「クリティカル・シンキング学」と「ピクサー組織論」を紹介します。どちらも多くの読者から非常に高い評価を得ている名著がテキストです。内容を確認し、自分の興味がより惹かれる方を選んでください。
1. 論理力・分析力・問題解決力を高める「クリティカル・シンキング学」(デフォルト)
Textbook: “Think Smarter” by Michael Kallet
テキスト代:3,000円(税込 3,300円)
【問題点】 どうすれば論理的思考力を高められるのかわからない
「お前の話は何が言いたいのかわからない」「もう少し論理的に説明してくれ」そう上司や同僚に言われたことがある人もいるでしょう。確かに仕事をしていく上で論理的な説明能力や分析的な思考力などは必要です。しかし、どうすればそういった能力を高めていくことはできるのでしょうか?上司や同僚は指摘はしてくれはしますが、具体的にどうしたらそれを高めていけるのかはなかなか教えてはくれません。「論理力を高める本」のようなものを手にとっても、たいていそれらは内容自体が論理的過ぎてこれから論理力を高めたいと思っている人にはとっつきにくすぎるか、逆にわかりやすく書いてはあるけれど具体的に何をしたらいいのかはわからない、というようなものがほとんどです。
では、どうしたらいいのでしょうか?
【解決策】 「クリティカル・シンキング学」を学ぶべし
論理的思考力や分析力・問題解決力などを高めていきたい、という方にぜひ読んでみて欲しいのがマイケル・カレット著”Think Smarter”です。これは論理力・分析力・問題解決力を高めていく「クリティカル・シンキング」という思考法を学ぶための具体的方法が紹介されている良著。著者自身はHeadScratchersというトレーニング会社を経営しており、そこでこのクリティカル・シンキングの思考法などを教えています。実際のトレーニングを運営していく中で蓄積したノウハウを体系化してまとめあげているのがこの本で、クリティカル・シンキングを行っていくための具体的な25のノウハウを紹介しています。各章の最後にはそれぞれのノウハウをマスターするためのエクササイズも紹介されており、極めてわかりやすく実践しやすい内容になっています。
今回ソフィーではこの”Think Smarter”をテキストとして使った「クリティカル・シンキング学」を開講します。これまで論理的能力を高めたい、と思ってきたけれど、どうしたらいいのかわからずに悩んできた方にぜひお勧めしたい内容です。
この講座であなたが学べること
この講座を受講することで、たとえば次のようなことを学び、身に付けていくことができます。
- 現状を正しく見るための具体的手法
- 漠然とした問題を明らかにしていくためのノウハウ
- 現実をより良く理解するための「事実」と「主観」と「経験」の分け方
- 人の世界観を構成する「ビリーフ」とは何か?
- あなたの主張の説得力を上げるための「コンシステンシー」とは何か?
- 事実の正確さを確認するための「トライアンギュラー・シンキング」とは何か?
- 事実をもとにイノベーションを起こしていくための手法
- 発想を豊かにし、アイデアを出しやすくするための手法
- 仕事の成功率を上げる決断のしかた
- プロジェクトのリスクを明確にする「イレブン・ファクター」とは?
この他にも決断力をアップさせるための様々な手法や考え方を身に付けていきます。
この講座を特にお勧めする人
この講座は次のような方に特にお勧めいたします。
- 自分の論理的思考力を上げたいと思っている人
- クリティカル・シンキングに興味がある人
- 問題解決力を向上したいと思っている人
- 他人にわかりやすく説明する能力を高めたいと思っている人
- 決断力を身に付けたいと思っている人
- 事実を正しく分析する力を身に付けたいと思っている人
参考英語レベル
この講座を受講するための英語力の目安はTOEIC600点程度です。それ以上の英語力と本の内容に対する興味があれば、この講座を受講し内容を理解していくことができます。そしてその内容を現実の中で落としこんでいくことができます。
受講後に期待できる効果
この講座が終了する3ヶ月後には、クリティカル・シンキングを意識的に利用できるようになっているでしょう。論理力や問題解決力・決断力・説明能力を向上させるためのツールを手に入れ、実際にそれらの能力が向上し始めているはずです。そしてそれにより現実がよりハッキリと見やすくなり仕事やその他の私生活でも自分のすべきことがより明確に掴め、行動しやすくなっているでしょう。
2. クリエイティブな組織を育てる方法「ピクサー組織論」
Textbook: “Creativity, Inc.” by Ed Catmull
テキスト代:3,000円(税込 3,300円)
【問題点】 クリエイティブな仕事を組織で行っていく必要に迫られている
今の世の中には問題が山積しています。そして同時にチャンスも無数に存在しています。山積する問題を解決し、無数のチャンスをものにしていくためには、クリエイティブな発想を出し、現実化させていくことが必要です。しかもそれを個人の中だけでなく、組織やチームとして行っていく必要があります。組織やチームでクリエイティブな発想や作業を行っていくことではじめて継続的に発想を出し続けていくことができるようになります。そしてクリエイティブな作業のひとつひとつを現場の担当者が理解して実行していくことができるようにもなります。 しかし、現実にそれを行っていくのは簡単ではありません。
どうすればクリエイティブな仕事を継続的に組織として行っていくことができるのでしょうか?どうすればクリエイティブな発想を尊重し、現実にしていけるようなチームを育てていくことができるのでしょうか?
