【講義紹介】「交渉学」with “Getting to Yes”(2ヶ月)

「ハーバード流交渉術」を学ぶ【交渉学】

Textbook: “Getting to Yes” by Roger Fisher & William Ury

テキスト代:1,900円(税込 2,090円)

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【現状】私たちの人生は「交渉ごと」に満ちている

考えてみれば人間の人生は「交渉ごと」に満ちています。子供が「ゲームを買って欲しい」とお願いしたり、「今日は◯◯が食べたい」と夕食のリクエストをしたりするのもその中に入るでしょう。大人になって、恋人にプロポーズするのはまさしく交渉のひとつでしょうし、 仕事の中で仕入れ先と価格折衝するのはまちがいなく交渉ごとです。

向かい合って時間を取ってじっくりやりとりするような交渉をほとんどしないような人でも、日々の何気ないコミュニケーションの中で家族や友達、お客さんや同僚となんらかの「交渉」を毎日のように実は行なっています。そしてこの「交渉」をいかに上手に行なっていくか、がその人の人生の幸福や成功に大きく関わってきます。

【問題点】私たちは「正しい交渉の仕方」を改めて学んだことがない

しかし私たちの多くは改めて「正しい交渉の仕方」というものを学んだことはありません。交渉というものはこれほど私たちにとって日常的かつ重要なものであるのにもかかわらず、私たちのほとんどはこれまでの経験や勘にまかせて交渉を進めてしまっています。

それによって本来は相手も自分も利益のある関係を築く余地が目の前にたくさんあるのに、それを台無しにしてしまっていることは非常によくあります。

【解決策】“Getting to Yes”を読むべし

そこでおすすめしたいのが交渉に関する名著中の名著“Getting to Yes”を読んでみることです。この本はハーバードの交渉学研究所の研究者たちがその研究成果を一般人でもわかりやすく簡潔にまとめあげたもの。この中では日々の生活でも仕事上の交渉でも、広い範囲で応用できる交渉のノウハウが非常にわかりやすく説明されています。

この本は1991年にアメリカで発売されて以来、現在に至るまで売れ続けている大ロングセラー&ベストセラーです。その内容は深く、そして極めてシンプルかつ実践的です。Amazon.comの読者レビューでの極めて高い評価を見れば、その内容の素晴らしさを推し量ることができるでしょう。

この本は『ハーバード流交渉術』というタイトルで日本でも出版されていますが、やはり原書のほうが圧倒的にシンプルで力強く、著者たちのエネルギーを直接感じることができるのでお勧めです。読み比べてみると「英語のほうがわかりやすい」と感じる人も少なくないと思います。

「ハーバード流交渉術」は非常に日本人向き

通常「交渉」というと、「駆け引き」をして「自分の有利な立場に相手を引きずり込む」ことを目指す、というイメージがあるかもしれません。Aという立場の人と、Bという立場の人が、お互いの利益を巡って衝突したり綱引きしたりするようなイメージです。

しかし、ここで著者たちが示している交渉術はちょっと違います。

お互いの利害を相手の立場に立って話し合い、まったく違った視点からCという両者に利益のあるクリエイティブな代替案を見出していく、というやり方です。お互いの妥協によって歩み寄っていって小さなwin-winを目指すのではなく、お互いのクリエイティビティによって大きなwin-winを目指す、という手法です。

従来の「駆け引き型」の交渉は日本人には不向きで苦手な人は多いでしょう。しかしこの“Getting to Yes”で紹介されている交渉のスタイルは、調和を重んじる日本人にはかなり向いているもので、このノウハウを身に付けることで、積年の悩みが一気に解決され、余計なストレスから解放される人は少なくないはずです。

著者の1人であるWilliam Ury氏の名スピーチがネットで公開されています。このスピーチを見ると、このノウハウの素晴らしさの一端が理解出来るでしょう。

「交渉学」であなたが学べること

この「交渉学」ではたとえば次のようなことを学んでいきます。この内容を身に付けると、世界の見え方はきっとガラッと変わってくるはずです。

  • どうして従来の「駆け引き型交渉術」は上手くいかないのか?
  • なぜ相手は自分の言い分を理解してくれないのか?
  • なぜ相手との交渉は平行線をたどってしまうのか?
  • どうしていつも不利な条件ばかり飲まされてしまうのか?
  • 不利な交渉の場面を、一気に好転させるための具体的な方法はなにか?
  • 交渉を成功させるための4つのステップ
  • 行き詰った交渉を打開する具体的方法
  • 両者の意思疎通を完璧にする4つの方法
  • 相手の感情問題を解決させる5つの決め手
  • 相手が汚い手を使ってきたときにどうすべきか?
  • 交渉する同士がお互いに大満足する結果に導くためにはどうしたらいいのか?

この講座を特にお勧めする人

この講義は次のような方に特にお勧めします。

  • 「自分の立場をわかってもらえない」と悩んでいる人
  • 人間関係の「板挟み」に困っている人
  • 起業家や経営者
  • 中間管理職
  • 学校の先生
  • コーチングに携わっている方、コーチングに興味のある方
  • 政府関係者
  • 交渉ごとが苦手な人
  • 交渉ごとがもっと上手になりたい人
  • 営業のお仕事をしている方
  • お仕事の中に交渉ごとが入ってくる方
  • 家族関係に悩みを抱えるお父さんお母さん
  • 国際関係をもっと良くする方法について考えたい方

この講座を終了した2ヶ月後にあなたに起こっていること

まずは日常の中にあるちょっとした交渉ごとや、年に数回しかない大きな交渉ごとまで、これまでスムースに進めることができるようになり、さらに交渉相手との人間関係もこれまでよりも良いものになっていくでしょう。そして周囲からの評価も確実に高まっていくことでしょう。それを1年2年と積み重ねていくうちに、自分自身を取り巻く環境や人間関係が大きく変わっていくことに気づくことになるでしょう。

また英語でのコミュニケーションが上手にできるようになると、相手は自分をよりリスペクトしてみてくれるようになり、さらにコミュニケーションが楽になります。さらに英語力への自信も高まるので、英語に対する抵抗感はなくなり、英語に触れる機会がさらに増え、英語力のますますの向上へとつながっていきます。

このようにこの「交渉学」を学ぶことは、英語力の向上にも、人生全般の質の向上にもかなり役立つでしょう。

必要な英語力の目安

この講座を受講するために必要な英語力の目安はTOEIC600点以上。これ以上の英語力と内容に対する興味があれば、この講座を受講し必要なスキルを身につけ、英語力もアップさせていくことができます。TOEICのスコアは相当していなくて、一人で学ぶのは難しいかもしれないけれど、ソフィーの講義、教材のサポートがあるからチャレンジしてみたいという場合も、もちろん受講可能です。

この講義を受講するには

「交渉学」は通学コース(長岡・恵比寿)、通信コースで受講可能です。

詳細は下記ページをご確認ください。

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