週に1時間の投資でよりよい人生に!
The Power of an Hour
"The Power of an Hour" by Dave Lakhani
テキスト代:3,000円(税込 3,300円)
「自分の人生をより良いものにしたい!」誰もがそう願っていると思います。
「自分の能力やスキルをアップさせたい!」どの人もそう考えていると思います。
だけどそのための時間が、なかなか取れない。目の前の仕事が忙しくて、そういう時間は後回しになってしまう。そういう人は少なくなんじゃないでしょうか。
でも、ちょっと考えてみてください。もし1週間に1度、たった1時間を投資するだけで、人生が変わっていくとしたらどうでしょうか?わずかそれだけの時間で、生活が改善されていくとしたらいかがしょうか?この本は、そんなことを現実に起こしてくれる本です。
この中で著者は、自分のスキルをアップし、人生をより良くするためには、何十万円もの投資や、何十時間ものまとまった時間は必要ない、と説いています。それよりも仕事の合間や週末に取れるたった1時間の邪魔されない時間。それだけで十分だ、と言っています。
そしてその1時間でできるプログラムを、20個近く紹介しています。その分野は「人間関係」「人生の目標」などの個人的なものから、「時間管理」「マネージメント」「マーケティング」などのビジネスに関するものまで広範囲をカバーしています。
あなたは数日おきや数週間おきに、わずか1時間の時間を取り、手順どおりに進めていけばいいだけ。それだけで、着実に「新しい自分」を発見し、人生をより良いものへと改善していくことができるようになっていきます。これだけ実行しやすい本もなかなかないでしょう。
ですから、この本は特に「本を読んで行動することに重点を置きたい」と思っている人にお勧めです。
そしてソフィー・メソッドのひとつ"Learning by Doing"の力を体感してみたい、と考えている人に強く推薦します。
3ヵ月後には、それまでには気が付かなかった「自分が本当にやりたいこと」がハッキリしてきていることにきっと気が付くでしょう。
混乱を楽しみ、自分の可能性を広げる!
What the Bleep Do We Know!?
"What the Bleep Do We Know!?" by Willian Arntz 他
テキスト代:2,500円(税込 2,750円)
たいてい、本には何らかの「答え」が書いてあります。本を読む人もその「答え」が知りたくて読むものです。
ところがこの本には明確な「答え」は一切ありません。
その代わりにこの本にはたくさんの「クエスチョン」が載っています。
この本を読むと、頭がスッキリすることはないでしょう。
逆に頭が混乱するんじゃないでしょうか。
でも、その混乱にはなんとも言えない「ワクワク感」が含まれています。
誰もが子どものときには感じた「未知のものに対する心の高鳴り」。
それを思い出させてくれます。
数ヶ月前に友人からの紹介で
"What the bleep do we know!?"
という風変わりなタイトルの映画を見ました。
多くの科学者や思想家のインタビューを交えながら、「これまで常識とされていた世界観が、いかに誤ったものなのか」を説明していく、というこれまでにないタイプの映画でした。
はじめて見る形式の映画なので多少なりとも違和感はありました。
でも、映画を見終わった後に、「誰かにこの映画のことを伝えたい」という衝動が自分の中に起こりました。なんとも言いようがない不思議な魅力がそこにはありました。「なるほどこの映画なら口コミで広がったのもうなづける」そう思いました。
この映画は世界数カ国で公開されていますが、日本ではまだ公開されていません。DVDも出ていますが、日本のプレイヤーでは見ることができません。
ところがこの映画はすごく人気が出たため、この映画の内容をまとめた本が出ました。この本の出来がとてもいいのです。
映画もいいですが、本のほうがいいんじゃないか。人によってはそう思う人もいるんじゃないでしょうか。
普通の映画よりもずっと言葉が多いので、特に日本人は本で読んだほうが理解しやすいかもしれません。
"What the bleep…!?"では量子力学など、一般的には難しいと思われている考えをわかりやすく説明しながら、「世界はそもそもどうなっているのか?」を最新科学の立場から解き明かしていきます。
この本を読むと、いままで『思考は現実化する』のような体験談に基づく成功哲学や自己啓発の内容が最新科学の立場からも実証されていることに気が付くでしょう。
そして発想が自由になり、「もっといろんなことが自分にはできるんじゃないか」と気付かせてくれます。
子どものころのイキイキとした好奇心を取り戻したい。ワクワクしながら毎日の仕事や生活に取り組みたい。自分の想像性の枠を広げたい。そう考えている人にお勧めします!
この本を読んだ後には目の前の世界が読む前とはまったく違ったものに見えてくることでしょう。