【解決策】 ピクサーの成功事例から学ぶべし
継続的にクリエイティブなアイデアを現実化させていくことができる組織を育てたい、という方にぜひ読んで欲しいのが、ピクサーの創業者のひとりエド・キャットムルが書いた全米ベストセラー”Creativity, Inc.”です。ピクサーはご存知のように『トイ・ストーリー』などで有名になったデジタルアニメーションの制作会社。この会社のすごいところは、ひとつやふたつのヒット作で終わることなく、『バグズ・ライフ』『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』『Mr.インクレディブル』『カーズ』と次から次へとヒット作を生み続けている会社です。 ひとつの作品が成功し、収益が増えスタッフも増えてくると、たいてい組織の中には「大企業病」にかかり、急激にクリエイティブな仕事がしにくくなっていくものです。しかし、ピクサーはエド・キャットムルらのリーダーシップのもと、噴出してくる問題点を順々に解決し組織が大きくなってからもクリエイティブでいつづけることに成功しています。
どうやって彼らはそれを成し遂げたのでしょう? そのノウハウを見事にまとめあげているのがこの”Creativity, Inc.”なのです。エド・キャットムルはピクサーの創業期からの歴史やピクサーの基礎を共に作り上げたスティーブ・ジョブスとの思い出をストーリーとして興味深く語りつつ、クリエイティブな組織を育てるためのコツをわかりやすく体系化しています。創造性を組織の中に育てることに実際に直接携わり成功を収めた人が、そのノウハウを惜しみなく公開しているタイプの本は、まだ他には存在していないのではないでしょうか。 Amazon.comでの読者レビューの数も非常に多くその評価も極めて高く、これをみるだけでもこの本の素晴らしさを推し量ることができるでしょう。 今回ソフィーではこの洋書をテキストとして使った「ピクサー組織論」を用意しました。この講座を受講することで、あなたのチームや組織や会社をよりクリエイティブなものに育てていくためのヒントがたくさん見つかるはずです。
この講座であなたが学べること
この講座ではたとえば次のようなことを学ぶことができます。
- ピクサー誕生秘話
- スティーブ・ジョブズとピクサーの出会い秘話
- どうすればクリエイティブな発想を現実化できる組織を育てることができるのか?
- 良いアイデアを出し続けるために、良いアイデアそのものよりも大切なものは何か?
- クリエイティビティとビジネスのバランスをとるためにピクサーが作った「ブレイントラスト」とは?
- 作品をみんなでより良くしていくための「グッド・ノート」とは?
- 早く成功するための「正しい失敗のしかた」
- ピクサーの新人教育システム
- ピクサーがクリエイティブな組織を育てるために行っている「8つのメカニズム」とは?
- スタッフ全員でひとつの作品を作り上げるための「デイリーズ」とは?
この講座を特におすすめする人
この講座は次のような方に特にお勧めします。
- 経営者や起業家
- 組織の中にクリエイティビティをもっと育てたいと思っている方
- ピクサー映画が大好きな方
- 組織の問題解決力を高めたいと考えている方
- 新しい時代の組織づくりについて考えたいと思っている方
- 硬直化した組織に変革をもたらしたいと考えている方
- 本当に役立つ組織づくりのノウハウを学びたい方
参考英語レベル
必要な英語力の目安は、TOEICは900点以上。それ以上の英語力と内容に対する興味があれば、この講座を受けることで”Creativity, Inc.” を読み進め、現実に落としこんでいくことができるようになっていきます。
受講することで期待できる変化
この講座を受講することで、クリエイティブな組織を育てるためのヒントがたくさん見つかるでしょう。そして自分のチームや組織に対してどのような取組みをすればよいのかが、かなり見えるようになってきているでしょう。それまでは「ピクサーのようなクリエイティブな組織をつくる」なんてことは全く可能なことだとは思えなかったのに、もしかしたらそういうことが自分にも可能なのかもしれない、という気持ちになれているかもしれません。