言葉の習慣を変えたい人へのお勧め洋書

昨日書いた『勉強のモチベーションが上がる考え方:「40日で一兆歩」理論』が非常に好評だったので、それを読んで「何か継続的な行動をしたい」という衝動が起こってきた方へ、お勧めしたい洋書が一冊あります。

◎言葉の習慣を変えたい人へのお勧め洋書

それはこちら。“A Complaint Free World: How to Stop Complaining and Start Enjoying the Life You Always Wanted”です。

これは要するに「21日間、不平不満を一切言わないでみよう。それにより大きな変化が自分に起こるよ。」ということをお話ししている本。

これは2007年にアメリカで発売され、ベストセラーになりました。
Amazon.comの読者評価を見ても、非常に評価が高いのがわかるでしょう。

日本でも『もう、不満は言わない』というタイトルで2008年に出版され、ベストセラーになっていますから、読んだことや書店で見かけたことがあるかもしれません。

現在は文庫版で出版されています。

 

◎21日間不平不満を言わない「ゲーム」

“A Complaint Free World”の中で著者のウイル・ボウエンが提唱している手法は非常にシンプル。

「片方の手首にラバーバンドをつけ、一言でも不平不満を自分が口にしたら逆の手首に付け替える。21日間不平不満を言わず同じ方の手首にラバーバンドがあったら、ゲームクリア」というもの。

私は4年ほど前に試してみました。

その以前から自分で使う言葉にはかなり気を使っている方でネガティブな言葉は使わないようにしていたので、「21日間不平不満を言わない」なんてゲーム、簡単にクリアできてしまうだろう、と思って始めました。でも、やってみたら意外と難しかったので、驚いたのを覚えています。テレビのニュースなどを見てグチを言ったり、周りの人のグチなど言ったりというのはほとんどなかったのですが、天気のこととか、好きな野球チームが負けた時とか、意外とちょっとした不平不満を口にしていたことに、ラバーバンドをして初めて気がつきました。

結局、3ヶ月くらいはラバーバンドを確かしていたと思います。やっとクリアした時には、すごくホッとしたのはよく覚えています。そして確かにそのゲームをする前とクリアした後では、自分の態度や気持ちがさらに一歩か二歩くらい前向きになった感じがしました。

その後、英会話スクールの生徒たちも何人か試していましたが、かなり大きな変化があったようでした。

特にそのうちの一人、40代の女性はまわりからみていても目に見えるほど変わって、半年以内に仕事も住むところも変わってしまいました。

◎もしこの「ゲーム」をはじめてみたいと思ったら

もしこの「ゲーム」をはじめてみたいと思ったら、日本語の本を読んでみてもいいでしょうが、英語力を高めることに少しでも興味があるのなら、原書に挑戦してみるのをお勧めします。

この本は結局言っていることはこの「ゲーム」についての説明だけですし、その中身の概要がわかれば中学卒業程度の英語力で結構理解できるはずです。途中にいろいと出てくる体験談は少しわかりにくいところもあるかもしれませんが、そのあたりはわかったところだけわかれば十分です。英語もシンプルです。このブログで書いてある洋書の読み方を参考にして挑戦すれば、結構行けると思います。洋書初心者には入門書として非常にお勧めです。

著者のビデオはこちらで見れます。簡単にこのラバーバンドの「ゲーム」を思いついた経緯などを話しているので、聞いてみるといいでしょう。

ラバーバンドは著者のホームページでも売っていますが、わざわざアメリカから取り寄せると高いし時間もかかるので、近くの雑貨屋さんで売っているやつもので気に入ったやつを見つけて使ったらいいと思います。

近くにいいお店がなければ、送料はかかりますが、Amazon.co.jpでもいろいろ売ってます。たとえばこういうものとか。

せっかくですからこの21日間のゲームと、“A Complaint Free World”を毎日読む、ということをセットにして、『勉強のモチベーションが上がる考え方:「40日で一兆歩」理論』を試してみる、というのはいかがでしょう?

21日後大きく変わった自分に出会える、かもしれませんよ。

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