英会話力を上達させる「唯一」の方法：国内にいながら英会話力を上達できる

英語の実力を上げていくためには、究極的には方法はひとつしかありません。これは誇張でもなんでもありません。この「唯一」の方法以外の学習法をやっているのなら、もしかすると英語のテストの点数が上がることもあるかもしれませんが、英語の実力を上げていくことは絶対に不可能なのです。ではその「唯一の方法」とは一体どんなものなのでしょうか？

今回は、ちょっと挑戦的なタイトルで。 「英会話力を上達させる『唯一』の方法」です。

英会話力を上達させるために、単語をいっぱい覚えようとしたり、文法を再学習したり、TOEIC対策に取り組んだり、スピードを上げてリスニングを行なってみたり、音読してみたり、ネイティブの先生についてレッスンを受けてみたり、いろいろみんな試していると思います。

でも、あんまり効果ないんじゃないでしょうか？なぜか？
やり方が間違っているからです。

たくさんの人がいろんなことを言いますので、なんだか何をやったらわからなくなってしまうんだと思いますが、英会話力を上達させる方法はたったひとつ。英語をたくさん「使う」ことです。使うことで「慣れる」ことです。

英語は「道具」です。
英語を使って外国の人と話したり、知らなかった知識を手に入れたり、日本人以外の人とお友達になったり、ビジネスで海外に進出したり、逆に海外の情報を使って日本でビジネスを展開したり、などなど、「道具」として使いたい、のがほとんどの人の、英会話スクールへ行ったり、英会話の教材を買ったりという人の、「英語を学びたい」というもともとのモチベーションだと思います。
（中学生とか高校生とか「とりあえず英語のテストで点が取れればいい」というモチベーションの人は当然ここからは外れます。また、「英文解釈」とか「言語構造」に興味があって研究したい人もこの「唯一の方法」には当てはまりません）

「道具」であれば、「道具」はどのようにすれば「使える」ようになるでしょうか？「使う」ことです。それが「唯一の方法」です。「道具」はどのようなものであれ、「使う」ことによって、慣れ、熟練し、「使える」ようになっていきます。「道具」を「勉強」することによってではありません。

もちろん「道具」を「勉強」することは、最初の段階に置いては、導入をスムースにしてくれることはよくあります。また、ある程度慣れてからも、「使う」ことから時々離れて「勉強」してみることも、「使う」ことの上達を助けてくれることも良くあります。でも、「使う」ことなくして、「道具」が「使える」ようになることはありません。「勉強」だけして「道具」が「使える」ようになることはありえません。

自転車にしろ、自動車にしろ、ナイフにしろ、フォークにしろ、トンカチにしろ、ノコギリにしろ、パソコンにしろ、スマートフォンにしろ、「使う」ことがあって、上達し、「使える」ようになります。

自動車を「勉強」しただけで自動車を運転できるようになった人はいません。ノコギリを「勉強」しただけで上手に使えるようになった大工さんもいません。同じように英語を「勉強」するだけで英語ができるようになる人はいないのです。英語が「道具」なのであれば、上達するためには「使う」ことが不可欠なのです。

「でも、日本にいたら英語を使う機会なんてそんなにないじゃないか！」そう反論したくなるかもしれません。でも、これも思い込みによる間違いです。「英語を使う＝英語を話す」ということだ、と思い込んでいるのです。

英語を道具として使うことは、英語を話すことだけに限りません。

たとえば、英語を道具として必要な情報をインターネットサイトや洋書などでで集めたりすることも「英語を使うこと」のひとつです。日本にいたら日常的な「会話」の中で英語を「使う」ことは難しいことが多いのですが、インターネットが発達した今、そしてインターネット書店が発達して洋書を手に入れやすくなった今、新しい情報を手に入れる「道具」として英語を使うことは比較的容易で、誰にでもできる方法になっています。

英語を使って、知識を得て、試してみる。英語を使って、知識を得て、世の中を違った角度から眺めてみる。英語を使って、知識を得て、他の人と共有してみる。これも「英語をつかうこと」であり、日本に居ながらにしてできることであり、多くのビジネスマンにとって今すぐ必要なことでもあり、英会話力を上達させていく上で有益なことでもあります。

インターネットや洋書で英語を道具として情報を集めることを続けていると、当然、まず英語のリーディング力が上がりだします。英語のリーディング力が上がると、次に不思議と英語のリスニング力が上がっていきます。（おそらく単語力が増えることがその理由のひとつだと思います）すると英会話の際に相手の言うことがわかるようになってきますから、相手の行っている内容にあわせた回答ができるようになり、英会話が「言いっぱなし」ではなく「キャッチボール」になっていきます。

「英語を道具としてたくさん使うこと」それが道具である英語と言う言語を習得し、英会話力を上達させる「唯一」の方法です。そして日本にいながらにして、英語を道具としてたくさんつかうためのひとつのオススメの方法が、「インターネットや洋書で英語で仕事などに必要な情報を収集する」という方法なわけです。