2014年7月スタートの2つの新講義を紹介します。
ポジティブな関係を作る「Win-WinパッケージNo.2」
個人間コミュニケーション学 [1ヶ月] + 交渉学102 [2ヶ月]
【個人間コミュニケーション学】“It’s Not All About Me” by Robin Dreeke
テキスト代:1,200円(税込 1,320円)
【交渉学】“Getting Past No” by William Ury
テキスト代:1,900円(税込 2,090円)
- 1,200円+1,900円=3,100円のところ、テキスト代:パッケージ特別価格 2,800円(税込 3,080円)
わたしたち人間の人生は「交渉ごと」に満ちています。赤ちゃんのうちに泣くことでお母さんにミルクを求めるのも交渉のひとつかもしれませんし、小学生くらいになって「ゲームを買って欲しい」とせびるのもまさに交渉でしょう。「今晩のご飯は◯◯食べたい」とお願いするのもそうでしょうし、好きな人をデートに誘うのもそうでしょう。当然、就職も、結婚も、毎日の仕事も、全部交渉のひとつと言えるはずです。このひとつひとつの交渉の積み重ねが私たちの人生を作っていきます。
私たちは交渉することで良い結果を手にしたいと望みます。誰しもそうでしょう。でも、もし自分が心から望む結果に対して相手が決して”Yes”と言ってくれなかったらどうするでしょうか?
何度もお願いしているのに決して首を縦に振ってくれないとしたら、あなたはどうするでしょうか?あきらめるのもひとつの方法でしょう。でも、そのあなたが望むものが「どうしても譲れないもの」や「どうしても手に入れたいもの」だったら、どうしたらいいのでしょうか?どうやって頭の固い上司や、手強い仕入れ先や、頑固な家族と交渉すればいいのでしょうか?どうやって相手に自分の気持ちや立場をわかってもらい、手に入れたいものを手にすることができるのでしょうか?
今回の「Win-Win パッケージ2」では、そんな「相手がはじめから”No”と言っているとき」の交渉術を学び、実践していきます。相手の気持ちや立場がまったく最初全く自分と異なるように見えても、その気持ちを溶かし、立場を変えさせていくことは、実はやり方によってはまったく不可能ではありません。
この講義パッケージでは2つの洋書をテキストとして扱っていきます。
まず1つ目は”It’s Not All about ‘Me’”。(「個人間コミュニケーション学」:受講期間1ヶ月)
これは元FBIの捜査官がまとめた「すぐに他人と仲良くなるための10個のテクニック」についての本。英語で「信頼し合って打ち解け合っている人間関係」を”rapport”(「ラポール」と発音)と呼ぶのですが、その”rapport”を早く構築するための具体的で実践的なノウハウが紹介されています。おそらく著者はFBIでの仕事の中で、相手と早く信頼関係を築くことの重要性を痛感し、そのノウハウを長い間研究し、実践してきたのでしょう。そのエッセンスが非常にわかりやすく紹介されています。
交渉において、その交渉相手と早い段階でより良い人間関係を築くことは何より重要なことであり、まず第一歩目としてそのためのノウハウを身につけていきます。
そして2つ目が”Getting Past No”。(「交渉学102」、受講期間:2か月)
この本は「交渉学101」のテキスト”Getting to Yes”の続編です。
”Getting to Yes”がハーバード大学交渉学研究所の交渉ノウハウの「入門編」のような位置づけであらゆる交渉の場面で応用可能なのに対し、この”Getting Past No”は特に「交渉相手が交渉内容に最初から否定的な場合」という、より難しい状況に絞ったノウハウを公開しています。
交渉に関する本はたくさん出ていますが、この内容は「相手をだます」ような類いの交渉を進めるものではなく、「お互いの共通利益」に交渉相手の目を向けさせることによって、打開策を見いだしていく、という非常に友好的で建設的な手法です。
相手をだますような交渉のやり方は多くの日本人は好きではないでしょうし、向かないと思いますが、この「ハーバード流」の方法は、非常に日本人向きだと思います。
著者の1人であるWillium Ury氏の名スピーチをご覧頂ければ、このノウハウの素晴らしさの一端が理解出来るでしょう。
この講座であなたが学べること
この「ポジティブな関係をつくる win-winパッケージ2」では たとえば次のようなことを学んでいきます。
- 初対面の相手の「心のガード」を一瞬で解「アーティフィシャル・タイム・コンストレインツ」
- 相手が「話しを聞いてもらえている」と感じてもらうための6つのテクニック
- 相手が心を許しやすくなるトピックの選び方
- 印象を良くする非言語コミュニケーションの使い方
- ストレスがかかる交渉中に冷静でいるための方法
- 交渉相手の本当に望むものを見いだす方法
- 不利な状況を好転させるためのテクニック
