「リーダーシップ学101」
“Helping” by Edgar H. Schein
テキスト代:2,700円(税込 2,970円)
上手に人を助けることはむずかしい。たとえよい意図を持っていたとしても。
私達は毎日の仕事や生活の中の様々な場面で、助けたり、助けられたりしています。
困っている人がいれば、何か力になれないかと、助けを申し出たくなります。 そして、自分が困った時には助けてもらえると、とてもありがたいものです。
しかし、時に、よい意図を持って行った手助けでさえも、相手のために役立たなかったり、ためにならないどころか、怒りや迷惑といったマイナスの状態を引き起こしてしまったりすることもあります。
また逆に、助けてもらう側として、助けてほしいことがうまく伝えられず、助けてもらえなかったり、期待した支援が受けられずがっかりしたこともあるかもしれません。
助けてよかった、助けてもらってよかった、とお互いに思えるような支援をするにはどうしたらよいのでしょうか?
「リーダーシップ学101」を受講すべし!
周りの人の役に立ちたいと思ってる人におすすめしたいのが「リーダーシップ学101」です。
この講義では、“Helping: How to Offer, Give, and Receive Help”をテキストとして使います。
著者のエドガー・シャイン氏は、MITスローン経営学大学院の元教授で、社会学、人類学、社会心理学など多分野の視点を持ち、組織文化論やキャリア論、組織または個人間の支援や補助について、たくさんの研究業績を残しています。
著者のポータルサイトやテキストの裏表紙などでポートレートを見ると、やさしい眼差しと、人への興味がつきない人柄を見て取ることができます。
人と人が関わり、影響し合うことで生まれるものを見続けてきた、「組織心理学の創始者」とも呼ばれているシャイン氏が、様々な人間関係や、様々な状況の中で、どうしたらよりよく助け合うことができるのか、を自身の経験とこれまでの研究で培った知識を交えながら説明してくれています。
人助けは医師や看護師、カウンセラーやコンサルタントなどの専門家によるプロフェッショナルな支援から、道を教える、落とした物を拾ってあげる、といった日常的な人助けまで、その種類と方法は多岐にわたるものですが、特にこのテキストでは、よりパーソナルな場面での人助けをメインに学んでいきます。
この講座であなたが学べること
この講座ではたとえば次のようなことを学ぶことができます。
- よりよい支援関係を築く方法
- 役に立つ支援と、役に立たない支援との違い
- 助ける側と助けられる側の立場の違い
- 助ける側が知っておくべき5つのこと
- 助けられる側が知っておきべき5つのこと
- 支援者として支援の状況によって選ぶべき3つの役割
- 本当に必要な支援を探る’Humble Inquiry(控えめな問いかけ)’
- 効果的な傾聴の方法
- 適切な支援をするための4レベルの質問方法とその使い方
- よりよい支援関係を作るための7つの原則
この講座を特におすすめする人
この講座は次のような方に特にお勧めします。
- 人の役に立ちたいと思っている人
- よりよい人間関係を築きたいと思っている人
- 組織のリーダー
- 組織づくりに興味のある人
- 管理職の人
- サービス業の人
- 営業やセールスの仕事をしている人
- アシスタント業務をしている人
- ボランティアに興味のある人
- 親子関係をよくしたいと思っている人
- 医療関係者
- 教師・コーチなど人を導く仕事をしている人
- 人に助けられることが日常的にあるが、適切に助けられていないと感じている人
- 傾聴に興味がある人
参考英語レベル
この講座を受講するために必要な英語力の目安はTOEIC700点程度。これ以上の英語力と内容に対する興味があれば、この講座を受講し必要なスキルを身につけ、英語力もアップさせていくことができます。
受講することで期待できる効果
この講座の受講が終了する2ヶ月後には、適切に人を助ける方法や、助けられる方法がわかり、よりよい人間関係を作ることができるようになっているでしょう。そのことにより、家族の中での助け合いが促進されたり、職場でのチーム力が高まったり、仕事のクオリティが上がるなどの効果が期待できるようになるでしょう。また、人間関係や支援に関する英語表現を身につけることもでき、英語でも人助けができるようになるかもしれません。
追伸
“Helping”の内容に関する動画をこちらで見ることができますので、参考にしてみて下さい。
エドガー・シャイン「人を支援するための技術」