エグゼクティブとは誰のことか
“The Effective Executive” by Peter F. Drucker
テキスト代:1,800円(税込1,980円)
日本では、「エグゼクティブ」と聞くと「経営幹部」「重役」そこから派生して「お金持ち・ハイクラスな人・特別な人」というイメージが一般的です。本書の邦訳版も、タイトルは『経営者の条件』です。「経営学の父」ドラッカーの著書ですので、表面的にとらえればやはり対象としてはそういう立場の人間に向けて書かれているように思えます。が、実のところ、executiveは必ずしもそういう意味に限定されていません。executiveの基になる動詞executeは、「実行する・遂行する」という意味があります。この本は自らをマネジメントし、適切な決断を下し、実行に移し、ビジネス(あるいはその他のこと)を主体的に動かしていきたい人、つまり現代に生きる私たち全てに向けて書かれている、といっても過言ではないでしょう。
さて、今の時代に目を移しますと、自ら考えたり実行したりしなくても、言われた通りのことをしていれば雇用が維持された時代は過ぎ、自ら考え実行し、会社の利益のみならず社会全体にも資するような人が、これまで以上に求められています。教育の方向も、大量の知識をインプットすることから、よりアウトプット重視へ、正解のある与えられた問題に答えられるだけではなく、答えがまだない問いを発見し、自分なりの解を導き出すチカラを試す方へと変わりつつあります。しかし、自ら問題を発見し、考え、より高い次元に向けて解決策を実行できるような人間になるには、具体的にはどうすれば良いのでしょう?語学を習得したり、研修を受けたり、はたまた何かの資格を取れば、自然とそのようなチカラが備わってくるのでしょうか?
また、毎日様々なツールを使って効率良く仕事をこなしているはずなのに、何となく達成感がない。組織の中で、自分の役割がこれだけ一生懸命やっているのに、なぜか評価してもらえない。そんなふうに感じながら働いていることはありませんか?それは一体なぜなのでしょう。上司や会社、あるいは業界全体が悪いのでしょうか。
ドラッカーに、あなたのコンサルタントになってもらうべし!
この問題に対する有力な解決策の一つが、「ドラッカーに自分のコンサルタントになってもらい、アドバイスを得る」というものです。彼は赤い表紙の本となり、あなたに様々なアドバイスを語りかけてくれます。英語で、しかも少し独特の口調で語りかけてくるので、最初はきっと戸惑い、彼が言わんとすることがよく呑み込めないかもしれません。でも、彼の語る言葉を繰り返し繰り返し読んでいくと、次第に彼の言わんとしていることが浮かび上がり、自分や周囲のこととして実感されてくるはず。ソフィーの用意する教材が、それを手助けします。
本書の構造はごく単純で、これぞ実用書、といった構成です。第一章はこの本全体のイントロダクションとなっていて「なぜEffectiveness(効果的であること)が必要なのか、そしてなぜそのことは後天的に身に付ける(=学習によって身に付ける)ことができるのか」について語られています。第二章以降は、Effectivenessを学習するための5つの要素について、一章ずつ詳細に述べられていき、最終章では簡潔に本書全体の要旨がまとめられています。
「邦訳本を読んだことないし、ドラッカーについてもよく知らないんだよね」という方には、こちらに目を通して概要を理解してから原書を読んで見るのもオススメです。
『13歳から分かる! プロフェッショナルの条件 ドラッカー 成果を上げるレッスン』
先にこういう本を読んじゃうのって、ズルいんじゃない?英語の勉強にならないんじゃない?という声もよく上がりますが、ソフィーでは決してズルいこととはみなしていません。トップダウンの一つのツールとして、その原書についての概要書を読んだり映画やTED動画を見たりすることは、原書を大枠で理解することの手助けになります。忙しい社会人にとっては、何でもイチから勉強するだけの時間はなかなか持てないものです。活用できるものは大いに活用しましょう!
この講座であなたが学べること
この講座では、次のようなことを学ぶことができます。
- なぜ”Effective Executive”は必要なのか
- エグゼクティブとは、誰のことか
- 成果を上げる人間になるために必要な5つの習慣とは何か
- 成果を上げるには、まず何からスタートすべきか
- 成果を上げる人は、どのように時間を使うべきか
- 成果を上げられる組織における人間関係とはどのようなものか
- 組織における人間関係の4つの要件
- 人の持つ”強み”を活かす人事とは
- 仕事における優先順位および劣後順位とは何か。そしてその決定方法とは
- 意思決定の5つのステップ
- 成果を上げる意思決定の要素とは何か
- 成果を上げる意思決定をするために、組織内で共有すべきものは何か
この講座を特におすすめする人
この講座は次のような方に特にお勧めします。
- 自分は組織の中で評価されていないのでは、と思っている人
- 自分が働く方向性について迷いや悩みがある人
- 自分の仕事にやりがいや価値を見い出せずにいる人
- 邦訳本を読んでもあまりピンと来なかった人
- ビジネス洋書を初めて読む人
- ドラッカーの本が好きな人
- リーダー・管理職・経営幹部などになる人・なったばかりの人・なりたい人
- 起業を考えている人
- 組織で働くとはどういうことかを学びたい学生・新卒者
参考英語レベル
この講座を受講するために必要な英語力の目安はTOEIC650〜700点程度。これ以上の英語力と内容に対する興味があれば、この講座を受講し必要なスキルを身につけ、英語力もアップさせていくことができます。
受講することで期待できる効果
この講座を受講することで、「効率」よりも「成果」がなぜ大事なのかを心から納得し、仕事への取り組み方が変わっているでしょう。組織の中で自分は思っているほど評価されていない、と感じている人は、なぜそうだったのかを理解し、改善に向けて動き出せるでしょう。ドラッカーの著作をもっと原書で読みたい、と思う人もいるかもしれません。洋書を1冊読み切ったことで、自分に役立つ情報を「英語で」取得することへの自信も生まれ、今後の本選びももっと幅広く考えられるようになるでしょう。もちろん英語力も、3ヶ月前に比べて格段にアップしているはずです。
この講義を受講するには
「ドラッカーマネジメント学102」は通学コース(長岡・恵比寿)、通信コースで受講可能です。
詳細は下記ページをご確認ください。