2009/9/7(月)”Productive Thinking”実践レポート始めます
こんにちは。 ソフィー・ジ・アカデミーの三浦です。「創造力向上学」のテキスト”Think Better“の中では “Productive Thinking”という モデルが紹介されています。これは次の6つのステップに分かれているプロセスです。
- STEP1 What’s Going On?
- STEP2 What’s Success?
- STEP3 What’s the Question?
- STEP4 Generate answers
- STEP5 Forge the Solution
- STEP6 Aoign Resources
これらは実際に著者が たくさんの企業をコンサルティングする中で 作り上げてきたものです。このプロセスを自分たちで試してみて、 その率直な感想をここで紹介していきます。
2009/9/8(火)STEP1 What’s Going On?について(1)
このステップは「現状の問題点」を掘り下げ、 理解を深めていくステップ。そしてその問題点の「反対側」にある 「理想の未来」もかいま見ていきます。このステップは 次の5つのサブステップに分かれています。
- Substep1 What’s the Itch?
- Substep2 What’s the Impact?
- Substep3 What’s the Information?
- Substep4 Who’s Involved?
- Substep5 What’s the Vision?
サブステップの4までで問題点をあらゆる面から見て行きます。「問題点なんてわかっている」 と思いこんでしまいがちですが、 このプロセスをやってみると 案外わかっていたような 気になっていただけなことに気がつきますよ、 と著者は言っているのです。
2009/9/9(水)STEP1 What’s Going On?について(2)
まずは Substep1 What’s the Itch? をやってみました。ここでは組織の中にある 「かゆみ」や「いたみ」を 言葉にしていきます。まだここでは 解決策を求める必要はありません。とにかくできる限り数多くの「かゆみ」や「痛み」を リストアップしてみましょう、 と著者は言っています。しかし、実際にやってみると これが案外難しいのです。
「”Itch”を言い続ける」ということは 「グチを並べている」ような感じもします。ソフィーのスタッフは特に 「物事のプラスの面を見る」 ということを今まで意識的にやってきているので、”Itch”がひとつ出る度に、 「でもそれってこんない良い意味もあるよね」 と条件反射的に、別の解釈をしてしまうのです。
もしくは「それってこうすればいいんじゃない?」 とすぐに解決策を探しに行ってしまうのです。「物事の悪い面ばかり見ずに、良い面を見る」これって、絶対的に良いことだと思ってきました。でも、このことさえも、 「パターンに囚われてしまう」 と、マイナスの効果を生んでしまう。物事をまっすぐに見れなくなってしまう。そのことに気づかされました。
2009/9/10(木)STEP1 What’s Going On?について(3)
Substep2〜4はリストアップした”Itch”を いろいろな角度から見て、 さらに深めていくプロセスです。
- Substep2 What’s the Impact?
- Substep3 What’s the Information?
- Substep4 Who’s Involved?
私たちがリストアップした”Itch”は 正直言って、特に目新しいものではありませんでした。誰でもそういう問題点が存在していたのは知っていた。そんなものばかりでした。でも、まずその問題点を言葉にして リストアップしてみんなで共有する、 ということは初めての体験でした。さらにその問題点をいろんな面から見て深掘りする、 というのも初めての体験でした。
これにより、 確かに、なんとなくわかっていたつもりになっていた問題点が、 すごく深いレベルで理解できた感じがしました。さらにその深いレベルの理解を 他のスタッフと共有できた感覚もありました。