“20世紀のリュンケウス”からあなたへの5つの質問。珠玉のビジネスエッセンスをドラッカーから学ぶ1ヶ月短期講座 with “The Five Most Important Questions”(通信コース)

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『経営者に贈る5つの質問』を原書で読む!「ドラッカー経営学101」

The Five Most Important Questions You Will Ever Ask About Your Organization Textbook: “The Five Most Important Questions”  by Peter F. Drucker

テキスト代:1,600円(税込 1,760円)

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“20世紀のリュンケウス”=ピーター・F・ドラッカー

1909年11月、オーストリアのウィーンで政府高官の息子として生まれたピーター・F・ドラッカー。その生涯のほとんどを戦争の世紀と言われた20世紀を舞台に生きた彼は、ナチスを避けてイギリスに渡り、のちにアメリカに移住して大学教授として精力的に活動を続け、2005年11月、96歳の誕生日を目前にして亡くなりました。長い生涯の中で生み出された著作は、主要なものだけでも30作以上になります。

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Peter F. Drucker 日本公式サイト(https://drucker.diamond.co.jp/pages/reason.html)より

今日におけるドラッカーは、「経営の父」「マネジメントの父」としての地位を不動のものとしています。が、ドラッカー自身は自らを「社会生態学者」と位置付けていたそうです。自然生態学者が自然をありのままに観察・記録し、俯瞰して考察するように、彼は激動の20世紀社会を俯瞰し、どんなことが起きていて、それらはどんな影響があり、その中から浮かび上がってくる大切なもの・学ぶべきことは何か、ということを見つめ、考察し、発表し続けました。

ドラッカーは、社会生態学者としての自分をギリシャ神話の神人リュンケウス(ドラッカーが敬愛していたゲーテの戯曲『ファウスト』にも登場し、この世のあらゆるものを見通すことができる鋭い眼力を持つゆえに「物見の役」を仰せつかる)にもなぞらえていました。
現代の物見(ものみ)の役”リュンケウス”であろうとし、同時代の人々をつぶさに観察しつつ社会全体を俯瞰する並外れて広い視野を持っていたからこそ、21世紀になった今でも彼の言葉は普遍的価値をもって受け入れられているのかもしれません。

組織とまったく無関係な人はいない

この本はもともとアメリカに多数存在する非営利団体が自己査定をする際の基軸を示すために書かれたものですが、その内容は営利・非営利を問わず「組織」というものに関わっている人たち全てに通じる基軸となっています。

自分はフリーランスだから、あるいはごく少数で経営する自営業だから、あまり「組織」とは関係ないんじゃないか、と思う人もいるかもしれません。だとしても、仕事を通じて関わる人たちやサービスを提供する相手は「組織」の人たちであることはよくあることでしょう。

歴史を遡れば、大昔は人々は自分のものは自分で作っていました。時代を経ていく中で作り手は専門の職人になっていき、やがて産業革命を経て「組織」が主要な作り手・サービスの担い手となっていきました。そして今私たちが生きている社会は、ありとあらゆる種類の「組織」で構成されています。会社やNPOは勿論のこと、学校や役所といったものもよくよく考えれば全て「組織」です。
現代社会に生きている人で、組織とまったく無関係な人はいないはずなのです。
その意味からも、この本で問われていることはあらゆる組織、そして個人にも応用できると言えます。

なぜ組織には良いマネジメントが必要なのか

自らを社会生態学者と位置づけ、社会や組織を常に「鳥の目」で見つめ続けたドラッカーは、なぜ組織の、特に“マネジメント”についての考察・提唱に注力したのでしょうか。
それは、彼が「組織はすべて、人と社会をより良いものにするために存在する」と信じていたからに他なりません。組織にはミッションがあり、目的があり、存在理由がある。ミッションを中核としてマネジメントが存在する。そして良い組織はより良い社会を作っていき、より良い社会は人々を幸せにする、と。
2つの大戦や世界恐慌を人生の前半で経験し、人々の死や不穏な空気が日常的に存在し、既成の価値観が戦争の勝敗によって簡単に崩れていくのを生活者として目の当たりにしてきた彼は、全体主義に代わる、人々を幸せにするための新しい価値観を”マネジメント”の中に見出そうとしていたのでしょう。

