【内容の要約】
- [問題]英会話上達のためには大量のインプットが必要
- [解決策]「インプット」の前に「スペース」を作ってあげれば良い
1.[問題]英会話上達のためには大量のインプットが必要
英会話に限らず外国語を上達させるためには大量の情報を覚える必要があります。単語やイディオム、文法や慣用表現、流行語や専門用語など、覚えることは非常にたくさんあります。
はっきりと特定するのは難しいのだと思いますが、いくつかのサイトを調べてみると、ネイティブの英語のスピーカーが覚えている英単語数が2万語とか3万語くらいである、というのが通説のようです。
しかし2万も3万も英単語を覚えるのは容易ではありません。
しかも辞書を見れば、1つの単語に5つも6つも意味や用法が載っています。それらを含めたら、10万も20万も覚えることがあるのです。普通の人が普通のやり方で学習していったら、とてもそれを勉強して全部覚えることは不可能です。
そもそも現代社会で生活している私たちは、すでにいろんなことに頭を使っています。まったく何もすることがなくてヒマを持て余していたとしても、それだけのものを記憶するのは難しそうなのに、仕事や日常生活の中でふだんから頭が情報でいっぱいになっている状態で、そんなに大量のものを勉強して覚えるなんて、まったく不可能なことのように思えてきます。
2.[解決策]「インプット」の前に「スペース」を作ってあげれば良い
では、どうしたらいいのでしょうか?
現代の情報社会の中で私たちは英語やその他の言語など、新しい言語を習得をするなんてことは、不可能に近いことなのでしょうか?
何か英会話を上達させるための、優れた学習法などは存在していないのでしょうか?
私たちの「ソフィー・ジ・アカデミー」では、こういった問題を解決するために効果的に学習の成果を出すためのノウハウを「ソフィー・メソッド」として体系化し、紹介しています。
ソフィー・メソッドは、現在次の10のノウハウに集約されています。
これらのひとつひとつの説明は、後日ブログ記事の中で機会があれば書いていきますが、ソフィー・メソッド全体を簡単に説明すると、これは「頭の中にスペースをつくるノウハウ」と言うことができます。
通常、学校や塾、英会話スクールなどの教育機関では情報を生徒の頭の中に「詰め込む」ということをしようとします。ところが、現代人の多くの人の頭の中はすでにたくさんの情報でいっぱいになってしまっているため、詰め込もうとしてもなかなか、情報が入っていきません。
これを無理して詰め込もうとしてしまうと、短期的にも成果が出にくいばかりか、長期的にも「リバウンド」のような現象、たとえば「燃え尽き症候群」のようなことが学習者の中に現れてきてしまったりします。そして学ぶことへの興味が全くなくなってしまったり、最悪の場合は生きる意欲自体をなくしてしまったりすることもあります。
◎お腹がいっぱいならどんな高級料理だって食べられない
頭の中がいっぱいなのにさらにインプットしようとすることは、まるでお腹がいっぱいなのに「もっと食べろ」と食事を胃の中に詰め込ませようとしているようなものです。どんなにおいしい食事を用意しても、お腹がいっぱいならまったくおいしくはありません。無理して詰め込んだら、食べ過ぎで体を悪くしてしまうでしょう。
そこで、ソフィーでは「ソフィー・メソッド」を使って生徒の頭の中にある情報を言ったん外に出してあげたり、頭の中のスペースを新たに作りやすくしてあげるのです。それは例えて言うのなら「ご飯を食べる前にお腹が空いた状態を作ってあげる」ということです。お腹が空いてしまえば食事はおいしく食べれます。まわりの誰かが無理に詰め込もうとしなくても、目の前の食事を自らすすんで苦もなくどんどん食べてしまうでしょう。
知識に関してもまったく同じことが言えます。頭の中が空っぽになると、人は目の前にある興味深い情報を自らすすんで苦もなくインプットし始めるのです。
「ソフィー・メソッド」のようなノウハウは、実はそれほど高度なノウハウではありません。たいていの人はこれらのノウハウのうちいくつかは、日常的に当たり前のように使っているものです。
ただ、ふだんはそれぞれをなんとなくバラバラに使ってしまっていて、これらのノウハウを体系化してまとめて一気に使うことはあまりありません。ですから意識的にまとめて使うと、それまで得たことがないような大きな成果を得られたりします。
◎非合理なプロセスを「意識的に」合理的なプロセスに置き換えるのがソフィーメソッド
また、不思議なのですが、人は得意なことをするときにはソフィーメソッドで体系化されているような非常に合理的なノウハウの多くを自然に無意識のうちに使うのですが、まったく同じ人でも苦手なことを学習するときには、まったく理にかなわない非合理なことをやりはじめたりします。
そこで苦手なことをするときに無意識に行ってしまっている非合理なやり方を、「意識的に」得意なことをするときに自然に使っているやり方に置き換えてあげるのです。
そうすると、次第に苦手だったことが得意に変わっていったりします。
そういうものが「ソフィー・メソッド」と私たちが呼んでいるものです。
これらを使うと、忙しい毎日の中でも上手に頭の中にスペースを作り、効果的に英語学習を進めていくことができます。そして数ヶ月から数年で英会話の力が着実にアップしていきます。
これまでの記事の中ではたとえば下の記事の中では、私たちが”Learning By Doing”と呼んでいる手法のことが紹介されています。
興味があれば、まずこちらの記事をぜひ読んでみてください。