その内容のすばらしさが垣間見れるはずです。

ソフィー・ジ・アカデミーでは、この本をテキストとした「近未来テクノロジー学」を開講します。

この講座を受講することで、テクノロジーが未来に与える影響についてより正確に理解し予測することができるようになるでしょう。

この講座であなたが学べること

この講座ではたとえば次のようなことを学ぶことができます。

  • 30年後のウェブ検索では何が検索できるようになるのか?
  • AIがどのように私たちの社会や仕事を変えていくのか?
  • AIは「音楽」をどのように変える可能性があるのか?
  • AIは「スポーツ」をどのように変えていくのか?
  • 人間がするべき仕事はいったい何なのか?
  • 多くのモノがコピーされネットで広まっていく時代、何がビジネスとしてより価値を持つようになるのか?
  • 電子書籍の未来はどのようなものになっていくのか?
  • シェアリングエコノミーとはどのようなものか?そしてそれはどのように私たちの社会を変えていくのか? 
  • 情報とのつきあい方はどのように変わっていくのか?
  • VR(バーチャルリアリティー)は私たちの社会にどのようなインパクトをもたらすのか? 

この講座を特におすすめする人

この講座は次のような方に特にお勧めします。

  • 積極的に未来の変化を自分の味方に付けたいと思っている人
  • IT関連のお仕事をしている方
  • 起業家的なマインドをもっと自分の中に育てていきたい方
  • 新しいビジネスチャンスを探している方
  • 漠然と未来に不安感を持っている方
  • リーダー的立場にいる人
  • 将来への判断力や決断力を高めたい方
  • 社会の未来についてじっくり考察してみたい方

参考英語レベル

この講座を受講するために必要な英語力の目安はTOEIC800点以上。これ以上の英語力と内容に対する強い興味があれば、この講座を受講し、これから先数十年で起こり得ることを予測しやすくなっていきます。

受講することで期待できる変化

この講座を受講することで、テクノロジーが人間社会に引き起こす変化を予測する力を圧倒的に高めることができるでしょう。無駄に変化を不安に思うことは減り、変化自体を楽しみ自分や自分の会社の味方に付けていくことがよりできるようになるでしょう。そしてより自分らしく前向きに日々仕事などに取り組めるようになっているでしょう。もちろん英語力も格段にアップしているでしょう。

この講義を受講するには

「近未来テクノロジー学」は通学コース(長岡・恵比寿)、通信コースで受講可能です。

詳細は下記ページをご確認ください。

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