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managementという言葉は通常「管理」と訳されますが、組織における本当のマネジメントは人々を管理したり縛り付けたりするものではなく、人々を「成果に向けて解き放つ」ものであるというのが彼の信条であり、それを実現するために必要なのが、この5つの質問を組織の一人ひとりが考え、自らの組織それぞれに独自の答えを出し、行動することなのです。
この本の冒頭でも彼は”We are creating tomorrow’s society of citizens through the social sector, through your nonprofit organization. And in that society, everybody is a leader, everybody is responsible, everybody acts.”(明日の社会をつくっていくのは、あなたの組織である。そこでは誰もがリーダーであり、責任者であり、行動をするのだ。)と述べていて、一人ひとりが考え、行動することを促しています。

リュンケウスからの5つの質問

質問は、実にシンプルな次の5つです。これらがそのまま、章のタイトルにもなっています。

  1. What is Our Mission?
  2. Who is Our Customer?
  3. What does the Customer Value?
  4. What are Our Results?
  5. What is Our Plan?

それぞれの質問には、関連する追加の質問が付随されていて、この大きな問いへの答えを見出す手がかりとして示されています。
そしてそれぞれの章において、フィリップ・コトラーを始めとする錚々たるメンバーが、これら5つの質問への見解を述べており、読者が5つの質問についてより多角的に考える手助けとなっています。
内容としてはとても深くかつ普遍的なのですが、決して小難しい言い回しで語ってはおらず、初めてビジネス洋書を読む人にも比較的読み易いレベルの英語で書かれています。「原書で読んで良かった」と思える1冊です。

ドラッカーは、この本で、5つの質問の意味や意図、答えの方向性などについては述べていますが、絶対的な答えそのものは語らず、最後に「この本を大急ぎで読まず、質問と格闘して欲しい。」と締めくくっています。

この世の全てを見つめ続けたリュンケウス=ドラッカーは、絶対的な答えなどなく、原則を踏まえつつも時代に合わせて答えは変わっていくものだ、ということを知っていたからこそ、私たちにその答えを委ねているかもしれません。

この講座であなたが学べること

この講座では、次のようなことを学ぶことができます。

  • なぜ”Self-Assessment”(自己査定)が必要なのか
  • ドラッカーからの究極の5つの質問
  • 組織におけるミッションとは何か
  • 顧客についての認識
  • 組織にとって成果とは何か
  • 顧客にとって価値の中身とは
  • 成果をあげるための計画とは
  • 「排除」から始めるべき理由とは

この講座を特におすすめする人

この講座は次のような方に特にお勧めします。

  • ドラッカーの原書を読み、源泉ならではのエッセンスを感じてみたい人
  • ドラッカーに興味がある・読むことを薦められた人
  • 組織や社会を変えることに興味がある人
  • 問いを通じて思考を深めてみたい人
  • 管理・経営的な視点を身に着けたい人
  • 組織やマネジメント・顧客について、原点に立ち返って考えたい人
  • これから社会に出る学生
  • ビジネス洋書を1冊読みきってみたい人

参考英語レベル

この講座を受講するために必要な英語力の目安はTOEIC500点程度。「TOEICのスコアが届いていない」あるいは「スコアは届いているけれど一人で学ぶのは難しそう」という方や、「ソフィーの教材のサポートがあればチャレンジしてみたい!」という方も、もちろん受講可能です。
コンフォート・ゾーン(自分にとってちょうど良い快適ゾーン)を抜け出し、少し難しいかな?というレベルにチャレンジすることは、英語力に限らず、成長のための第一歩です。ぜひお申込みください。

