たくさんの時間英語の勉強をしてもなかなか英語ができるようにならないで、苦しんでいる人は少なくないと思います。どうしてなのでしょうか?それはもしかすると、あなたがこれまで一生懸命インプットしてきた英語に「エネルギー」がなかったからかもしれません。
【内容の要約】
- [問題]たくさん「勉強」してもなかなか英会話ができるようにはならない
- [原因]「エネルギーのない英語」をインプットしても、身に付かない
- [解決策]「エネルギーのある英語」をインプットせよ!
1.[問題]たくさん「勉強」してもなかなか英会話ができるようにはならない
英語は中学生のときから好きな科目でした。
心のどこかでいつか日本の外へ出てみたい、という気持ちがあったのかもしれません。テスト勉強や受験勉強になるとまずは英語からいつも優先して手を付けていました。高校時代は野球部に所属していて練習でいつも疲れきっていたので授業中はほとんど寝る時間だったのですが、英語の時間だけはしっかり起きて、集中して授業を受けていたのを良く覚えています。
中1になる直前の春休みからNHKラジオの「基礎英語」を聞いていましたし、高校生のときも自分のお年玉で「○○の冒険」という通信講座を受講して一生懸命聞いていました。大学時代も「○○マラソン」のような通信講座をバイト代をはたいて買って聞いていましたし、「駅前留学」もしていました。英語教材も書店でたくさん買っては読んだり、付属のカセットテープを聞いたりしていました。
でも、「英語が話せる」ようにはなりませんでした。
過去に似たような経験をしたことがある人、もしくは今現在似たような経験をしている人はきっと少なくないと思います。
英語ができるようになりたいと思い、本を買ったり、通信講座を受けたり、英会話スクールに通ったりしながら、時間を使い、お金も使い、エネルギーもそれなりに使っているのに、なかなか英語が話せたり使えたりするようにならなくて、歯がゆい思いをしている人は、日本中に結構存在していると思います。
2.[原因]「エネルギーのない英語」をインプットしても、身に付かない
その後、思い切ってアメリカの大学に留学して3年ほどケンタッキー州で過ごした経験や、日本に帰ったから仕事に役立てようとビジネス洋書を必死で読みまくった経験が功を奏し、今は英語を話したり使ったりすることができるようになりました。
改めて英語ができなくて苦しんでいたときのことを思い返すと、その原因はよくわかります。明らかな原因はいくつかあるのですが、そのうちもっとも大きなもののひとつは「エネルギーのない英語ばかりを一生懸命インプットしていたから」というものです。
言葉はエネルギーがあります。
エネルギーがたくさん含まれている言葉は、人の心に届きますし、頭にも定着します。情熱のこもったスピーチが人の記憶に残りやすいのはこのためです。
逆にエネルギーがあまり含まれていない言葉は、人の心に届きにくいですし、頭にも定着しにくいものです。「教科書」の中の無機的な英語が、なかなか頭に残らないのはこのためです。
エネルギーが含まれている英語をたくさんあなたの中にインプットすれば、あなたの頭の中にその英語は定着しやすいですし、やがてあなたの口から出てくる英語もエネルギーのこもったものになっていきます。
逆にエネルギーが含まれていないテスト対策用の英語などをたくさんあなたの中にインプットしても、あなたの頭の中にその英語は定着しにくく、仮に頑張って定着させたとしても、のちにあなたの口から出てくる英語はエネルギーのない、無機的でつまらないものになってしまいます。
私は中学、高校、大学と、一般的なテキストからエネルギーのない英語をインプットばかりしていたのです。だからテストの点数はまずまず伸びたとしても、自分の口からエネルギーのこもった自分らしい英語がでてくることはなかったのです。
3.[解決策]「エネルギーのある英語」をインプットせよ!
アメリカに留学して、友人たちの「エネルギーのある英語」を聞いているうちに、次第に自分もエネルギーのある英語をしゃべれるようになっていきました。また、日本に帰ってきて起業してから著者のエネルギーがぎっしりつまった洋書を読みまくることによって、ますます自分の言葉として英語を使うことが普通になっていきました。
日本にいるうちは、インターネットを使ってエネルギーのある英語を聞きまくったり、洋書を買ってエネルギーのある英語を読みまくったりするのがやりやすいかもしれません。
特に「洋書を読む」という方法は、おススメです。なぜなら聞くよりも読む方がインプットのスピードが圧倒的に早く、インプットの量を短期間で多くできるからです。
洋書の多くには本の文章をそのまま読み上げた「オーディオブック」が存在しているので、まずは洋書から読むことでインプットしたあと、補助的にオーディオブックで耳からもインプットしていく、というやり方はなかなか効果的です。
さらに洋書の著者の多くはYouTubeなどで自分の講演の動画をアップしていたりすることが多いので、最後にそれらの動画を見て、目と耳から仕上げをしていく、という感じにするとすごく良いと思います。五感のうちの複数の感覚を刺激できるので、記憶が立体的になり効果が非常に高くなるのです。
インプットする英語を選ぶ際は「英語にエネルギーがあるかどうか」を重要な判断基準にしましょう。そして積極的にそういった英語をインプットするようにしましょう。
逆にTOEICの過去問題とか、教科書の英語とか「誰かに伝えたい」という気持ちがこもっていないエネルギーのない英語はさけるようにしましょう。
英語エネルギーが感じられれば、最初のうちは細かい意味なんてわからなくたって構いません。著者やしゃべり手の「エネルギーを体感する」ということを意識しておけば、楽しいので継続しやすいですし、楽しく継続すれば効果は出やすくなるのです。
あなたは誰の英語のエネルギーを体感したいでしょうか?
誰のどんな英語のエネルギーを自分の中に取り込みたいでしょうか?