トップダウンで学ぶ「哲学101」
“ A Little History of Philosophy ” by Nigel Warburton
テキスト代:2,000円(税込 2,200円)
哲学って、どこから勉強したらいいの?
哲学を表す Philosophy の語源は古典ギリシア語の「フィロソフィア」に由来し、「知を愛する」という意味。
そして、哲学者は「知を愛する人」。
ソフィーで学ぶことを楽しんでいる私達は、まさに哲学者だと言えるかもしれません。
しかし、哲学を学ぶ、と言うと、一気にハードルが上がります。
哲学用語や思想は難しそうだし、ソクラテスから数えれば2500年もの哲学の歴史には学ぶことが膨大にありすぎて、どこから手を付けたらよいのか、わからなくなってしまいます。
「哲学101」を受講すべし!
哲学って気になっていたけど、どこから勉強したらいいのかわからない。 そんな人におすすめなのが、哲学101です。
テキストは、”A Little History of Philosophy”を使用します。
著者のナイジェル・ウォーバートンは、哲学入門書を数多く書いているイギリスの哲学者。やさしく語りかけるような文体で、専門家でない人でもわかるように書かれていて、Amazonでも非常に高い評価を受けています。Amazon.comのレビューを見る
洋書の読み方のコツをまとめたソフィー・メソッドのひとつに「トップダウン」があります。
これは、まず全体像をざっくりと把握して、それから、だんだん細かいところを理解していく方法です。
量が多いもの、内容が複雑なもの、あまり親しみのないものを学んでいく時にとても効果的で、まさに哲学のような、どこから始めたらいいのかわからないものを学んでいく時に役立つ方法です。
このテキストでは、古代ギリシアのソクラテスから、現代の哲学者ピーター・ジンガーまで、50人ほどの哲学者を紹介。
それぞれの哲学者や思想がどのように関連し、発展していったのか、西洋哲学の歴史をひもとき、トップダウンで学ぶテキストとして、これから哲学を勉強しようと思っている人にぴったりの内容になっています。
また、哲学者というと、眉間にしわを寄せて難しいことを考えたり言ったりしている人、というイメージがあるかもしれませんが、このテキストでは、哲学者たちが個性豊かなユニークな人たちとして描かれ、難しい人たちの難しい話、という哲学のイメージを覆すようなストーリーに引き込まれます。
映画や小説のキャラクターのように、個性的でユニークな人々の物語として読んでみると、非常に魅力的で興味深い人々に感じられ、古代から人は同じようなことを考え、同じような疑問や悩みを持っていたことがわかり、親近感がわくのです。
そして、思想の概要だけでなく、それぞれの哲学者に関するおもしろいエピソードなども紹介されていて、読みものとしても楽しみながら、偉人たちの様々な考えに触れていくことができます。
この講座であなたが学べること
この講座ではたとえば次のようなことを学ぶことができます。
- 哲学の歴史
- 歴史上のおもな哲学者とその思想
- さまざまな思想が生まれた歴史的・文化的背景
- それぞれの思想の関連や対比
- 問いのたてかたや発想法
- 哲学用語
この講座を特におすすめする人
この講座は次のような方に特にお勧めします。
- 哲学に興味がある人
- いろいろな考え方を知りたい人
- 思考の幅を広げたい人
- 学ぶことが好きな人
- 人や物事をもっと深く理解したい人
- よりよい自分を作っていきたい人
- よりよい世界を作っていきたい人
参考英語レベル
この講座を受講するために必要な英語力の目安はTOEIC700点程度。これ以上の英語力と内容に対する興味があれば、この講座を受講し必要なスキルを身につけ、英語力もアップさせていくことができます。
受講することで期待できる効果
この講座の受講が終了する3ヶ月後には、哲学、そして2500年分の人類の思想の歴史の全体像を把握することができていることでしょう。また、様々な思想を知ることで、思考の幅が広がり、物事を理解する力が高まっていることでしょう。
追伸
“A Little History of Philosophy”の著者ナイジェル・ウォーバートンのポッドキャストをこちらで聴くことができますので、参考にしてみて下さい。
philosophy bites
Nigel Warburton on A Little History of Philosophy