経営者の多くは「時間がなくて英語の勉強なんてする時間がない」と言う。でも本当にそうだろうか?私は反対ではないか、と思う。経営者は「時間がないから英語の勉強をすべき」なのではないだろうか?
私は経営者や起業家は、英語を学ぶべきだ、と強く思う。
個人事業のレベルでこじんまりとやりたいだけならば、英語はいらないかもしれない。でも、そのレベルを超えて、もっと大きな範囲で社会や世界に貢献するような起業や組織に育てたい、と思うのならば英語を学ぶべきだ、と思う。
1人の頭脳には限りがある。どんなに経営者が真剣に考え悩み抜いても1人では解決策が見つけられない問題に直面することがある。そんなとき、英語が使えると「世界の頭脳」の知恵を拝借することができる。英語の本を読み、英語のブログを読み、PodCastでアメリカの有名コンサルタントの話しを聞き、YouTubeでアメリカのトップ企業CEOのスピーチを聴いていると、絶対に解決できないと思われたその問題の、解決アイデアがポンとひらめいたりする。
日本語の本からだって、そういう情報を得られるよ、と言うかもしれない。
確かに日本語の本だっていい本はある。
でも、やっぱり英語の本の方がいい本は多い。
これは揺るぎのない事実である。
英語を母国語とする人は5億人以上。日本語を母国語とする人よりも4〜5倍多い。さらに第二外国語として英語を使える人を含めれば、その数はもっとふくれあがる。マーケットが圧倒的に大きいので、良い本の数はその分多くなる。1冊本がヒットすると、それだけ大きな利益が得られるので、出版社は1冊の本に資金的余裕を持って準備できる。だから日本の出版社ではちょっとつくれないような、しっかりとした調査に基づいた、しっかりとした本ができる。
アメリカの映画界は、日本の映画界よりも広いマーケットで戦えるため資金が集まりやすく、いい映画が出来やすいのと、同じ理屈だ。
つまり英語が出来れば、日本語だけで情報収集しているよりも、圧倒的に質の高い情報を収集することが出来る。
集めた情報の質が、即経営の質に直結することは、少しでも経験のある経営者なら、誰でもわかることだろう。
英語を勉強するのは時間がかかるし、大変。
そう言うかもしれない。
でも、よく考えてみて欲しい。
経営に関わるあらゆる情報を自分の頭と自分の経験だけで全部イチから考えだす方が、よっぽど時間がかかるし、大変である。それを考えたら英語を勉強した方が、まちがいなく手っ取り早い。
英語は5年も勉強すれば、かなり読めるようになる。
ソフィーで勉強すれば1年もみっちりやれば、ものすごく読めるようになる。
とりあえず読めるようになれば情報収集にはかなり使えるので、英語を道具として使う経営者になることができる。
もう引退間際の経営者なら、やる必要はないかもしれない。
でも、あと10年以上、経営をやろうと思っていて、しかも、もっと良い経営をしたいと思っているのなら、やらない理由はない、と思う。