*ご自身の英語レベルに不安がある方・もっとテキストの内容を知りたい方は、お問い合わせフォームからご相談下さい。

受講することで期待できる効果

この本を読んだあとでは、組織の在り方についての認識がガラリと変わっていることでしょう。これまでなんとなくこんなものか、と思っていた、マネジメントに関する認識も変化していると思います。まずは自分の属している部署やチーム、コミュニティから変えてみよう、と行動を起こしてみる人もいるかもしれません。英語で情報を得ることに対する心理的な壁がなくなり、ドラッカーの他の著作も原書で読んでみたくなったり、ほかの英語記事やビジネス洋書を読む際にも臆せずにトライできるようになっていることでしょう。

おまけ

ソフィーではこの本のほかにも、ドラッカーの著作を洋書テキストとしてご用意しています。ぜひチャレンジしてみて下さい!

通信コーススタッフがあなたの学習をサポート

ひとりで学習を進めていく通信コースでは、自由に学べる反面、疑問点をその場ですぐに解消しづらいという悩みがつきものです。学習の進め方や洋書の読み方などわからないところがあれば、気軽に何度でも、もちろん無料で質問できます。メールでのご回答が基本ですが、日時を決めての電話やZoomによるサポートも可能です。担当スタッフまでお気軽にご相談下さい。

講義パッケージの内容

  • 洋書テキスト ”The Five Most Important Questions”
  • 学習ステップス
  • 講義シート
  • 単語シート
  • 講義音声(mp3データをメールでお送りします)
  • 単語音声(mp3データをメールでお送りします)
  • ソフィー・ジ・アカデミー新聞(最新号)

※音声をCDでお送りすることも出来ます。ご希望の場合はその旨お知らせください。

※洋書テキストは海外から取り寄せております。できるだけ良い状態のものを選別してお届けするようにしていますが、細かな傷や擦れ、角の潰れがある場合もあります。日本の出版物流通事情とはやや異なることをご理解いただけますようお願いいたします。どうしても気になる場合は、ご自身による書き込み等がないなどの条件にて、お取替えもいたします。その際はメールでご相談下さい。

受講期間・受講費・発送・その他

受講期間

1ヶ月

受講費

通信コース:10,000円(税込11,000円)×1ヶ月

テキスト代

1,600円(税込1,760円)

お支払い方法

下記の2つのうち、どちらかご都合の良い方をお選びください。

  • Paypal決済システムを利用したクレジットカード決済
  • ソフィーの銀行口座へのお振込(楽天銀行・手数料をご負担いただきます)

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受講開始後「自分に合わない」と思えばキャンセル可能です。受講料等をお返しいたします。(詳しくは下記の1~3をご確認下さい)

  1. 受講してみてご自分に合わないと感じられた場合には、パッケージ到着日から起算して10日以内にご連絡いただければ、キャンセルすることが可能です。パッケージを全てご返送いただき、検品ののち、受講料と洋書テキスト代を返金いたします。
  2. パッケージの返送料ならびに受講料ご返金時の「銀行の振込手数料」もしくは「クレジットカード(Paypal)返金決済時の手数料(支払い額の3.8%程度、約800~900円)」は、ご負担いただきます。ご了承くださいませ。
  3. 返品された洋書テキストに「発送時になかった著しい折れ・スレ」や、「中身への書き込み」が認められた場合は、洋書テキストはお買取り扱いとなり、代金をご負担いただきます(ご返金分からテキスト代を差し引きさせていただきます)。
    「テキストは買い取るので返送しない」という場合は、パッケージ返送前にお知らせください。

その他

 

  • こちらのコースは通信コースの講座ですが、同講座を通学クラス(恵比寿校/長岡校)または通信コースの正規コースで受講希望の場合は、こちらのお問い合わせフォームからご相談ください。
  • この他、内容や受講方法に関してご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。

 

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