- 交渉相手を良い気分にさせる質問の仕方
- 相手に断りにくくさせる3つの具体的質問
- 難しい交渉相手を自分の協力者にしてしまう方法
お勧めする人
このパッケージは次のような方に特にお勧めします。
- 「自分の立場をわかってもらえない」と悩んでいる人
- 人間関係の「板挟み」に困っている人
- 起業家や経営者
- 中間管理職
- 学校の先生
- コーチングに携わっている方、コーチングに興味のある方
- 政府関係者
受講後に期待できる効果
この内容を身に付けると、これまでと世界の見え方がガラッと変わってくるはずです。<もしかすると暗く重く見えていたかもしれない世界が、明るい希望とチャンスに満ちたものに見えてくるかもしれません。
交渉ごとが下手なために損をしている人は少なくありません。でも、この方法を学べばその状況を一気に変えることができます。
ぜひこの機会に受講してください。
自ら学ぶ子どもや部下を育てる学習促進法
学習促進学 [3ヶ月]
【学習促進学】“How To Talk So Kids Can Learn” by Adele Faber, Elaine Mazlish
テキスト代;2,100円(税込 2,310円)
家で子供に勉強させるのって大変です。家の中にはTVがあり、マンガ本があり、ベッドもあり、他の家族もいる。そんな中で宿題をやらせたり、テスト勉強を促したりするのって、親にとってはなかなか大変な仕事です。子供は子供のペースや気分があるのでしょうが、親から見たらそんなゆっくりやっていたらいつまでたっても終わらない、というように見えてイライラします。でも、大きな声を出して叱り付けてもあまり効果はありません。逆にやる気を失わせてしまう結果になってしまったりします。難しい問題です。
他人に学習を促すことの必要性は、親子の関係の中に限ったものではありません。激しく変化する社会の中において、会社で働く社員には常に新しい知識を学び変化を先取りしていかなくてはなりません。ですから会社の中で上司が部下にどう自主的な学びを促していくのか、というのは非常に大きな問題です。上司から見ると自分から学んで当然に思えることも、部下にはそう見えなかったりします。でも、上司が部下にそれを言っても、部下はなかなか自覚してくれなかったりします。逆に「うるさいことを言われた」と煙たがられてしまったり、仕事の意欲を失わせてしまったりすることにもなるかもしれません。
何か、うまく他人に自主的な学習を促す方法ってないのでしょうか?相手のやる気を損ねたり、お互いの関係性を悪くすることなしに、学習意欲を促進するノウハウってないのでしょうか?
少しでもそういうことを考えたことがある人に、ぜひお勧めしたいのが今回の「学習促進学」です。
この講義ではテキストとして”How To Talk So Kids Can Learn”を使います。
著者のAdele FaberとElaine Mazlishはアメリカで教育関係者などから絶大な信頼を得ている親子コミュニケーションのエキスパート。彼女たちの本は1980年代に大ベストセラー”How to Talk So Kids Will Listen & Listen So Kids Will Talk”が出版されて以来、アメリカで累計300万部以上も売り上げを記録しています。
この本の中身は長年にわたりアメリカ中で行ってきたワークショップの中身を体系化したもので、きわめてわかりやすく実践的。その内容は基本的には親子関係に絞ったものですが、企業内における上司と部下との関係など、大人同士の関係の中でもまったく同様のスキルが使えます。
この講座であなたが学べること
この「学習促進学」の中ではたとえば次のようなことを学んでいきます。
- やる気を失わせる感情とのつきあい方
- 気持ちを学習へ向かわせるための7つのテクニック
- 「罰を与える」ことが、逆効果になる理由
- 相手の問題を一緒に解決していく6ステップ
- 相手のやる気を促進するほめ方と叱り方
- 相手のやる気を促す話の聞き方
お勧めする人
この講義は次のような方に特にお勧めします。
- まさに子育て中のお父さん・お母さん
- 毎日子供に宿題をさせるのが苦痛で仕方ない人
- 学校の先生
- 教育関係者
- 人材育成のお仕事をしている方
- コーチングなどのお仕事をしている方
- 企業経営者
- 何らかの組織を運営しているリーダー
- 中間管理職の方
受講後に期待できる効果
この内容は非常に実践的で、読み始めて1日目から現場で応用できることが出てくるはずです。そしてそれを3ヶ月続けているうちに、あなたのコミュニケーションの仕方は大きく変わってくるでしょう。あなたのまわりの人や組織の雰囲気もたぶん大きく変わっていくと思います。仕事に対する余計なストレスは減り、本当に必要としていることにもっと時間やエネルギーを盛るようになってきているでしょう。
ぜひこの機会に本講座を受講してください。心からこの講座の受講を、社会人のあなたにお勧めします。