変化が難しいときに、変化する方法
Behavioral Psychology – 行動心理学
【行動心理学】 “Switch: How to Change Things When Change Is Hard ” by Dan Heath and Chip Heath
テキスト代:ハードカバー 2,500円(税込 2,750円)、ペーパーバック 2,000円(税込 2,200円)* 表紙画像はペーパーバックバージョンです。
「変わるのって難しい」多くの人はそう言います。でも、本当にそうでしょうか?
人は時として喜んで変化します。
例えば結婚。住む環境が一変してしまうこの変化を多くの人は積極的に起こします。
もしくは出産。自分の時間の多くが奪われてしまうこの変化を多くの人は喜んで受け入れます。
転職なども良い例でしょう。もしくはiPhoneなどの使い慣れない電子機器を買うのも、喜んで変化している例でしょう。
「変わるのって難しい」そう一方で言いながら、多くの人は同時に一方では大きな変化を自発的に行っているのです。
どうやら「変化」には「難しい」と感じる変化と、比較的スムースに自発的に起こす「簡単な」変化の2種類があるようです。
ではこの2つにはどのような違いがあるのでしょうか?
どうしてある種類の「変化」は実行に移すのが非常に難しいのでしょうか?
「難しい」変化を「簡単な」変化にする方法はないのでしょうか?
もしその方法があるとしたら、それは一体どのような方法でしょうか?
その問いに対する答えているのが今回のテキスト”Switch: How to Change Things When Change Is Hard”です。
これは前作「人の心に残るメッセージに共通しているものは何か?」を明らかにしてアメリカでベストセラーになった”Made to Stick“の著者Chip HeathとDan Heathの兄弟の2010年最新作。
発売直後にニューヨーク・タイムスやウォール・ストリート・ジャーナルのベストセラーリストで一位を獲得しています。
この本を読むと「難しい変化」を「簡単な変化」に変える方法が見えてきます。
一見して手のつけどころがないような大きな問題も、「簡単な変化」にしてしまえばいいのだ、ということがわかります。
この講座であなたが学べること
この本をテキストに使った新講義「行動心理学」では、例えば次のことなどを学びます。
- 「難しい変化」と「簡単な変化」の違いは何か?
- 変化を難しくさせる脳のしくみとは?
- 人間の変化の2種類のエンジン”rider”と”elephant”とは何か?
- 「難しい変化」を「簡単な変化」に変えるにはどうしたらいいのか?
お勧めする人
この講義は次のような人にお勧めします。
- 「変わりたいけどなかなか変われない」と悩んでいる人
- 自分だけでなく他人の変化を促進したいと考えている人
- 教育関係に携わっている人
- コーチング・カウンセリングなどのお仕事をしている人
- 部下を育てたいと思っている管理職の人や経営者
受講後に期待できる効果
この講義を受講することで、身の回りの様々な変化を今までよりもずっと容易に行えるようになってくるでしょう。
それは自分一人の変化にとどまらず、家族や会社などの組織での変化にも応用できます。
学習を促進するソフィーの学習理論とも共通点が多く、ソフィーの仕組みを理解し学習効果を高めるのにも効果があるでしょう。
また、ドラッカーの” Innovation and Entrepreneurship“は「社会に変化を起こす方法」をまとめた本ですから、共通点も多く、合わせて読んでみると相乗効果があると思います。
この”Switch: How to Change Things When Change Is Hard”では難しい変化を簡単な変化にするための具体的な方法論が書かれています。
またその方法論を理解しやすくする事例も多数掲載されています。
これらの事例を単に読み物として読むだけでも面白く、時間を忘れて読み進めることができると思います。
そしてこの講義の受講が終わる3ヶ月後には「変化」に対する考え方がかなり変わっていることでしょう。
自分自身やまわりの問題にも冷静に対応し「変化」をもっと主体的に起こせるようになっていることでしょう。
経営のノウハウを体系的にまとめた最初の「経営の本」
Drucker Management103 – ドラッカー経営学103
【ドラッカー経営学103】 “The Practice of Management” by Peter F. Drucker
テキスト代:1,700円(税込 1,870円)
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』という経営学の父ピーター・ドラッカーの教えをわかりやすく説明した本が相変わらず売れています。
昨年末に発売されたこの本は、売り上げ累計部数は50万部を超え、勢いはまだまだ止まりません。
この本の中ではドラッカーの名著『マネジメント』(原題”Management“)が中心の題材として取り上げられています。
この本をきっかけに実際に『マネジメント』を読んでみたくなった人も多いでしょう。
しかし、ドラッカーの入門書としては『マネジメント』は、あまり適していません。
この本の日本語完全版は上中下巻の3巻にわかれ、合計で1000ページを超えるような「超大作」だからです。(ちなみに原書は600ページ余り)
分量が多すぎて入門としてはかなりハードルが高いです。いきなりこの本に取りかかっても途中で挫折してしまう可能性が高いでしょう。
それよりもドラッカーの入門としてオススメするのが”The Practice of Management”(邦題『現代の経営』)です。
この本はドラッカーがGMなどでのコンサルティングの経験から経営のノウハウを体系的にまとめた世の中ではじめての「経営学」の本です。
この本では経営について全体像を理解しやすいように書かれており、入門書としては最適です。ページ数も原書が400ページ程度にまとまっています。
そもそも”The Practice of Management”が書かれたのが1954年。
その後この本をベースに、より専門的な内容を織り込んで1973年に書いたのが先の”Management”。
ですから”The Practice of Management”の方を先に読んだ方が理解しやすいのです。
この本を読むことで「経営とは何か」を体系的に、そして客観的に理解することができます。
今まで経験と勘だけで経営をしてきた人は、ドラッカーによって体系化された知識を学ぶことによって、もっと効率的な経営方法があることがわかり、ワクワクしてくると思います。
また経営に直接携わっていない人も、会社経営のことがわかると、いろんな面で仕事がしやすくなってくるはずです。
この本をテキストとした「ドラッカー経営学103」を今回新講義として開講します。
この講座であなたが学べること
この講義の中ではたとえば次のようなことが学べます。
- マネジメントの3つの機能とは?
- 企業の目的とは何か?
- 目標設定はどのようにしたらいいのか?
- より良い意思決定のための3つの方法
- 未来を予想するための方法
- 適切な昇進制度とはどんなものか?
- 優れた経営者の条件とは?
- 利益とは何か?利益の役目とその種類
お勧めする人
この講座は次のような人に特にお勧めします。
- 経営に携わっているけど、あらためて経営学を体系的に学んだことがない人
- 将来経営に関わる仕事をしたいと思っている人
- 企業のしくみを客観的に理解したい人
- 経営の全体像を知ることで、仕事の意思決定を効果的にしたい人
- 社会に貢献できる仕事をチームで行いたいと思っている人
- ドラッカーの本を原書で読んでみたい人
その他にもビジネスに携わるすべての人にこの講座をおススメします。
受講後に期待できる効果
この講座を受講し終えた3ヶ月後には、いろいろな企業がどうして特定の意思決定をするのか、その理由がわかるようになっているでしょう。
そして場当たり的に動いているだけの会社と、深い考えのもとに意思決定している会社が見分けられるようにもなってくるでしょう。
また、自分が働いている会社がどうあるべきなのかもよくわかるようになり、仕事がしやすくなっているでしょう。