ソフィーでは今回、ホームページなどに文章を書いてもらいながら、「書く技術」を高めてもらう、ライター・インターンシップを募集することにしました。昨日から募集開始したインターンシップ。早速、情熱のある人たちからの応募が集まってきています。「情熱」って大事です。それが行間からにじみ出ます。
ライター・インターンシップ生の募集。この発想の原点はやっぱりカオス理論。ソフィーに関わる人たちのカオスをつくることで、場を活性化し、より良いものを提供する原動力にしよう、という考えが、そもそもあります。成果はこれからですが、とてもいい効果をもたらしてくれる予感がしています。
多数の応募のため、選考に苦労しました。結局定員3名のところ6名、選考させていただきました。8月の頭に恵比寿キャンパスでキックオフミーティングを行い、インターンシップはスタートしました。7月は書き方についてじっくり研修。9月ごろから、彼らの書いた文章がちょっとずつホームページなどに出てきました。(ライターインターンシップ生の紹介はこちら)
毎週末、電話会議をやっています。そこで気づいたことは多くの人が「できない」ことにフォーカスが行き過ぎてしまっている、ということ。
- 「まだ○○していない」
- 「××がないからできない」
こういうフォーカスをしていると、イライラしたり気分が落ち込んだりして、その結果、学習効果が下がってしまう。そこで、そのセリフを次のように変えてみるとgood。
- 「これから○○ができる」
- 「××がないからこそ、今できることは何だろう?」
言葉を意図的に変えることで、フォーカスが変わってきます。このフォーカスのシフトは一週間も集中して練習すると結構上手になります。今「できない」ということは裏返してみると、これから「できる」ということ。そこが見えるようになると、学習効果がグンとアップします。「学ぶ」とか「成長する」ということは、
- 「できない」→「できる」
- 「わからない」→「わかる」
となるプロセス。だから学ぶときには必ず「できない」「わからない」状態に向かい合う必要が出てくるわけだ。ただ、このときに「できない」「わからない」ばかりに焦点が行くと、イライラするだけで、前に進めなくなる。そして学習すること自体が嫌いになっていく。
ところがそこから「わかる」「できる」を見るようになってくると、楽しくなってくる。集中もできる。継続もできる。だから学習効果が上がる。極めて当たり前で非常に単純だけど、成果は大きい。ソフィーメソッドのミソはこのあたりにあります。
ただ、今度は「わかる」「できる」にだけに焦点が行き過ぎて、「できない」「わからない」に目を背けてしまってもあまりうまくない。はじめに、わからないことがハッキリすればするほど、何を学べばいいのかハッキリしてくる。
はじめに、できないことが明確になっていればいるほど、どこを成長させていけばいいのか明確になる。ソフィーではこれを「健康診断」と呼んでいます。どこがどう悪いのかクリアに見えていないと、骨折なのに捻挫の治療をしてしまうようなことになってしまいますからね。
嫌かもしれないけど、できない部分をできるだけよ〜く見る。余計な感情を絡めず、極めて冷静に、客観的にそこを観察する。そうするとそこに「可能性」が見えてきます。